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書籍「そらみみ植物園」世界各国の見たことない植物をファニーなイラストと楽しめる

   


書籍「そらみみ植物園」これまでに見たこともない植物に出会える図鑑

先日、少々テレビを見ている時に
前々から気になっていた人物がパネラーとして登場し
その興味深い体験などを紹介するVTRが流れたのだが……。

改めてVTRにて経験を見せてもらったが
本当にすごい興味深いと思ってしまい、行きつけの本屋にて
その人の著書を購入させて頂いた。

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それがこちらの「そらみみ植物園」である。

そう、私が興味を抱かせて頂いた人物というのは
日本の「プラントハンター」として有名でもある
「西畠 清順」さんなのです。

そもそもプラントハンターとは一体なんだ?

プラントハンターってなんだ?と思うのも頷ける。
というのも、人の生活空間内に普通に植物があるもので
それをわざわざハントしてくるという意味が、容易には理解できないからだ。

東京や大阪など都心部でも少なからず
数歩を歩くだけで「植物」というものは容易に見つけられる
その種類は少なく、それが雑草と呼ばれるものについても、だ。

だが、プラントハンターというのは世界を飛び回り
その地域、その気候、その高地でしか手に入らないような
大変希少なそして珍しいものを、依頼者に頼まれたなら調達してくる。という職業のことである。

こう考えると簡単そうに見えるだろう。
植物の種子を購入してきて、日本で植えて育てれば、できるように見える。が、そうではない。

というのも植物というのは自然界のものであり人間が容易に管理できる。
というのは痴がましいことなのだ。
近年、地方では問題になっているが「外来植物」というのが存在する。
溜池などで大量発生する「オオバナミズキンバイ」などが有名だ。

このように日本国内に誰かが持ち込んだことで
大いに異常発生し、日本独特の自然環境を壊しかねないものも
世界には存在していることを日本政府も把握をしており
植物の種子などの持ち込みは大変厳しく制限されている。

にも関わらず、プラントハンターは厳しい規制をクリアし
日本へと持ち込むことまでやってのけるのだ。

そんな西畠さんの著作「そらみみ植物園」は

そんなプラントハンターである西畠さんが
これまで世界中で出会った興味深い植物について
図鑑形式で紹介してくれている。

植物は写真ではなく、美大生のイラストで構成されており
そこに西畠さんらしい文章が沿えて植物の紹介がされている。

話に聞くと西畠さんは20歳までそれほど植物に興味はなかったそうだ。
実家が造園業をしていたのにも関わらず、である。
だが、海外へと行った時、そこで見た植物の姿に興味をソソられ
それからはプラントハンターとして勉強を始めたとのこと。

それで日本でも有数のプラントハンターとなり
世界を股にかけてがんばっていることにバイタリティの凄さに驚かされる。

どうして私がそこまでソソられるのか。
理由はいたってシンプルで「知識欲」に近い。
というのも自分が知らないこと、知らない生物などを知ることが楽しくて仕方ないのだ。

家にある本を紹介させて頂くとまずは「深海魚」
言わずとしれた魚類に分類されるも、その環境という部分から来る
独特の進化を踏んでおり、日頃目にする「魚」という常識では測れないそんな姿形をしている。
その進化の過程で勝ち取ってきた取捨選択の行き着く先。
いや未だ発展途上の生態系の凄さに興味が湧くのだ。

細かな解説があるのも興味深いが
ただただ深海魚を紹介する図鑑、というのも面白い。

続いては「カンブリア紀」
カンブリア紀は言うまでもなく学校の歴史でも簡単に学んだことだろう。
いわゆるカンブリア爆発と呼ばれ、生態系が爆発的に多種多様な進化を起こした。
面白い見た目と、どこに特化して進化を行ったのか
どうしてそんな進化をしたのか、など。興味深い生態系を垣間見れる。

このように生物というのは時代を遡り、進化を続けてきていることが
大いに分かるものであり、時代の流れというものが存在している。
しかし、植物というのはいつも生物の傍らに佇み
ただただ草食動物の餌になっていたのか?

いやいやそんなことはない。植物もしっかりと時間の中で
その気候、その環境に適応するように進化を行っているのだ。
そんなその気候、その環境に適応するように進化した
面白い植物が紹介されているのが「そらみみ植物園」なのである。

続刊として最近「はつみみ植物園」というものも刊行されており
合わせて読んで見るのはいかがだろうか。

図鑑ということもあり、書籍の構成としては植物のイラストが1ページ
著者である西畠さんの文章が1ページとなっており
読み物、としては小一時間もあれば容易に読めてしまう。手に取りやすい書籍となっています。

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