elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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キャズムを飛び越えた「ポケモンGO」は2つを合わせたからこそ出来たこと

   


海外での盛り上げる「ポケモンGO」はどうしてこれだけの盛り上がりなのか?

これだけ、ゲームのことについて取り上げているサイトである以上
今現在、アメリカやオーストラリアなどで起こっている
強大なウネリについても取り上げない訳にはいかないだろう。
そう、強大なウネリというのは「ポケモンGO」のことである。

日頃から読ませて頂いている海外のマーケティング情報を扱っている
「DIGIDAY」にも次のような記事が掲載されている。

ショッピングモール「ポケモンGOで顧客をゲットだぜ!」:だが、プレイヤーたちは招かれざる客なのか?

他のニュース記事のようにただ「ポケモンGO」が人気を博している。
というわけではなく、しっかりとそこはマーケティング記事が練りこまれている。

「ポケモンGO」をプレイするために近くのモールやショップへと足を運ぶ人たちが増え
その波及的影響によって、モールの増収増益が望めるのでは?という話の展開をしている。

確かにそれは言える。
ゲームについてまだ日本では展開されておらず詳しいことはわかってはいないが
基本的にランドマーク的なものや、さまざまなショップが目的地として設定されていることが多いそうだ。
そのため、ポケモンを求めて多くの人がランドマークやショップの側までやってくる。

そんな状況に記事内では次のように紹介している。

この現象を喜び、商品を購入してもらうチャンスだと捉えているブランドがいれば、ブランドとは関係のない人たちが店舗に押し寄せることを喜ばないブランドもいる

さて、皆さんはどちらだろうか?
「商品を購入してもらうチャンス」それとも「関係ない人が押し寄せ迷惑」

私個人的な考えでは「チャンス」以外にないと思っている。

確かに関係ない人が多いに押し寄せ、利用客が入店しづらい。入店できない。
という状況は望ましくはないし、望んでもない。

しかし、わざわざ広告宣伝費を使わずとも、店の前まではユーザーが来てくれている訳だ。
あとは道から店舗内へと惹きこむだけの努力ですむ。と考えたらチャンスでしかない
と、私は考える。

どんな活かし方があるか、というと。
店舗が喫茶や軽食、ドリンクなどを販売する場合なら
日本は今の時期、外は暑く。そとでスマホを弄るのは何かと嫌になる。
そういう部分を考慮して「冷えた飲み物」を謳った広告を
店舗のガラスなどにはり、外から見えるようにすればユーザーの目にも止まりやすいだろう。
特に、歩いてポケモン探しをしているとなると飲み物が欲しくなるものだ。
効果は十二分に期待できるように思える。

衣服などを販売しているファッション・ブランド店などはどうだろうか。
少し難しいが「タイムセール」などはどうだろうか。
タイムセールは広告宣伝としては設定が難しい。が、ポケモンGOのお陰でユーザーは店の前にいるのだから
店頭にて「タイムセール実施中」という幟(のぼり)を出すだけでも
興味を持った人が自然とショップ内へと流れてくれるのではないだろうか。

pokemon_go
©2016 Niantic, Inc.
©2016 Pokemon. ©1995-2016 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

そんなポケモンGOにはキャズマを抜けたことの凄さがある

こんなポケモンGOだが、ニュースなどを見ている限り
その影響力は本当にすごいものだといえる。
そして同時に感じるのは、キャズムを余裕で飛び越していった。ということ。

基本的に「新製品や新技術」などというのは
市場に出た瞬間は、さまざまなキャズムによって
何段階もの「壁」を経験しながら市場へと受け入れられていくもの。

これが「キャズム理論」なのだが……。

今回のポケモンGOに至ってはこのキャズムを
まったく感じる瞬間すらなく、まるで高速エレベーターに載っているかのように
ウネリを造って「アーリーマジョリティ」まで駆け上がったように思えてならない。

でも、実際のところキャズム理論として落とし込んで良いのか?
という疑問はある。なぜなら「ポケモンGO」は確かに新製品で新サービスではある。
が、そこに使っているキャラクターや技術などは
いくつかあるゲームを掛け合わせて組み立てたにすぎない。

キャラクターは言うまでもなく「ポケモン」
これは日本だけでなく、世界中で売り上げているゲームであり。
2013年に販売された最新作でもある「ポケットモンスターX・Y」は世界で「1470万本」
参考:「株主・投資家向け情報:販売データ – 主要ソフト販売実績 ニンテンドー3DS専用ソフト

販売から20周年を迎えるほどの人気作品。
つまり、初代を6歳の時に遊んだ人間は今年で26歳となっており
スマホをガッツリと使っている世代と言える。

技術に関していうと、開発した「ナイアンティック」
もともと持っていた技術で。すでにGoogleが提供している
Ingress」というゲームと基本構造は似ている。

つまり、今まであったモノとモノを掛け合わせて
一つの新しい製品へと作り上げた時、キャズム理論は関係なくなる。…のかもしれない。

今回の場合、ポケモンという銘柄とスマホゲームを待望していたユーザー心理が合致し
キャズムを悠々と飛び越えてウネリを作り上げている。といえるのかもしれない。

 - ゲーム, ヨモヤマ