elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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「検索」だけに任せるのではなくアンテナを磨くような本選びは如何だろう?

   


書籍は未だに現物好きだということについて

個人的には未だに書物は「現物好き」
オンラインの電子ブックなどはほとんど手に取っていない。
まあ、漫画なんどは電子ブックの方が簡単に手に入るし
持ち歩き+読み返しが簡単だから電子ブックでも良いが
専門書であったり、分厚い本などの場合でも「現物好き」だったりする。

そんな私が賛同した記事がこちら。

図書館はネットより有効という仮説

まあ、図書館というものにはもう、ほとんど行く機会が減ってしまっているが
記事を書かれている「吉川圭三」さんがおっしゃっている意味は頷ける。
情報過多であるネットだからこその不便さを痛感する経験もある。

そもそもどうして吉川さんがネットよりも図書館、だと言うのか。
については記事の方を読んで頂くことを引用させて頂くと

例えば、ネットの「ランキング」なんかも世界を狭めている存在なんじゃないかと思いますね。ユーザーは飛び付くけど、選択肢を狭め、多様性、発見する喜びを奪い続けてきた。

という一文に集約されている。
つまり、ネットは情報過多であり、様々な人達が利用し
多くの統計が集まるからこそ「マイノリティ」な選択肢は容易に排除される。

SEMなどのリスティング広告などでは「ABテスト」というものを行うことがある。
Aという広告とBという広告を配信し、A・Bどちらが良い広告なのかを
統計を取って効果測定するもの。この時、Aが良かったとしてBが悪かった。
が、Aを選択しBを廃棄した時、Bで流入してくれたお客の意思というのは同時に廃棄していることを
ABテストを行う側はよく考えなければならない。

確かにBの広告文はマイノリティだったからこそ廃棄されたのだが
Bに惹かれてクリックしてくれたお客からする虚しくてしかたない。

私のサイトについている「人気記事」だって
私が書いた記事の上位順を知らしめているだけであって投稿している記事の全体の数%にも満たない。
つまり、残りのマイノリティな閲覧者の意見。
というのは黙殺されており、見ていないかのように映っている。

これがランキングという見やすくするために作られた結果でもあり
統計学からくるマイノリティの黙殺でもある。

が、十人十色という言葉があるように人それぞれ興味関心が違えば
ランキングに乗ってない内容に興味を示す人たちも当然のようにいる。

そういうマイノリティな人たちにも新しい出会いをお届けできるのが
ある意味で図書館である。という話をしているのが紹介した記事になる。

library_bookstore

マイノリティに出会うために現物好きを続ける

この感覚はとても頷ける。そして、そんな感覚によって私は数年前に興味深い出会いを体験する。
それが今までは興味もなかった「人文学」という学問にハマったことがある。
その出会いを作ってくれたのが、フラッと立ち寄った大型本屋で見た
著者ジャレド・ダイアモンドさんの「銃・病原菌・鉄」との出会いであった。

何かと専門書を読むのが好きだった私。知識を貯めこむのが好きだったので雑食で
深海魚だったり、カンブリア紀の生態系などから、軌道エレベーターのつくり方だったり。
変なのになると、家紋だったり、チェスの始まりだったり。
本当に雑種雑多に読んでいた時に出会ったのだが
人文学の面白さに引きこまれ、今でも何かと興味深い内容があれば読んでしまう。

しかし、ネット上でそういう出会いをしようとするとなかなかに難しい。
なぜなら、人は「検索」に慣れ始めているから。
「検索」にて出てきた結果を上位から見ていくことに慣れ
自分ですべてのリストから探して「自分独自の共感」によって良し悪しを決めるのではなく。
出てきた検索結果から、判断するようになっていくことだろうと予測できてしまう。

検索を使いこなすには、検索するキーワードを知らなければならない

検索にて出てくるリストを確認する。というのは
人間自身が情報過多の中から情報の取捨選択をすることを放棄してしまうことに
つながっていくのではないだろうか、と危惧をしてしまう。

昔のネット環境と言えばフォルダ型にリンクが連なっているのが普通だった。
Yahooでも少し前まではフォルダ型にリンクが結ばれており
さまざまな興味関心から、フォルダ全体を興味本位で回れる楽しみがあった。
私も昔はそういうリストを周り、興味ある作家さんを探していたものだ。

別にフォルダ型のネット環境が良かったと言っているわけでもないし
検索に関して否定的な意見を言いたいわけではない。

しかし、「検索」だけに頼るのではなく。
ネット書店が出すようなランキングだけで本を選ぶのではなく。
時にはリストとにらめっこをしたり
リアルな大型書店をただぶらぶらと歩いてみては如何だろうか。

自分独自に共感できるアンテナを磨く。という作業を
今一度、楽しんで見るのもいいモノだ、と提案をしたい。

 - SEM, ヨモヤマ, 書籍