elude丸

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PS4「ペルソナ5」戦闘をスパイスにジュブナイルが輝く良質のRPG

   


PS4「PERSONA5」は戦闘を簡略化したことでスパイスの効いた良作に

ようやく先日クリアできたのがPS4「ペルソナ5
総プレイ時間は驚きの100時間超え

いや、もっとスマートなプレイしていれば時間も掛けずにクリアできたのですが
何かと選択肢を検討し巻き戻ししたりしていたら、思いの外時間を掛けてしまいましたw

私のポリシーとしてゲームの感想はクリアしてから投稿する。というのがあるので
結局、購入から何週間も経ってからの投稿となってしまいました。

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©ATLUS ©SEGA All rights reserved.

さて、そんな「ペルソナ5」ですが
私の判断基準である「友人へと推薦できるか?」にて判断させて頂くと
文句なしに推薦することができるゲームと言える。
皆さん、購入して楽しめること間違いありませんよ!

まず「ペルソナ」というと「シリーズ5作目」ということもあるのと同時に
その根底にあるのは「女神転生シリーズ」はファミコン時代からある。
紆余曲折しながら、さまざまなプラットフォームにて販売を続け
実は「FF」や「DQ」と並び称されるほどの古株RPG

シリーズプレイ歴としては、実はそれほど多くなく
ペルソナ4 ザ・ゴールデン」から
(女神転生シリーズは何作かプレイしたかな)
とはいえ、P4Gに魅了されて派生コンテンツはほぼプレイしていたりする。

PSVITA「ペルソナ4ダンシングオールナイト」えっ!?次はダンス?

そんなペルソナ5だが時代設定は現在を踏襲しており、現代に潜む闇であったり
人々が抱えている心の問題、社会構造などを皮肉に取り入れてストーリー構成されており
社会構造との戦いや友人たちと絆を強くしていくジュブナイルという部分がゲーム展開に使われることで
大人なら昔の自分に重ね合わせ、学生なら今の自分達に重ねることができる。
どこかで共感したり、問題を共有することができるように丁寧に作られており
自然と感情移入できるからこそ、感動を呼び瞬間が何処かにあることだろう。

さて、この感想では「ネタバレ」を含む内容がある。
が、途中まではネタバレなくても読むようにできているので
ネタバレを回避したい。という場合には「ネタバレを含む内容」という表記以降は
読まないように退出していただければと思う。

RPGにおける「戦闘」を簡素化しあえてスパイスとした事の妙

戦闘システムに関してもよくまとめられており
個人的に感じ取ったのは「ザコ戦闘はスパイス」簡素化していること。

シンボルエンカウントとして、背後から攻撃を仕掛けることで先制攻撃ができるが
主人公達が怪盗を名乗るだけあり、ハイドからの不意打ちがずば抜けて有効。
不意打ちの効果として、一巡目を先制することが可能となり
この不意打ちをすることで、ザコ戦闘をスムーズに終えることができる。

そのスムーズを助長しているのが、弱点攻撃やクリティカルで発生する「1MORE」というシステム。
敵がダウン状態になると「1MORE」が発生し、もう一度戦闘行為が可能とすることができる。
仲間との絆によっては、さらにバトンタッチにて別のキャラへと行動権を譲渡することもできる。
このシステムを使うことによって、弱点となる属性を突いて、ザコを全員ダウン状態にすることで
総攻撃を選択できるようになり強力な全体攻撃を仕掛けることができる。
序盤から中盤ぐらいまでなら、ほぼこの総攻撃で戦闘を終えることができるのだから狙わない手はない。

この弱点から総攻撃という流れが、ザコ戦闘の基本的流れになっており
結果として、戦闘の早期終了を実現させている。
そこから私が感じたが「ザコ戦闘はスパイス」という流れ。

別にRPGにおいてザコ戦闘はオマケでしかない。と考えが成り立つ。
というのもRPGというのは「ロールプレイングゲーム」であり
主人公などの操作キャラになってシナリオを体験することが根底にあるはずだ。
だったら、そこについてくる戦闘というのは何か?
そう考えると、帰結するのはストーリーを盛り上げるためのある種のスパイスであり
さらにウェートを増やした場合、カレーなどに乗っているトンカツなどの具材だと言えるだろう。
そんななか「ペルソナ5」がこうもザコ戦闘をスッキリと簡素化したことに好感が持ている

とは言え、すべての戦闘が簡素化した分けではない。
最初に出会った敵に関しては「弱点」は不明となっており調査が必要になる。
結果的に、属性攻撃を当ててみて確認するなどの方法を選択することになり
弱点を見つけるまでに様々な施策をしなければならないので
すべてがすべて簡素化している。とは言えない。

そういう意味も含めて「スパイス」と表現させてもらっている。
最初の戦闘は調査を必要とするが、それ以降は調査したデータから弱点を攻撃し
簡素にプレイを楽しめるようにできている。
ピリリと辛いスパイス程度にとどめていることに、賛辞を贈りたいと思っている。

複雑で楽しい戦闘というのも、方向性は間違っていないかもしれないが
そればかりになると、複雑過ぎて面倒にしかならない。と感じる人が出て来るのも確か。
そういう意味では、大部分を簡素化しスパイスにまで落とし込んでしまう。というのは英断だったと言える。

この先からは「ネタバレ」が含まれるコンテンツになる!

ここから先は「ネタバレを含む内容」になっているので閲覧する際にはご注意を!
下の動画以降に続くので良ければ読み進めて下さい。

ペルソナ5を語る上で、どうしても言いたい部分は壮大なネタバレを避けて通れない。
申し訳ないが、ここから先はネタばらしアリのコンテンツとさせて頂く。

まず、登場人物の一人である「明智五郎」
結果として主人公たちを裏切る前提で仲間になるのだが
その壮大なやり取りに関して、個人的には思うことがある。

まず、明智を訝しく思う「パンケーキ」の下りは私自身も気付いていた。
まあ分かりやすいイベントだったとは言える。

……言えるのだが。そこからの流れに少々疑問を感じずにはいられない。
というのも、その後のどんでん返しへと向けてプレイヤーにすらヒントを与えずに進行する。
その期間、疑わしいことを臭わせる演出が挿入されることも、ほぼなかった。

その結果、最初に気づいてしまうからこそ、プレイヤーは妙な精神構造になってしまう。
妙な精神構造とは「明智に対する不安感」である。

「あれ?こいつってどういう存在?怪しい言動していたけど……
これも実は良い奴だった的な展開?」

どうして、明智に対して不安感を抱くのか、それはこれがゲームだからである。
似たようなコンテンツとして、映画や小説などがあるが
これらは画かれた筋立て以外に展開することはありえない。
そのため、疑惑が疑惑のまま種明かしにまで展開できる。

が、ゲームの世界ではそうはならない。
今作では「明智」が加入後、パレスやメメントスなどのダンジョン攻略が可能になっており
専用の装備を購入することもできるし、レベルを上げてスキルを設定することもできる。
つまり、自然とプレイヤーに愛着が沸いてしまう。

これは結果として、せっかく持っていた疑いが愛着を抱くことで
心を許してしまう事によって親近感を得てしまい、疑惑が疑惑のままにならず
不安感としてユーザーの妙な精神構造を作り出してしまっている。

まあ、それがどんでん返しに影響は与えない。と言えば与えないのだが
この精神構造の結果、どんでん返しを披露するために検事との会話で出てくる選択肢で
何を言いたいのか。何を選択するべきなのか。イマイチよく理解できていなかった。

疑惑を持った後から、ネタバラシまでの期間を詰める。という方法を取るとか
明智自体は装備の変更をできなくする。もしくは、店売りしない。などで
プレイヤーが愛着を湧かない方法を選択することはできなかっただろうか……。

あと、もう一つのどんでん返し「イゴール」に関しては
「やられた!」の一言、一本取られたと言わざるを得ない。

「イゴール」を担当していた声優さんが死去されたこともあり
声優さんが変わられたことに違和感を感じながらもプレイを行うのが過去作をやっているプレイヤー。

だが、そこを逆手に取って。まさかのどんでん返し。
このどんでん返しにはペルソナチームから「イゴール」を担当されてきた
「田の中勇」さんへの最高の愛を感じてしまった。良い演出だった!と賛辞を贈りたい。

エンディングを向かえたがペルソナ5に残る謎!

巷では真エンディングというのは無い。と言われているようだ。
が、今回のストーリーではいろいろと明かされなかった謎。というのもある。

一つに「明智五郎」がどうやってパレスへと入ることができたのか?
そもそも「廃人化事件」を起こすにはパレス内にあるシャドウを殺さなければならないが
廃人化された全員にパレスがあったことになる。
もしかするとメメントスにいるのかもしれないが、そこを虱潰しに探し回ったのだろうか?

一つはシャドウを殺すことで廃人化するのではないのか?
というのも奥村の廃人化演出が疑念にある。
奥村のシャドウが殺されるのは予告状を出した次の日。ということになるが
場合によっては猶予期間をだいぶん残すこともできるのに
廃人化してしまったのは記者会見を行った日。このタイムラグはどのように埋めるのだろうか?
描写もなければ、それらしい会話もない。地下鉄事故を考えると計画的に廃人化できるのだろう。
シャドウを殺すだけでなく、別の何かしらのトリガーがあるのだろうか?

一つは一色若葉の研究していた「認知訶学」とは?
獅童攻略後に科学者や官僚などの会話から何かしらの計画があり
シドウ失脚後も継続することが話し合われている。
が、その計画に関して触れられることもなく大団円を迎えてしまう。
ラスボスがその可能性もあるが、イゴールに出会った頃は4月であり同じものとは考えにくい。

まあ、このようにいろいろな疑問点があり
今後、もしかすると「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」のように
「追加エピソード」付きのゲーム化があるのかもしれない。という期待を抱いてしまう。

今回のペルソナで細かいところだけど面白いと思ったのは
「ペルソナ4」などは、集合的無意識によって
形作られた巨大な「神」のような存在の進行を阻止するために主人公達が戦う。
という演出で描かれており、侵攻の段階としては「侵食前の準備段階」での戦闘となる。
が、今回の「ペルソナ5」では
すでに多くが取り込まれた状況からの「侵食後の背水の陣」での戦闘。という演出になっていた。

どこが違うんだ。と言われるかもしれないが、同じ展開、というのは飽きるものだ。
が、同じ侵攻でも状況が異なるだけで演出の違いに深みが感じられる。

そういう意味ではペルソナを開花するときに出てくる言葉の
「抗い」という意味合いも、背水の陣だからこそ、活きてくる言葉のように思えてくる。

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