elude丸

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VRが3Dテレビの二の舞いにはならない理由を推察する

      2017/05/12


3Dテレビというものがあったが、VRは同じ道を辿るのか?

2016年はVR元年。という風に言われているそうです。
確かに、VR系の機器が幾つか販売される予定が公開されており
PlayStation VR」も今年の秋ごろを目処に開発を進めている。と聴きます。
※2017年5月追記
実際、2016年の秋に販売が開始され、瞬く間に売り切れ。
その後の追加生産分もほぼほぼ秒殺の勢いで完売してしまうほどの盛況ぷり。

VRというのは新しい体験をユーザーへと与えてくれるだろう。
という期待を持っているからこそ「VR元年」と名をつけて迎えようとしているのだとは思います。

しかし、少々振り返ってもらいたいのですが
以前に「3Dテレビ」というのが名を馳せたことがあったことを。
専用の3Dメガネを装着することで、3D専用の映像コンテンツを視聴すれば
映像が浮き彫りになって飛び出しているような映像を体験することができました。
その当時は「3Dテレビは買いか?」と世間を賑わしていたものです。

この“立体感”なら3Dテレビは買い? ソニーが銀座で体感イベント

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2016年現在も3Dテレビは家電量販店の売れ行き上位に一台でも入っているか?

いいや、そんなことはない。今では家電量販店にならぶテレビの多くは
「4K」や「8K」を大々的に押し出しており、3Dテレビ対応など、ほとんど見なくなっています。
実際、最新機種として出たのは「2015年10月」頃で
すでに2016年現在で3Dテレビに関する需要は、低空飛行を続けていると言わざるを得ない。
※2017年5月追記
実際、その後。最後まで製造を続けてきたソニーとLGが
2017年は3Dテレビの販売を中止する」と発表しています。

そんな3Dテレビの末路を考えた時、VR元年として喜んでいる今の状況も
今後、どうなるのか不安に感じずにはいられないと言えます。
では、VRもまた、3Dテレビと同じ轍を踏むことになるのでしょうか?

勝手ながら推察とともに予測を立ててみたいと思います。

3Dテレビと異なるVRに待ち受ける未来

そこで、こんな記事を紹介致します。

子供向けマーケティング戦略はバーチャルリアリティが流行り:マクドナルド、コカ・コーラ、マテルの事例

コチラの記事は、提供した組み立て式のキットにスマホを取り付けることでVR体験を楽しめる
というマーケティング戦略に活かした事例を紹介している記事です。

スマホはすでに多くのユーザーが手に持っている通信機器であり
この紹介したマーケティングとしての参加条件は敷居が低いと言えます。
その上、提供するのは組み立て式のキットとVR体験できるアプリの開発だけ。
それなりの予算は掛かりそうですが、体験してみたい、という人の欲求の方が多く
マーケティング戦略として試してみる価値のある手法と言えます。

そんな紹介した「VR体験を提供するキャンペーン」
3Dテレビとは同じ轍を踏まない理由だと推察しているのです。

3Dテレビというのは、結局のところテレビとの連動が不可欠でした。
そのため、テレビ+3Dメガネという形は絶対だったのです。
すでに既存のテレビに追加で体験できるならまだしも
新しい専用のテレビを購入する必要があり多くの一般ユーザーからすると
導入へのハードルが高すぎたと言えます。

しかし、上記で紹介したマーケティングのように
VRは「スマホ」という代用品を使うことで簡易的ながらVRを体験することができます。
ここには大きな差があると私は見ているのです。
簡易ながらも体験させることができることが普及に繋がるのではないでしょうか。

というのも、3Dテレビを体験する場合には家電量販店などの
3Dテレビが置かれているところに行かなければなりません。
もしくは映画館などで3D上映されている作品を視聴するなどになります。
そのため、3Dテレビが脚光を浴びていた頃は、一番目立つ場所に3Dテレビが陣取り
3Dメガネを試着し、3D体験を促すスポットがどこでも見受けられました。

これには3Dは体験してもらわなければ伝わらない。というジレンマがあったからです。
3Dメガネを通してみるからこそ、その3Dの迫力という価値が伝わるのであって
外から眺めていたり、テレビで紹介されただけでは、その3Dの迫力は伝わってきません。

そのため、購入の可能性を持ってもらうためにユーザー数を最大化する目的で
目立つところで3D体験を促していたのです。しかし、その努力は報われず。
3Dテレビは大きな普及を見ることができなかった。

VRを体験するのに仰々しい機器は必要なく、スマホから始められる利点があった

対して、VRは上記で書いたようにスマホという代表品があることを示し
簡単なキットを付与することで、多くのユーザーが体験し楽しみを実感できたのです。
この安価によって体験できること、がさらなるファン層の獲得へと拍車をかけ
ユーザー層が波状的に広がりを見せていくと、やがて代用品では満足できないユーザーが現れるでしょう。
結果として、3Dテレビ以上にVR機器を購入するユーザーが増えていく
と、私は推察をしています。

一つの良い例として紹介したいのが
アニュビスの仮面のVRゲームとSEOとしての宣伝の妙
というボードゲームとVRを組み合わせた「アニュビスの仮面」というゲームがあります。
簡易なVR体験を取り入れたパズルゲームです。そこに隠された新しい観点は、大変面白く。
こういうゲームがVRのファン層をさらに広げていくことと考えています。

つまり、VRは一つのジャンルとして確立し
今後さらに広がりを持つだろう。と予測をするに至る訳です。

さてさて、これが本当に当たることなのか。
結果がでるのはVR元年から数年は必要となるだろう。
答え合わせができるのは「東京オリンピック」の頃かもしれません。

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