elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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海水を使ってアンテナする技術。生まれた環境に起因すると知るべき

   


海水を使ってアンテナにする技術に感嘆する今日このごろ

面白い技術というのは、予期もしない発想から生まれてくる。
そんな面白い事例を紹介するニュースがあったので紹介したいと思う。

海水を噴射したらアンテナになる、三菱が海水アンテナ技術

実現させた技術は大変シンプルなものだ。
海水を使って水柱をあげたところ、電波を受信できる
アンテナに設計することができる。というもの。

horizon_sea

当然、技術の肝となっているのは
海水を飛ばすことではなく、海水が電波を受信したもので
絶縁ノズルによって受電する技術になる。

ポンプさえあればアンテナを構築できることから、鉄塔などの大規模な建築物が必要ないこともメリットの1つ。海水浴場などでFMラジオ局のアンテナとしたり、災害発生時に携帯電話の臨時基地局のアンテナにしたりする、といった用途が期待されている。

これは大変良い技術と言える。例えば、離島などではどうだろう。
瀬戸内海などなら問題もないが、東京にある小笠原諸島などでは
こういう技術も利用できるのではないだろうか。

もしくは外洋などで日本から遠く離れたところの洋上などでの
利用なども考えられるかもしれない。

しかし、この技術。本当に面白いと思うのはその成り立ちである。

そこにあるのは若手も一緒に議論し発案できる空気感

記事の最後には
「若手が思いついたアイデア、「やってみたらできた」」
という小見出しが付けられ、この技術が実現された経緯を紹介されている。

月に一度、研究員がアイデアを出し合ったり議論したりする時間を用意しているという同社。今回の海水アンテナは、三菱電機の研究所の若手による「海水って電気が流れますよね。アンテナにできないですかね」という一言から検討がスタート。「やってみようか、で、やってみたらできた」(宮下氏)という

私はこの姿勢が何とも大手らしからぬ。
いや、大手だからこその懐の深さ。を感じさせられた。

どうしても会社というのは、権力を得た人間ほど
社内での発言権がモノを言うようになり
上司が立てたプロジェクトしか稼働しないようになりがちだ。
特にトップダウン型の会社経営をしていると
社長だけに立案権があり、それに沿った形で社員が動くようになる。

とはいえトップダウン型を批判している訳ではない。
だが、研究は新しい技術を開発する。というのには
正直こういう考え方はなかなかに向かない。
理由はトップが「天才」と呼べる人材でなければならないからだ。

それを踏まえて今回の三菱電機が取ったのは研究員がアイデアを出し合い
議論する時間を用意し、より活発な化学反応を起こそうとする姿勢が良い。
そして、そんな中で飛び出したのがこの技術だ。

閃きは様々な要因で起こりえる。
あとはそれをどうやって現実化するかであり
それに対してゴーサインを出した、この社風に私は面白いと感嘆している。

少し前にSONYの面白いプロジェクトを紹介した。

ソニーの”First Flight”という試みに私は目を輝かせて期待を寄せる
ソニーストア大阪にて”First Flight”の商品を見て触ってきた

ソニーが行っている「Fist Flight」という試みを紹介したもので
アイデアを持っている若手に対して
アイデアを実現させるための資金集めをクラウドファンディングで行え
というもので、大変おもしろく、意欲的なアイディアを集めた
コンテンツがいろいろと公開されている。

会社として資金がなかったとしても、こういう形で
今では様々なところから資金を集める方策がある。

コレとは別に「グリーの現状」について紹介した記事があるが
そこで、全社員統一企画書勝負なんて紹介したが
その考え方は、上記のいずれにも親しい物がある。

アイディアの始まりは閃きだと私は考えている。
何気ない時に突然降って沸いたように閃いたりする。
それは遊んでいる時かもしれないし、風呂に入っている時かも
異性と楽しく過ごしている時かもしれない。
そして、その閃きはさまざまな人が確率的に持ちあわせているもので
社内権力を持っている人だけが持っているものではない。
そう考えるのが自然である。

とは言え同時にこうも言える。若手だから持っている訳でもない。
老齢であろうと、仕事ざかりであろうと
閃きは訪れるもので、若手だけを擁護している訳ではない。

研究や新しいものを作ろうとするとき
それは間口を狭くし過ぎないことも一つの手立てなのではないだろうか?

まあ、間口を広げすぎるのも良くはないw
ただ煩雑になりがちだからw

 - ヨモヤマ