elude丸

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PS4「Division」まとまったゲームながら尖った部分がなく当たり障りのないTPS

      2017/05/26


アメリカらしい。が、日本では起こらない国民性で共感できないゲーム

Ubisoftが送る大型オンラインRPG「Division」をクリアしました。

divison_ps4

全体を通してはよくまとめられており、それなりに楽しめたゲーム。という印象はあります。
友人にオススメするのか。というと、まあオススメして一緒に遊ぶことで
楽しい時間を共有することができるのは間違いないと言えます。
しかし……。個人的には……。詳しくは後半で紹介したいと思います。

ゲームとしてのストーリーはこうです。
「ブラックフライデー」というアメリカで最もお金が使われる季節に事件が起きます。
「ブラックフライデー」に合わせて、お札に染み込まれた天然痘ウィルス「ドルインフル」が使用され
人から人へと感染しマンハッタン全域を死の淵へと落としてしまいます。
非常事態宣言が出された街に各地から駆けつけて治安維持に駆り出さるのが
「Division」のエージェント達。その1人として、プレイヤーが街へとやってきました。

有名なマンハッタンの街ではギャングやクリーナーと呼ばれる焼却部隊など。
敵対勢力が闊歩しそこら中で戦闘が起こる可能性が秘めています。
無秩序とかしたニューヨークという街を歩く世界観は圧巻です。
やはり、最初に驚かされるのは「ニューヨーク」という街の作りこみに対する驚きです
……まあ、ニューヨーク自体に行ったことがないので実物を知らないので比べようがありますが
それでも有名ドコロは大変うまく再現されており、ちょっとしたニューヨーク観光が楽しめるゲームと言えます。

ゲームとしてはFPSではなく三人称視点の「TPS」のシューティングということもあり
街のあちこちには、カバー用と言える乗り捨てられた車や進入禁止版、物資補完箱など。
いろいろなものが設置されており、カバーする状況には困ることはありません。
先にも紹介したように敵となる集団が闊歩している状況を実現させるため
どこでも戦闘ができるようにカバーする物体が多く置かれているのだと思います。
しかし、物があふれる町並みは同時に清掃されていない。
インフラが機能していないニューヨークと言う街を演出しており
危機的状況であることをユーザーへと見せつけてくれる演出として生かされています。

そんなニューヨークをオープンワールド化したことは凄いと率直に思えます。
オープンワールド化したことで敵対勢力が積極的に、多方面から攻め込んで来るように設定されています。

つまり、一方からの攻撃だけにカバーを使うのではなく
現在のカバーを横に回り込んで、サイドアタックに対処したり
カバーを乗り越えてバックアタックに対処し、時には後退して新しいカバーを利用する。
などと、自分自ら積極的に動きながら戦闘地域を構築しないと
なかなかに思い通りの戦闘ができないことが少なくありません。

最初の内、これに慣れることができず。
ショットガン持ちに接近され、結構辛酸を嘗めさせられた経験があります。
そういう意味では緊張感があり、オープンワールドという形を
上手く使ったゲーム性になっていると言えます。(とは言え、一部ミッションなどは異なります)

戦闘において重要なスキルと武器の選択。そしてレア武器など

そんなゲーム性を支えているのが2つ装備できるスキルにあります。
回復系のファーストエイドや継続回復してくれるサポートステーションなど。
攻撃系の粘着爆弾やターレット、追尾マインなど。
補助系にはシールドを展開したり、カバーを作ったりできる戦闘補助など。

それらスキルは「Division基地」にて付け替えたり、拡張したりができます。
もちろん初めからすべて使うことはできず、機能拡張によって使える数が増えていきます。
積極的に開発を進め戦闘を有利に進められるスキルを多用することをオススメします。

他にもタレントやParkなどがあり、選択の違いによって様々なプレイを楽しむことができるように
ユーザーごとの個性が活かせる設計がされています。

ゲーム内に登場する武器は、アサルトからサブマシンガン
ショットガンにスナイパー、ライトマシンガンなど。
各種が揃えられており、好みで選ぶことができます。
銃弾は種類ごとに分けられているので、同じ種類の武器を選ぶと弾管理が大変になるので
アサルトとサブマシンガン、ライトマシンガンとショットガン。など
複数の武器を使い分ける方が戦闘は楽になると言えます。

武器や装備品はハクスラゲームのようにレア度が設定されており
レア度の高い武器になると、専用のタレントを持っていたりします。
タレント性能としてはリロード速度の向上や敵アーマーを破壊しやすくなったりなど
さまざまな恩恵を受けることができ、レア武器を求めてミッション周回する楽しみもあります。
ミッションボスなどが結構落としてくれるので。

戦闘で個人的に面白いな。と感じるのは、やはり積極的に敵勢力が動くことです。
タンクタイプの敵がジリジリと間合いを詰めながら銃弾の雨をばら撒き接近してきたり
ショットガンを持ちがまっすぐ突っ込んでくる。というストレスをユーザーへと与えてくれます。
緊張感が伴うが、程よいストレスのおかげで、それらを凌いだり、打破できた時の喜びというのは
大きなエッセンスとなりゲームプレイを盛り立ててくれます。

ゲームとしてはパーティープレイ(PT)を組むことができるので
エッセンスのおかげで、PTが助け合いながら戦うことを余儀なくされます。
時には回復させながら、蘇生などをしながらクリアする楽しみは十二分に感じられます。

「Division」で感じる不満点はバグ。だが、それだけではない

プレイするなかで問題と感じたのはやはりバグの多さです。

ツイートしたように何度かマップのハマりに見舞われたことがあります。
時間経過で所定位置へと戻される。という補助設定があるのはあるが……。
まあ、オープンワールドということで、QAチームもすべてに対して
調査することも出来ていないのかもしれない。最近のゲームにしては多かった印象を感じました。

あと、やはり気になったのは移動が基本「徒歩」というところ。
ミッションやサブミッションへの移動は徒歩以外に用意されていない。
徒歩の不満としては、やはり移動が面倒。と思うでしょうがそれではない。
1番に面倒なのは「敵対勢力との遭遇戦」です。
特にミッションなど関係なく、街中を敵対勢力が闊歩しているため
街の辻などで遭遇し、問答無用でイチャモンを付けられることが少なくない。

別にこれが序盤なら問題にもならない。なぜなら敵は弱く簡単に排除できるからです。
しかし、高レベル帯となると敵が固くなり、わざわざ処理するのが面倒になってくるのです。
なるべくなら戦いたくないのに、上記で書いたようにイチャモンによって問答無用で銃撃戦の始まりです。
逃走という手立てもなくはありませんが……。
処理せずミッションなどに入ってしまうとそいつらが増援という形で
ミッション内に乱入してきて戦闘が激化。ということも起こってしまいます。
一応、ランドマークとなる、セーフハウスやクリア済みミッションなどは
ファストトラベルが可能ではありますが、地域が離れていることもあり徒歩の距離は長い。

最初に紹介したスキルに関しても思うことがあります。
スキルの中に「モバイルカバー」という、身を隠すためのカバーを設置できるスキルがあるのですが
正直、使いドコロがほとんどありまえん。なぜならカバーがなくて死にかけた。
ということがハードまでのミッション難易度ではなかったからです。
といのも最初に述べましたが町中にはカバーできるものが多く。ミッション中も多めです。
なので、適当なところに隠れることができるため必要ないのです。

そんなスキルだがどうにも偏りが多い。
PTなどでプレイしていると使うスキル、使わないスキルが偏っており
もう少しバランスがよくなるような設定調整をして欲しかったと言わざるを得ない。
問題になるのは使えないスキルが、使えなさすぎるという問題でもあります。

そんな「Division」というゲームだが総評はどうなのか?

これまでいろいろと書いてきたが、ゲームとしての総評としてはどうか
最初に紹介したがゲームとしては「まとまったゲーム」と表現できます。
RPG要素にレアドロップする武器、レベリングにスキルなど。
しっかりとまとめられ、遊べるように調整されている、と評価できます。

しかし、逆を言えば「飛び抜けたオモシロさがない」とも言えてしまいます。
MMO、RPG要素やレアドロップなども「Destiny」に先を越されており既視感しかありません。
Destinyを経験したユーザーからは目新しいオモシロさは伺えないと言わざるを得ません。
何も新しいことに挑戦しておらず、ドラマティックな演出などもない。
クリアしたあとについても「大団円」という風な演出すらなく
ただ無線で、適当な謝辞だけが流れてくる。という呆気無い終わり方をしています。

そんなDivisionの売りの一つとして
「ニューヨークをオープンワールドで再現」と開発陣営は言いたいことだろう。
しかし、オープンワールド化したことでゲームが面白くなるわけではない。ことを肝に銘じなければならない。
間違っては行けないのは、マップは所詮、マップでしかないという事実。
オープンワールド化したから面白いゲームになるわけではない。
作り上げたオープンワールドでどんな遊びを提供でき、どんな経験をさせるのか。が面白さに繋がるのです。

その点では、ECHOという事件発生を視認できるシステムや
通信が途絶したエージェントの足跡をたどる。
というミニイベントが街中に散らばっており、これらを絡めるのは面白い試みと言えます……。

しかし、そんなECHOは「バットマン アーカム・ビギンズ」にあった調査モードの
簡易縮小版と言えるシステムで、音声やホログラフによる状況しか見ることができない。
個人的には、バットマンにあった調査モードのように
事件の真相などへと迫れるようなしっかりしたものが欲しかったところです。

さて、話を戻してマップのオープンワールド化したことにおける問題もあります。
それはマップ環境がどこに行っても同じ。とい環境の変化に乏しいことが言えます。
FPSで有名な「コールオブデューティー」シリーズは世界各国を駆け巡るため
いろいろな環境化での戦闘を楽しむことができ、環境の変化によるワクワクも感じられた。
砂漠やジャングル、雪原に荒涼とした大事、そして市街戦。
しかし、今回は季節も固定され、ニューヨークという街に限定されたため。
すべてが市街戦で統一されてしまっています。

とは言え、ゲームとしては「まとまっている」訳で面白くプレイできない訳ではない。
簡単に言うなら及第点は得ていると言える。しかし、それ以上ではない。
それも「80点」以上という高得点ではなく、60点~70点ほど
楽しく遊ぶのならばPTは外せない。そう考えた時、PS4では「PS Plus」が必要となり
購入するならSteamなど別途料金がかからないものをオススメしたい。

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