elude丸

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漫画「ストラヴァガンツァ-異彩の姫-」エロティックとアクションが光る

      2017/03/13


鉄仮面の姫と異彩の世界に暮らす住民たちが織りなす世界

今回は珍しく「オススメ漫画」を紹介。
カテゴリー「漫画」を作ってから、いろいろと漫画をオススメしたかったのですが
何かと書くのが先送りになってしまい、なかなか第二弾を紹介することができませんでした。

さて、今回紹介するのはコチラの漫画になります。

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著者:冨明仁「ストラヴァガンツァ-異彩の姫-」(連載:ハルタ)発行:株式会社KADOKAWA

【あらすじ】

民に、友に、自らに――ビビアンは誓う。愛する国を守り、甦らせることを!
巨森族の助けを借り、ミテラは復興への一歩を踏み出した。だが一方で、ウンバ狂乱の謎は解き明かせぬまま、深まっていくばかり。愛する国と民のため、仮面女王ビビアンは“彼女にしかできない”大胆な行動に出る……!豊かな画力で繰り広げられる戦闘群像劇、第3巻。物語はついに核心へ!

※「冨明仁インタビュー」記事から引用

私は正直言って絵の勉強をしてはいないため
これから書くことは大きく間違っているかもしれません。
とはいえ、私自身が感じた率直な意見であることを理解したうえで読み進めて頂ければと思います。

まず、この作品において何かとエロティックな要素が出てくる点は留意していただきたい。
物語を紡いでいく鉄仮面の姫も顔を隠す鉄仮面を脱げば
美麗なる姿を持った美しい女性であり剣の腕も一流というカッコ良い女性。
そんな女性キャラであるからこそ、何かとエロティック要素として使われることもあるわけです。
そのほとんどが読者サービスという側面も大きいだろうけど…。

そんなエロティックな部分にも関係してくるのが作者の「画力」「表現力」に対して
私は一つの魅力を感じていると言わせて頂きます。

というのも、しっかりと人の体を描けるということは、人体の構造を理解していることにつながります。
それは同時にデッサン力が高いことにもつながります。
自然な所作であったり、動きであったり、何よりアクションにおいては
デッサン力による力は十二分に発揮されます。

そういう意味ではエロティックな表現をできるほどデッサン力がある作家さんだからこそ
アクションが光る、作画を行うことができるのかもしれません。

ストーリーのとある展開を少し掲載させて頂くと
「白い猿に町を襲われ、命からがら住民たちと逃げ延びたのが巨人族だった」
という展開があるのだが、この部分に私は魅力を感じているのです。

どうして魅力と感じるのか説明をさせて頂くと
ファンタジーな世界観の作品なら一般に最初に登場させるのは「エルフ」「ドワーフ」である。
理由は簡単。一番メジャーでもあるから基本設計をわざわざ説明する必要がいりません。
ゲームやアニメ、小説などなど、様々に登場する種族という点で
補完する情報も必要ないのです。

そして漫画的な都合をいうと、頭身がほぼ人間と変わりないという点があげられます。
それの何が?と思うかもしれないが作家からすると確かな違いと言えるのではないでしょうか。

それは画角(1コマへの映り込み)に現れてくる問題です。

基本、人間もエルフもドワーフも頭身としては違わない。
ドワーフが少し小さい部類になるが画角を人間のバストアップあたりにまで集めれば
ドワーフだって見切れるだろうが入れられないこともない。

つまり、複数のキャラを1コマに収めようとした時
わざわざ凝った画角にする必要もなく、真横から描くだけで事足りるわけです。

対して今回紹介した漫画「ストラヴァガンツァ」では、巨人族を使っています。
巨人族となると話は別と言わざるをえません。
作中で登場する巨人族は人間の何倍もある巨体をしており
巨人族と人間が旅をし、アクションをするとなると
その画角を決定するのも、大変な想像力を必要とするのは誰の目にも明らかです。

こういうことは作家自身が十二分にわかっているにも関わらず
それでも巨人族を登場させ、人間と旅をさせる。という展開を描いているわけです。

この部分に私は作家さんのプロ意識のような魅力を感じてしまうわけです。
敢えてメジャーなエルフやドワーフではなく、巨人族というキャラを登場させるという判断。

もちろん、巨人族のキャラを登場させるのは画角だけの問題ではありません。
巨人族向けの建物であったり地形であったり、世界観を作り込まなければなりません。
私はそこに作家さんが挑戦をしているように受け止めており
その部分にさらなる魅力を感じているわけです。

AmazonのKindleならまとめ買いもできるようです。
興味を持たれたならちょっと読んでみては如何でしょう?

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