elude丸

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社名を主要キーワードに変更するのはSEO・SEMの観点から正解か?

   


SEO的に社名を主要キーワードに変えるのはアリ?

SEO_sabaku

ちょっと、本職の方でこんな話を聞きました。

とある会社の事。この会社は何年もSEO・SEMを積極的に利用していたが
SEOではまったく効果がでない状況が続き、つい先日「ペナルティ」まで喰らう始末。
(まあ、ペナルティを喰らうような方策を続けてきた訳ですが…)
なんとか、主要キーワードで順位上昇を考えた社長が思いついたのが
会社名そのものを主要キーワードに社名変更をしようという案であった。

「会社名そのものを主要キーワードにする」とはどういうことか?

例えば、パナソニック。家電を主要キーワードとするなら
「家電製造のパナソニック」的な名前だと思うでしょうがそうではありません。
私が話に出しているのは会社名を
「パナソニック株式会社」から「家電製造株式会社」という名前にする。
という、トンでもない話なのです。
つまり、車を製造販売する「トヨタ自動車株式会社」なら。「自動車株式会社」となるわけだ。

この話を聞いた時。「馬鹿だなー」と真面目に、そして率直な感想しか出てこなかった。
(お客様ではないので、この感想でも問題ない)

どうしてSEO的に主要キーワードを会社名にするのが馬鹿なのか。

まず言えることはSEOとして主要キーワードだけが、流入を見込めるキーワードではない。
SEOを囓った程度の場合、どうしてもサイトの主要キーワードだけに注力してしまいがちだが
お客様がサイトへと入ってくる「流入」するキーワードと言うのは
主要キーワードだけではないことを知らなければならない。
Googleが提供している「Search Console」などで見極められる。

例えば、パナソニックは「家電」だけで検索されるわけではない。
「冷蔵庫」や「掃除機」など。様々なキーワードからお客様はやってくる。

さて、ちょっとここで基本的な話しを紹介する。
今回の会社の場合、元のドメインはペナルティを受けており
新しく社名を変更した時、ドメインも新しくする。
この時、2つの選択肢が存在する。

A.旧ドメインのデータを引き継ぐか。
B.旧ドメインをまったく引き継がない。

選択肢Aの場合、懸念事項は旧ドメインに発生している
ペナルティまでも引き継いでしまう。
ということは、これでは意味が無いので選択肢Aは無い

すると選択肢Bとなるが、この場合。これまで何年も積み上げてきた
SEOとSEMの流入キーワードを全て失うことになり、自社への流入量減少は避けられない。
さて、では変えてみて主要キーワードで上位を取るのはどれぐらい掛かるのだろうか?

また、確かに「○○鉄板加工」や「○○葬儀社」のように
主要キーワードを盛り込んだ会社名は少なからずある。
(実際、トヨタも。正式名称は「トヨタ自動車株式会社」なんですよね)

しかし、主要キーワードのみの会社名はあまり見られない。
それには、復数ある同じ業者との棲み分けができないからだ。
最も基本的なことだが「社名=会社のアイデンティティ」である。
そんな物を汎用的なキーワードにするというのは、会社としてのアイデンティティの喪失でしかない。
個人的にはそんな会社、信頼などできない。
なぜなら、明らかな宣伝を狙っており、人間的に言うと「チャラい」としか言えないからだ。

また、SEOという観点から言うと「社名=主要キーワード」にする以前に
もっと簡単で、労力のかからない方策がある。

例えば、元の会社名に不利なキーワードを含んでいて
どうしても主要キーワードで上位を取れない。と判断できるなら
主要キーワードのサービスを紹介するサイトを新しく立ち上げ。
現在の会社名のサイトはその管理運営会社という形で、分けてサイト化すれば済む話。
これの方が明らかに労力も少なく、SEOとしても効果的といえるかもしれない。
(本当にSEOとして不利益になる会社名があるのかは別問題)

SEOとして解説したがSEMはどうだろうか?

検索されたユーザーには様々な意志が存在する。
会社名を検索する人、主要キーワードを検索する人。
他にもそのキーワードについて知りたい人。などなど…。

この時、「会社名=主要キーワード」だった場合。
どんなユーザー意志にも検索連動型広告が表示されてしまい
無駄クリックは驚くほど増えてしまう危険が孕んでいる。

つまり、SEOで取りたいがために「会社名=主要キーワード」にしたのに
結局の所、クリックされるのはSEMの広告枠をクリックする人が多くなり
思ったい以上の予算を使ってしまう畏れが懸念できる。

これまでは「会社名≠主要キーワード」だった場合。
主要キーワードはSEMでコンバージョンを取り、会社名はSEOでコンバージョンを取る。
この場合、それほど予算を消化せずしっかりと棲み分けられている。
バランスの良いコンバージョンを取っていたと言えるのに、それを崩すことになる。

また、さらに二重に問題になるのは
主要キーワードというのは、どうしてもSEMとして高騰は避けられない。

高額キーワードとして紹介すると「保険 口コミ」では2,054円となっており。
この場合、1クリック(CTs)2,054円掛かることになる。
安いと思っている人もいるかもしれないが、SEMでは決して安くはありません。
CTsが「300」あるだけで「616,200円」となるのだ。
その結果、どれだけの人がコンバージョンしてくれるのか…。わかったものではなく
思った以上の広告費を捻出させられるだけとしか言えない。

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