elude丸

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検索結果の汚染という言葉に、SEO従事者の私が感じる忸怩たる思い

      2017/04/02


検索汚染が始まったのは「まとめサイト」からではなく、その前から

たびたび引用させてもらっているシロクマさんが面白い記事を書いていたので
個人的に関わっている情報をいろいろと書かせてもらいたいと思い取り上げさせて頂く。

その引用させて頂く記事がこちら。

結局、大事な情報は人が持ってくる

私がインターネット上の情報源として本当に頼りにしていたのは、結局「人」だったと思う。

とシロクマさんは書かれており
どうして信頼できるのが人になってしまったのかというと次のように紹介されています。

 2013年の頃、私は「google検索は、検索する人間の能力に応じて、熟練者には森羅万象を、ビギナーにはありきたりなものをみせる」と書いていた。だが、うまい検索ワードを思いつく能力が落ちてきたのか、ここ一年ほどは役に立たない記事を拾うことが増えて、自分のgoogle検索の腕前の衰えを嘆いていた。

 だが、それだけではなかったらしい。google検索が「まとめサイト」や「キュレーターサイト」に“汚染”されていた部分もあったかもしれない。

と書かれているのです。
結局のところ、それまではGoogle検索にて多くのより良い情報を拾い集めることができていたのに
ある時期から情報を集めることができなくなり、興味ない情報が増えてしまった。というものになります。

SEOが始まった理由と、SEO従事者だから感じる忸怩たる思い

これに関して私の仕事、SEOという仕事だからこそ忸怩たる思いが芽生えてしまう。

情報が上手く集められなくなった一つの要因としてあるのは
「SEO」という観点が芽生え、取り入れる輩が増えてきたことに起因しているのは間違いありません。

SEOというのは「検索エンジン最適化」という言葉で表され
GoogleやYahooなどの検索エンジンに対してサイトを最適に認識してもらい
より検索上位へと表示する方法を計画的に実施することを意味します。

実際、SEOが始まったのも検索エンジンが有名になったことで
シロクマさんのように多くのユーザーがGoogleという検索サイトで様々な事柄を検索し
より良い結果を得ることで、多くの恩恵を受け始めたことが起因しています。

原因というわけではありませんが、人が集まればそこにビジネスが生まれるのと同じで
検索サイトからの流入が増え、マーケティングとして効果があると認識されるようになります。
すると広報担当者がより多く集めたい。という思いが強まった結果として「SEO」という概念が生まれたのです。

SEOが始まったことで検索結果の汚染が広がったのが正しい認識か?

現在のGoogleやYahooの検索エンジンは、日々アルゴリズムの変化を繰り返しています。

ですが、当時はまだまだ人の介在する作業が多く。
SF映画のようにコンピューターが人間を支配する。という状況ではありませんでした。
結果、検索結果を浄化する作業よりもSEOを施策する人間の方が何倍も狡猾だったことで
Google検索の順位上昇を意図的に向上させることができるSEOが広がり、検索汚染も広がったのです。

これこそが「検索結果の汚染」ではないでしょうか?

シロクマさんが感じている「google検索の腕前の衰え」というのは
勘違いの一因であり、すでにその頃から「検索結果の汚染」というのは始まっていたように思えてなりません。

つまり、「汚染」という言葉は
「まとめサイト」「キュレーションメディア」以前から
悪しきSEO「ブラックハット」によって汚染の初期段階は生まれていた。という風にSEO従事者である私などは忸怩たる思いを募らせるのです。

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今のところ様々な方法によってGoogleは検索アルゴリズムに変更を加え
バージョンアップを繰り返して評価基準を改善する対応を続けています。
より効果的な検索結果をあげられるように、現在ではAIなどの導入を行っているそうです。

その結果、ブラックハットによる検索の汚染は軽減できるようになり
次の段階として「まとめサイト」「キュレーションメディア」などの
汚染が目立つようになってきた。というのが私の見解になります。

こういう思いがあるからこそ、今現在SEO従事者として仕事をしている私にすると
汚染を広げている片棒を担いでいるつもりはないが、忸怩たる思い。というが生まれてくる訳です。

SEO従事者がより良いSEOを実施して、効果的にサイトを上位表示できたとします。
ですが、その結果を本当にユーザーは望んでいた結果なのだろうか?

しかし、今後もこの検索結果の汚染に関しては継続的に問題として続くことが考えられます。
検索という行為が「検索サイト」だけの状況が続くのならば……。

今後どんどん様々なところに検索行為は広がりを見せていくことでしょう。
特にスマホアプリやSNSなどでの検索へと移行が始まっているのは目に見えています。
これらは検索汚染が、という確証はありませんが、Googleで検索できないことを
Googleなどでは検索されない情報を求めて、アプリ内などでの検索が始まっているのかもしれません。

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