elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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使えない上司は部下からの指摘を怒りで返す。これはただ自分の矜持を守る残念な行為

      2017/04/27


使えない上司は怒りを爆発させるかどうかで判断できる

先日、とあるドラマを視聴していたのだが
そこで展開された話が、私個人的には納得出来ない部分があったので
あえて「そうじゃないんじゃない?」ということを語ってみたいと思う。

ドラマでどのような展開だったのか紹介させて頂く。
ドラマのヒロインの家で開かれた宴会の席でヒロインの父親が
とあるビジネスシーンでの自分の対応を誇らしげに語り始める。
それは、上司がプロジェクトの期日を間違え、仕事が遅いと呼びつけた時のことだ。
ヒロインの父親は上司へと会うなり土下座し仕事が遅れてしまったことへの謝罪を行った。という話。
上司が間違っていたのは確かだったのだが
そんなことを言った所で、上司に恥をかかすだけで何の解決にもならない。と言い
自分が恥をかくことで容易に解決できる。という話を誇らしげに語っていたのだ。

anger_man

よくあるビジネスシーンではあるが、私はこれを是としない

まあ、確かにビジネスシーンではよくある話だと言える。
上位職についていたとしても、所詮人は人だ。
ミスもあれば、大きなポカをすることもあるし、色々と踏み外す人もいる。

しかし、私個人はこう思っている。
人はぬるま湯に入り続けると、それは惰眠を貪るだけの存在になる。と
何か新しい刺激を求め、新しいことを始め続けないと
自然と人は退化し劣化を始めてしまう。

確かに上記の場面でヒロインの父親が取った行動というのは
ビジネスシーンであれば、ビジネスマンとしては誇れるかもしれない。
しかし、会社全体で考えた時、上司の劣化を下支えしているのは
なあなあでイエスマンばかりのこういう部下たちなのではないだろうか。

上司はその場面では恥をかかなかったことになり
ある意味でメンツを保つことができ、救ったのかもしれない。
しかしその結果、その上司をぬるま湯に浸からせることに繋がり
上司の劣化を促進させているだけではないだろうか?

上司や先輩は後輩を育てる責務がある。
それは仕事を覚えさせることで、自分の仕事が楽になったり
会社に貢献できることで、会社を大きくし給料がよくなるなどの狙いがあるからだ。
人間として、他人へと自分の技術を伝播することで「よく育てた」と認められ
褒められて交感神経が刺激される。という利点もある。

しかし、今回の事例は「部下から上司へ」という逆の構図を要してはいるが
構図を簡素にすると、「自分から他人への伝播」というのは何も変わらない。
そこに人間社会のルールが乗っかっているだけでしかない。
つまり、「部下が上司を育てる」というのもあって良いように思う。
その時、この部下は上司を的確に育てていたのだろうか?

そんな簡単に部下が上司を育てるなんてできるわけがない

とは言え、そんなことは理想の産物でしかなく。
部下にぐちゃぐちゃ言われて自分の行いを正す上司などそうそういるものではない。

しかし、部下や上司などの縦の関係などなく。
部下からの叱責も甘んじて受ける業界というのは存在する。
それは「お笑い業界にいる芸人達」である。

お笑いというのは、参加している全員で作るものであり
時として部下である後輩芸人が、上司でもあるMCや先輩芸人・師匠クラスなどを
叱責したりツッコんだりすることで、爆発的な笑いが生み出すことに
集団で参加する企業や会社と同じだと言える。

では、どうしてMCや先輩芸人達は
後輩からの鋭いツッコミに対しても甘んじて受けることができるのか。
それはひとえに目標を見誤っていないからだと私は分析している。

つまり、彼らが目標とするのは人々を笑わしたい、大きな爆笑を取りたい。
その1点に集約されており、そこを見誤っていないから
後輩からのツッコミにも笑って済ますことができるのだ。

そう、考えた時。後輩からの指摘などで
自分の矜持を傷付けられ、怒りを覚え苛立ちを爆発させているような上司は
会社の事を考えておらず、ただただ自分の保身しか求めていない「使えない上司」
と言っても過言ではないだろう。

上司はよく覚えておいて欲しい。上司だけが部下を見ているわけではない。
部下もまた、使える上司・使えない上司を見極めており
信頼できる相手なのか、信頼できない相手なのかを見定めている。ということを。

 - ヨモヤマ