elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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椅子が整頓する技術。しかし私は企画力にこそ賛辞を送りたいと思う

   


日産が公開した自動で整頓する椅子は企画力にこそ賛辞を

日産が発表した自動で整頓する椅子が大いに話題になっている。
まずはどんなものか、動画を観てもらうと話題に上がる大きな理由が見えてくる。

動画では整頓を必要とする人間が部屋の中で「拍手」を鳴らすと
まるで透明人間が座っているかのように椅子が自然と動き始め、定位置へと戻っていき
なんとも見事に整列され、定位置へと収まる。

どういう構造になっているのか、というと
部屋の中に幾つかのセンサーを取り付けられており
その情報と、椅子それぞれに取り付けられた機器から位置を認識し合い
定位置までの順路を割り出して自動運転で移動を行う。というものだ。

この動画、凄いのは誰が見ても明らかだ。
しかし、私個人は違うところに凄さを感じている。
それは「椅子へと視点を向けたこと」に対して凄いと関心している。

何がそんなに椅子に視点を向けたことが凄いと感じたのか

see_Chair

今回、日産という車の会社がどうして?と思うだろうが
ここ最近、運転補助機能が大きく技術開発が進んでおり
さまざまな自動車メーカーが開発を進めている。

そう言った運転補助機能のデモンストレーションとして
または日産の技術の高さをPRするための動画。として側面が強い。
と個人的には見ている。

しかし、今回の場合。他の技術を使ってもよかった。
街のミニチュアを作り、そこにラジコンカーやミニチュアの車などを置いて
今回のような方法で自動運転を成功させる動画でも良かったはずだ。

だが、日産が今回選んだのが「椅子」
日頃から仕事をする多くの人が座り、日頃から勉学に励む学生が座るもの。
いろいろなユーザーが日々お世話になるものと言える。
でも、どうして椅子だったのだろうか?

そこには「あったら良いな」という機能を実現することで
多くのユーザーから反響がもらえることをしっかりと分析し
理解している人が担当していると伺える。チョイスだと推察できる。

「あったら良いな」は日常的にユーザーが不満を持っているが
結局のところ日常生活には必要ではないため、日常の忙しさに埋没されてしまう不満のこで
わざわざなくても、別の方法でなんとかなることがほとんど。
しかし、そこに視点を置いて切り込んだことで私は素晴らしいと認識している。

つまり、日産が作った椅子は会議終わりだったり、就業時間後だったり
椅子を戻すこともせず、立ったら立ったママでその後を通ることも考えていない
そんなことに不満を抱きつつも、結局のところ「どければ良いや」
で解決してしまっていたことを見つけ。
これを実現できれば、より多くの人から共感できる。そういう狙いがあったのは間違いない。

そういう部分を考えずにやっていたというなら
ある意味で天才と言うのかもしれない……。

今回の動画、確かに素晴らしい技術であり
それを実現させた技術者の凄さは大いに拍手を贈りたいと思う。
しかし、その裏に隠れている企画立案者に私は盛大なる賛辞を贈りたい

技術が凄いと誉を受けるが、椅子という部分に着目し
椅子というものに新しい価値を与えて、新しい発見を魅せつけた
企画立案者は素晴らしいと私は考える。

 - ヨモヤマ