elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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海外への漫才の輸出。その突破口となるのか、オモシロ取り組みが始まる、かも?

      2018/05/21


Netflixが「火花」の独占配信を獲得した理由

Netflixが独占配信するドラマ「火花」がそろそろ来るそうです。
それに合わせて、興味深い記事が上がっていましたので
紹介すると共に、あーだこーだ言いたいと思います。

実写「火花」なぜネット配信?

3つの決め手があったことを明かしており、それぞれが興味深いので取り上げてみます。

1つ目が「クリエーティブファーストの概念」だという。さまざまなオファーが舞い込む中、Netflixには“条件”がなかった。

この考え方というのは、Netflixが海外資本の会社であるから「向こう」の契約仕様であると言えます。
日本のドラマ制作では、何かと独自性を入れたくなり
「原作レイプ」なんて言葉も生まれるほど様々な要素を追加され
別の作品に仕立て上げられドラマ化されるようなことも多々起こりえます。

そういう意味でも、「クリエイティブファーストの概念」というのは
海外ならではなのかもしれません。
というのも映画制作などでは脚本家や監督に権利はなく、一番偉いのはスポンサーなのです。
スポンサーが気に入っている人間は使われますし
気に入らない人間は、製作途中だろうと容易に落とされます。

そういう業界で広く受け入れる努力を行ってきた会社だからこそ
制作への口出し等は行わず、「配信環境」という自社でできる部分にだけ
拘った対応を行うことに徹底しているのかもしれません。

海外で受けるのか「漫才」という日本独自のコメディー文化

2つ目には、よしもとの「海外戦略」がある。現在、Netflixは世界190カ国をカバー。インドネシアで人気となったCOWCOWの「あたりまえ体操」など、社を挙げて笑いの国境越えを目指しており、山地氏は「2人がマイクの前でしゃべるだけの職業があることが世界に伝わっていけばいい。“マンザイ”を世界に出していく窓口になってほしい」と期待する。

実は個人的にこの二つ目が気になっていたりします。
記事内でも書かれていることですが「漫才」という文化は日本独自です。

manzai_Microphone

当然世界各国でコメディはあるのですが、その文化が大きく事なるのです。
例えばアメリカ。当然、コメディーは多くの需要がありNetflixなどでも
独占タイトルとして向こうのコメディアンが披露するステージを配信したりしています。

ですが、アメリカのコメディアンの種類は「スタンドアップコメディ」と呼ばれ
ステージ上にはコメディアンが一人で立ち、あーだこーだと政治や時流などを
面白可笑しく茶化しながら笑いに変えていくのが主流です。
他にもコント形式のものがありますが
二人で立ってお笑いを取るという「漫才」のスタイルはありません

だからと言って、漫才がアメリカで受け入れられない。という訳ではありません。
昔に「テンダラー」という関西で活躍している芸人さんがアメリカのラスベガスで漫才を披露。
というドキュメンタリーを見たことがあるのですが
小さな会場ながら海外の人たちが大いに笑わせていました。

アメリカで英語漫才による単独ライブを成功させたテンダラー、年明けからは“JAPAN TOUR”を全国7都市で開催!

こういう事情から察するに、コメディを楽しむ風土としてはしっかりと形成されており
アメリカでも漫才は受け入れられることは可能だと考える訳です。

とは言え、幾つかの問題点が考えられます。
ボケとツッコミという役割をしっかりと認識してもらうと共に
ツッコミの一つである「頭を叩く」という文化がないことも懸念すべきこと。
そして、文化的背景をネタにした内容はまったく受けない可能性がありえます。

とは言え、そこは海外に住んでいる日本人や
海外から日本へとやってきた外国人の方々などを取り入れ
海外向けの漫才を作っていくことで「漫才の輸出」は可能だと私は推察する訳です。

そういう意味でも、Netflixをパートナーとして選んだ
吉本興行には「よく選んだ!」と褒めてあげたいです。

最後に三つ目が

3つ目は「ビジネス的なメリット」が大きかったこと。Netflixには「配信の権利」だけを渡す契約で、よしもとはパッケージ化など今後の展開においてハンドリングをしやすい。

やっぱり、「配信の権利」に執着したことで自分が得意とする分野だけに
固執したことが大いに影響しているのだろう。

対して版権元である吉本としては
少し前から芸人を使って映画監督作品を作っていたことから
コンテンツのパッケージ化による収益に対する「旨味」というのも
十分に知っていたことだろう。そう考えるとすべての権利を要求してこない
Netflixというのは吉本にとって良いパートナーである。と言えるのかもしれない。

こういう部分でのつながりができることにNetflix視聴者として
嬉しいと思わずにはいられない。

というのも、吉本は芸人のお笑いDVDをいくつも販売している。
ということは映像コンテンツを持っており、それらをネット配信する先として
Netflixを選んでくれる可能性もあるわけです。

Netflixで新喜劇や漫才DVD、コントなどを見られると思えれば嬉しい限りなんですけどね~

 - ヨモヤマ