elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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海外で青年向けアニメが排斥されるのは、選択する文化がないからでは?

   


海外から見る日本文化というコンテンツは大変興味深いのでじっくり読んで欲しい

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アニメ!アニメ!ビズ」という
アニメやゲームなどをビジネス視点から取り上げたサイトで面白いコラムを今年読んだので紹介させて頂きます。

マンガはなぜ赦されたのか –フランスにおける日本のマンガ- 第1回「はじめにアニメありき」

フランスの現状を紹介すると共に、実際に現地で見られている
アニメ作品について言及した記事で、現地の現状を知ることができる良記事である。
大変綺麗にまとめられていると共に外国の状況を知ることができ興味があるなら読んでみて欲しい。

さて、そんな中で昔から言われていることだが「海外ではアニメは子供が見るもの」
という現状が今回のコラムを見ると確認することができる。
では、どうして日本では大人も楽しむものとなっているのだろうか?

そういうことにはコラム中で言及はされていなかったので少々考察をしてみたく思う。
とは言え、「文化」と言えるものを考察するのは難しい。
なのであくまで個人的推察であることはご了承頂きたい。

紹介したコラムでも書かれていたが、アニメや漫画などはフランスでは児童向けに表現を抑えた作品となる傾向にあり
スプラッター表現などは嫌煙される。
そこには子供への悪影響を鑑みて厳しく世論が動き、排斥運動が起こる危険性がある。

この点は日本とは大きく異る。
どちらかというと見る方の選択として認められていて
あまりにも激しい内容でないかぎり、ある程度の与奪は与えられているように思える。

では、どうしてこういう違いがあるのか。一つに言えることは
国を支えている大人たちの幼少期から青年期に受けた影響の違いではないかと思う。

子供たちに選択権が与えられていないというのは健全なのか?

実際、海外の映画やドラマなどのスプラッター表現が規制されず是としないのは
「大人たちの中でもそれらを楽しみたい」という欲求を持った人間がいて
それらを排斥することなどできないからだ。独裁政治ではないのだから。
大人になれば、それらスプラッター表現を見る権利が与えられている。

そんな話を子供へと当てはめると、子供たちに番組を選択する権利が与えられていない、と言えるのではないだろうか。

当然だ、幼少期にスプラッターな血みどろで臓器が飛び散り、脳髄撒き散らすような作品など見せられない。
とは言え、それは幼少期の話であり人は成長していく。やがて精神が成長し分別できる頃合いが来る。
人によっても違うので、10代中盤から後半ぐらいに掛けて、大人な世界に興味が出始める。

欲求を満たす作品を海外の状況で考えた時「アニメ」という選択肢は与えられていない
なぜなら、「アニメは子供が見るもの」という概念があり
表現の自由を奪われた状況では「アニメからの卒業」を余儀なくされる。
そして、実写の残忍な映画に興味を持つことにつながっているのではないだろうか。

簡単に言えば日本国内では
「幼少期向けアニメ」から「青年向けアニメ」という次のステップが日本にはあり
そのステップの先にドラマや映画へと興味や知的好奇心の広がりがまっている。

だが、海外の場合
「幼少期向けアニメ」というステップの先は「青年向けアニメ」ではなく
実写ドラマや映画へと移行せざるを得ない状況に置かれているのではないだろうか。

なので「アニメは子供が見るもの」というのは社会的な構造自体が作り出していると言える。

日本のアニメーターは世界を相手に勝負することができないのか?

では、この状況に手をこまねくしか無いのか。
日本のアニメーターは海外という市場を捨てなければならないのか。

一つ出来ることと言えば、積極的にSVODへと参加することではないか。と考えている。

SVODの一つの「Netflix」ではしっかりとしたレーティング設定が行われており
テレビ視聴をユーザーが選択できる権限を与えられている。
細かな年齢制限設定がされているから子供が見れないもの青年は見れるもの
が入り乱れていても問題となることが避けられる。

先に紹介した問題点というのは、地上波やケーブルテレビでの無差別による垂れ流し形式だからだ。
どんな視聴者がいるのかしっかりと把握できていない放送方法では
突発的な接触というものが考えられる。しかし、SVODにはレーティングがコンテンツごとに設定されており
プロファイルを設定することで視聴可能コンテンツを選別することができる。

これで排斥される対象から回避することが可能であり
よりユーザーに面白い作品を提供する環境があると言える。

しかし、海外展開には翻訳などの、現地語対応などで予算がかかる。
日本は字幕文化がそれなりにあるが、海外は吹き替えがメイン。
吹き替えされていないだけで嫌煙されては仕方ない。
こうなった時、どこから予算を調達するのかはなかなか難しい。

卸値を抑えられるかもしれないが、NetflixなどのSVOD側でお願いする。
というのも一つの手かもしれない。理由はSVODは各国でコンテンツを買い付けており
まとめて複数のコンテンツで吹き替えを行えば出演料も抑えられるのではないだろうか

SVODなどで展開することで、文化を育てて行ければ「アニメは子供が見るもの」という
感覚がなくなり「青年向けアニメ」も需要が増やすことができるのではないだろうか。
そんな風に私は思っている。

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