elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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秀逸な広告文というのは、その一言で様々に言いたいことをカバーする

   


面白い広告はそれだけで色々な欲求をカバーしうる

先日、梅田駅近くを買い物ついでにブラブラしている時
面白い広告文を見付けて、思わず立ち止まってからのパシャリ。それが下のツイート。

しっかりとした広告でありながら広告文のみで見せてくるスタイルなのも意外と惹かれた。

通常なら、ここに商品のサンプル画像を載せ
どれほど美味しいのか、どれほど丹念に作っているのか
凝縮された製法の秘技。そんな謳い文句を散りばめ
せっかくのデカデカとした広告をより良く見せる方法を取る所。

なのに広告文というシンプルな作り。
意外なほどにシンプルだからこそ目を引かれてしまった。とも言える。

元ネタはフジテレビ系で特番として放送されることがある
人志松本のすべらない話」であるのは間違いない。

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その有名な「すべらない」というフレーズを使って
ユーザーへと訴えてくる内容。

実際、うえで挙げたように「美味い」や「丹念な製法」などは個別の事柄を表す。

「美味い」は「味」
「丹念な製法」は「技術」
「老舗の味」は「深み」

それぞれユーザーが思い描く受け捉え方は
それらに関連した言葉で集約される。
味覚を刺激される人も入れば、飾りの華やかさから視覚を刺激される人もいる。
ユーザーそれぞれに思い描き、購買するときの欲求が異なってくるのは当たり前
なぜなら、その土産を手渡す相手が異なるのだから。

仕事場の同僚であったり、家族であったり、遠い親戚や
はたまた契約先のご機嫌取りかもしれない。

そうなった時、上記の個別の事柄を取り上げる文言では
ニーズを絞り過ぎる可能性もあるわけだ。

そんな時に「すべらない」というキーワードが活きてくる。
そして、何に対して「すべらない」のかを明言しないことでも活きてくる。
つまりこの広告文ではどんな状況下のお土産でも
渡した相手が満足できるほどのお土産ですよ。と高らかに明言している。
それだけの自信があると共に、覚悟もあるわけだ。

広告文において、美味しいや安い、品質重視。なんて文言は
誰の目にも刺さらない。理由は簡単だ、ユーザー自身が
そういう文言に見慣れ、進化し、勉強し、そして同時に嫌気が差しているからだ。

私なりに広告文の事を考えた時、今後主流になってくるのは
上記で取り上げた広告文のように

一度、広告文を見てもらい。自分のこころの中で
その意味や、欲求を想起させる広告文こそが、今の時代にマッチしていると考えている。

とは言え、他の文化の流行と同じように
この考えもまた、後々廃れていくのは考えられる。
いや、もしかするとすでに廃れが始まっているのかもしれない。

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