elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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ガラパゴス化する日本のコンテンツ。ネット利用はもっと早くできたのでは?

   


VODが世界を席巻することになり、国内だけで判断して良いのだろうか?

本当にコンテンツの権利に関しては私も同意見であり
今の時流となっているのは国内だけでどうこう
言っている時代ではなくなっていることに気付くべきだと思っている。

どうしてそんな意見になっているのか。
「境治」さんのこちらの記事を読ませて頂いたことに起因している。

このままでは日本のコンテンツ産業もガラパゴス化してしまう

日本が置かれている、海外とのコンテンツ産業について
人口増加のグラフを持ち出し、綺麗に紹介されています。
映像コンテンツ産業などに関わる皆さんは、是非とも読んで頂きたい。

そして、もう一つ関連した記事を紹介。合わせて読むと
なお、日本の置かれている状況が理解し易いかもしれません。

テレビ番組のガラパゴス化にはワケがある

記事内に書かれている一文を引用させて頂く。

映像のネット配信になると権利保持者が急に態度が硬化し、権利処理や配分とは別に「ネットには出したくない」と感覚的につっぱねる例も多く見られた

つっぱねると言葉を使われているが、権利者が抱く憤慨も理解できない分けではない。
なぜなら、何かにつけてネットは奪ってきたと言わざるを得ない。

turtle_Galapagos

まず言えるのは、テレビ局の収入源でもある広告主に関して、奪っていると言える。
ネット媒体に配信する広告は様々な情報を見れるため
より広告効果を測定しやすく、より効果的な広告が望める。
そのため、広告主はネット媒体へと広告費を回し始めている。
テレビメディアは前年比「98.8%」対してネットは「110.2%」
総額ではまだまだ及ばないものの順当に伸びを見せていると言わざるを得ない。

参考:「「2015年 日本の広告費」解説―インターネット広告費がリードし4年連続でプラス成長を達成

そして、同時にコンテンツの流出が度々発生している。
テレビで放送した番組が、その翌日にはネット上の動画投稿サイトへとアップロードされ
権利関係も無視して多くの人が閲覧できてしまう状況が
暫く野放しにされ、対応されることがなく、多くのテレビ局の頭を悩ませていた。

その上、最近の若年層はテレビ自体を見る習慣がなくなりはじめており
スマホ閲覧がテレビ閲覧に迫る勢いを見せている。
テレビ閲覧は「85%」だがスマホ閲覧は「80%」にも登っており
さらに今後この傾向が伸びていく可能性をグラフが示している。

参考:「10代におけるスマートフォン動画の接触率は80%でテレビと拮抗  50歳未満の半数以上がPC動画を視聴

このように数え上げれば憤慨したくなる気持ちも理解に難しくなぃ
「テレビとネット」の関係は激しい応酬されていたと言えるのかもしれない。

ネットを敵視するあまり意固地になっているのでは?

結局のところ、テレビ分野の人間がネットを良く思っていない
という風潮があり
権利関係の配信についても認めたくはない。という感情論だけが一端を担っている、のかもしれない。

だが、誤っていることは認識するべきだと私は考える。
ネットというのは善悪などそもそも持ちあわせてはいない
所詮は「ただの道具」でしかないのだから。

ド○えもんの「どこでもドア」というひみつ道具があるが
実際のところ、あれさえあれば様々な犯罪が可能になってしまう恐ろしい道具である。
しかし、所詮はタダの道具でしかない。使う人によって使われ方が異なると言える。

そうやってネットの世界も道具として作っていかなければならない

確かに、広告はネットの方が広告効果を把握することができ、試行錯誤に向いている。
だが、テレビにだって、それを可能にする方策ぐらいあるはずだ。
B-CASというカードを導入し、ある程度の視聴者情報は取れるし
テレビはネットを介して利用するユーザーも多くいる。

視聴率を計測している「某独占企業」が怖いと言うなら
独自にDボタンを使って、視聴者アンケートにて
年齢や性別、職業などを収集し、統計化すれば良いだけの話だ。

また、テレビ番組を無断で動画投稿サイトにアップされるという問題も
結局のところ、動画投稿サイトで視聴するほど
隠れたユーザーはいると認識し、ネット配信にて視聴者に答えよう。
という発想の転換を早めるべきだったのだ。

上記で紹介したように幾つかの対策を最近でとっているが
「遅きに失する」となっていると感じるのは私だけだろうか。

そんなテレビというコンテンツ配信に個人的に思うこと

ここから、少々個人的な持論になるが
正直、日本のドラマというコンテンツはすでに死に体となってはいないだろうか?
先日、今期の注目株のドラマの苦戦を伝えるニュースが流れている。

福山雅治サイドは蒼白? 「ラヴソング」の低視聴率に集まる懸念

苦戦ではなく、実は善戦なのかもしれないことを考えなければならないと私は見ている。

結局のところ、リアルタイムでわざわざドラマを見るのではなく。
何週分かをまとめてイッキ見することで濃密で楽しい時間を満喫したい。
というユーザーが多くなってきている。ということはないだろうか?

私、個人的にSVODを使うようになり、イッキ見することが本当に増えた。
スケジュールを立てて、ここから「二時間はイッキ見するぞ」と気合を入れ
お菓子に飲み物を用意し、携帯電話を切ってガッツリと視聴する。

バラエティなどはそういう要素はなく。ドラマは続き物のコンテンツであるため
続きが気になり、イッキ見という方法を取るようになる。
そう考えると、すでに毎週、毎週というものが重要でないように思えてきている。

となると、次に待っているのが広告だ。
イッキ見する人間は、HDDなどに録画してCM部分をすっ飛ばして視聴してしまう。
となると、広告効果は見込めなくなる

つまり、制作費を払ってくれる広告主がいなくなり死に体になる。というわけだ。
そういう意味でも、今の視聴率が望めないドラマ。というのは
広告主にはどう写っているのか。今後、どのようにドラマ制作が変わっていくのか
興味があると共に、ドラマ制作の現場の今後が気になる。

先にも書いたようにネットは道具であり、誰もが利用することができる。
それはつまり早くに参入し、一つのフォーマットを完成させたものから一歩先に行ける世界

こう考えた時、日本独特の保守的な考え方が
どれだけの弊害を起こしているかも理解することができるのではないだろうか。

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