elude丸

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アニメ「Selecter」がNetflixで公開する他のコンテンツとは異なる理由

   


Netflixで公開されている「Selecter」は異なる理由で公開されている

アニメ「Selecter」はカードゲーム「WIXOSS」の世界観を使ったアニメーションで
2014年に放送され、その後第二期までシリーズが制作され、2016年には劇場版も控えている作品

anime_selecter_wixoss

そんな「Selecter」がSVODのNetflixで公開されている。
私の記憶だよりではあるが、確かNetflixサービス開始時から公開されていたように思う。

さて、そんな「Selecter」。テレビ放送されたのは2014年で去年の作品。
正直、SVODで取り上げるには早いように思う。
というのも、SVODで公開してはアニメDVDの売上が見込めなくなり
DVD売上がアニメーションのメイン収益と考えるとしっくりとこない。

そこで、私の推察ではあるがどうしてSVODで公開されているのかを考えてみた。
理由は簡単だ。アニメ制作を行った会社ではなく
権利をタカラトミーが持っているからだろう。
では、タカラトミーが持っているとどうしてNetflixに公開されるのか?

アニメ「Selecter」はタカラトミーが持っているから

その前に世界観でもある「WIXOSS」について話をさせていただきたい。
「WIXOSS」は2014年から販売が始まったカードゲーム。
正直、カードゲーム市場はこちらの記事を引用させて頂くと

2014年カードゲーム業界の展望とブシロードの戦略

2012年4月に市場規模が頂点になり、2012年3月期のTCG末端の市場規模は1000億円を達成しました。翌、2013年3月期は約850億円、2014年3月期は現状のところ、約760~780億円が予想されております。

との事。そこそこの市場規模はあるようですが、ユーザー層からは飽きられ始めているのか
それともコンテンツの飽和状態がもたらしているのかは判断がつかないが
2012年から下降傾向にある市場と言えます。

そんな市場に新参者として始まったのが2014年から販売された「WIXOSS」なのです。
実際、カードゲーム市場はすでにある程度の棲み分けができており
ユーザー層は複数のカードゲームを遊ばないと判断できる。
(カード買うにも資金が必要なので、複数のカードゲームを掛け持ちするのは厳しいという判断)
そこからも分かるように「WIXOSS」としては
どうしても知名度を上げる必要があり、そこで考えられたのが「Selecter」というアニメである。

そう考えると「Selecter」に登場するキャラクターにも頷ける。
キャラクターとして登場するのは少女ばかりで、現代的な悩みを持って葛藤し重厚なストーリーが展開する。
これまでのカードゲームを題材にしたアニメーションとは一線を画している。

つまり、「Selecter」というアニメは
カードゲーム「WIXOSS」を宣伝するためのアニメーションとして制作が始まったのです。

だからこそ、SVODであるNetflixにも公開されているのです。
Netflixで視聴したユーザーもまた、カードゲーム「WIXOSS」を宣伝するべく
考えているからこそ承諾されている訳です。

別製品を売りための宣伝としてのSVODへの展開はあり?

しかし、この「宣伝としてのSVODへの公開」は個人的にはアリだと考えている。
確かにアニメーション制作会社としてはDVDが売れないことには
儲けられないだろうが、今回のような場合、それを見越して契約金等は余分に与えられているだろう。

そう考えた時、Youtubeやニコニコ動画などで無料で配信するよりも
SVODのNetflixなどで公開した方が、SVOD会社との契約料も入りより良い儲けへと繋がるのではないだろうか。
つまり、コンテンツを集めたいSVOD会社と宣伝を行いたいアニメーション配給元。
それぞれの狙いが両方とも叶えられる「WinWinな関係」となっていると言える。

こういう形の使い方は今後増えてくると言える。
実際、Youtube上で「モンスターストライク」のアニメが公開されており
増える可能性を示唆しているのではないだろうか。

しかし、効果が伴っているのか。少々検証を待たなければならないだろう。

 - VOD, アニメ