elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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「天地無用」のような長期シリーズはSVODで過去作配信し新規顧客開拓を

   


天地無用のような長期シリーズ作品こそSVODなどで新規顧客開拓を

Netflixが本気を出してきた。という感じが取れる。
先日の更新でNetflixにサンライズのお家芸(いや、伝統コンテンツ)とも言える。
「ガンダム」シリーズが幾つか配信されるようになった。

まだ、テレビシリーズ全般を。という訳ではない。配信されたのはOVAや映画など。
今後も、この流れが続き、TVシリーズなどが順次公開されることを願っている。
12月から1月まではコンテンツを閲覧される機会も増えるだろう。
ということで、注目株となるであろうコンテンツの提供に踏み出してきたのだろうか?

さて、そんな状況において個人的に考えていることが
「古い作品ほどSVODなどへの公開をするべき」というもの。

SVODに天地無用などの古い作品をどうして押すのか?

先日、こんなニュースが飛び込んできた。

私が若いころにOVAという形で展開された「天地無用」という
シリーズの最新シリーズのBDの発売を知らせるニュースだ。

私が若い頃、という前置きがあるようにこの作品を最初に見たのは
私がまだ10代であり、かれこれシリーズとしては20年以上にもなるのではないだろうか。

見たのはこちらの記事でも書いた「アニメだいすき」という番組だったのを
今でも覚えており、ビデオに撮って何度も見たのを思い出す。

そんな長期ロングランシリーズ展開中で懸念するのは
ファン層の熟成というエイジング作用である。

ファン層の熟成とエイジング作用とは一体なに?

長期的なシリーズでコンテンツが展開する問題を私なりに危惧をしているのが
「ファン層の熟成とエイジング作用」となる。

熟成というのは、お酒を酒樽で熟成する過程のことを表しており
年数を置いて、じっくりと寝かせることによってより濃度の高い良い酒へと
熟成されるエイジング作用のことに掛けた呼び方になる。

これは一人ひとりのファンが熟成し、良いオトナへとなり小金を持つ上客となることを意味している。
だが同時に、熟成されることで別のコンテンツへ流れたり、卒業していく人たちが増えていき
下支えするファン層の総数が少なくなることを表している。

確かに熟成され、よりよい上客になることでマーケティングの市場としては
出せば売れる、状況が作り出せて利益の計算がしやすくなる利点を得られる。
が、それでは新しい顧客開拓ができず、徐々に先細りしていく危険性を孕んでいる。

そういう意味では天地無用という世界観を活かす形で
以前に「愛・天地無用」という作品をTV放送し
新規顧客の獲得を狙っていたようだが……。
新規キャラに重きが置かれており、既存キャラに関しては少し絡む程度と
これで新規顧客の獲得ができたのか、個人的には疑問に感じる。

だが古い作品でもより良くファン層を構築できる状況に恵まれている

だが今の時代は恵まれている私は思っている。
というのも、オンラインビデオ配信(VOD)という方法が選択できるよう点である。

旧来以前はメディアと言えば、文句なくテレビ放送が1番のメディア占有率であった。
結果として、新しい顧客を獲得するためには、放送することが絶対条件。

そんな苦肉の作として「愛・天地無用」という作品を作られたのではないだろうか?

「いやいや、レンタルビデオやDVD・BD販売などの手段がある」という考え方もある。
だが、レンタルビデオやDVD・BDを購入するとき、知らない作品を
ジャケットで借りたり・買ったりしたことはあるだろうか?
なかなかに玄人でないと、知らない作品へと冒険するのは容易にできることではない。
そういう状況で優秀な新規顧客開拓に繋がっている。とは思えない。

そのため、テレビ放送がより良い新規顧客開拓だったのだが。
今の時代はテレビ放送だけでなく、オンライン上でコンテンツ配信されるVODが選択できる。
日本でも去年にNetflixやAmazonプライムビデオなどのサービスが開始され
徐々に認知度を広げ始めている状況が作り出されている。

今回の更新でサンライズのガンダムシリーズが登録されたように
過去、私達がまだ若いころに放送されていた作品を配信することで
今の若い人達が見る機会を得られる機会につながる可能性を秘めている。

そういう意味では長期的なシリーズ展開している
「天地無用」という作品こそ、NetflixやAmazonプライムビデオのような
SVODに打って付けのコンテンツなのではないだろうか?

天地無用
© 梶島正樹・AIC © 2016 天地無用!第四期製作委員会

ちなみにVODSVODでは少々異なる。
VODはコンテンツ毎の課金になり、SVODは月間でのサービス提供になる。

そう考えるとSVODの方がより視聴される機会が多く
効果的に新規顧客を開拓できる可能性に恵まれる。

VODというと、上記で示したレンタルビデオとDVD・BD販売と形が似ている。
つまり、ジャケ買いに近く。コンテンツ毎の購入ということで、手にとってもらうまでの敷居が高い。

が、SVODの場合、すでに月間での課金がされていることから
公開されている作品ならどれを見てもプラス料金が発生しない利点があり
ユーザーも冒険しやす状況と言える。見たことない作品、見てみたかった作品を
冒険しても損しない状況から、簡単に視聴することができ、ダメならば続きを見ない。
という選択ができる敷居の低さが利点になる。

そういう意味では過去作品をしっかりとSVODなどで配信し新規顧客の開拓を促し
特に若い層を取り込んだ上で、新シリーズをテレビなどで放送。そして、DVD・BD化することで収益の健全化。
というのが、長期的なシリーズを行っているコンテンツには効果を生むのでは、と考えている。

というのが、より良い収益化ができるのではないだろうか。
なんて言ってはいますが、自分の本心を明かせば。天地無用というシリーズを知ってもらうためにも
Netflixなどで公開しファンが拡大してくれればなぁ~、と一人のファンとして思っているだけだったりする。

 - アニメ, ヨモヤマ