elude丸

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DMMがアニメ事業に参入するが日本の飽和状態だけのビジネスでは厳しいのでは?

      2017/05/12


DMMがアニメ事業へと参入するようだがアニメが飽和した日本では……

少し古いネタではあるが紹介しておきたいと思ったので、記事にしました。
さまざまなコンテンツの配信を行ったり、新しい事業へと参入し手広く事業を行っている
「DMM」という会社が今度はアニメ事業へと参入するそうです。

DMM.com:今春からアニメ事業参入 年20タイトル目指す

DMMが展開しているゲームからアニメコンテンツとなった作品も少なくありません。
「艦これ」「刀剣乱舞」などとあり、これらの影響から
ある程度のビジネスモデルが確立でき、採算が取れそう。という判断があったのでしょう。

もともとDMMというと様々なコンテンツ事業を展開しており
オリジナルのゲーム配信なども行っている会社であることから
「艦これ」や「刀剣乱舞」のようなゲームを原作とするアニメ化も作りやすいのかもしれません。
が、この両巨塔に続くゲームがあるのかは、正直微妙なところではないだろうか。
まあ、あまり詳しくない私の意見なので、もしかすると第三のゲームがあるのかもしれないが……。

そんなDMMが次のようなコメントを寄せています。

同社は「世界に通用する『メード・イン・ジャパン』はアニメだ」と考えており、既存のサービスから「アニメを作りたい」「アニメを作って生まれる権利をマネタイズに生かしたい」という声が上がったことが事業部発足のきっかけになったという。

「世界に通用する『メード・イン・ジャパン』はアニメだ」

個人的には賛同する部分も大きく、日本のアニメをもっと海外に。とは私も感じている部分です。
そこで現状の日本アニメの輸出状況について政府発行の資料から少し抜粋させて頂く。

資料:「日本のコンテンツ海外展開の現状と課題(2015年版)

こちらの資料を見ると海外展開のアニメ事業は少し復調をしているようです。
嬉しい限りではあるが「クールジャパン」戦略を始めて
多くの配給会社であったり、海外で行われる見本市への出展支援などを行ってきた結果が現れた数値。
というのは考慮しなければなりません。
つまり、これらの対応が行われなければ、このまま下降線を描いていた。という可能性もあるわけです。
クールジャパン戦略が政府に設置されたのは「2010年」からだそうです。

とはいえ、私個人的な考えでは
海外ではフルCGアニメーションが主流だと思っています。
対して日本国内では未だにセルアニメーションが幅を利かせており
ユーザーもまたセルアニメーションを望んでいると言えます。

海外でフルCGアニメーションとセルアニメーションの違いは明確で
対象年齢によって棲み分けが行われています。
フルCGアニメーションは青年や若者向けなものが多く。
セルアニメーションはキッズや幼児向けが多い。という傾向がみられるために
日本で主流のセルアニメーションは小さい子が見るもの。という印象が占めてしまい
結果としてフルCGでない日本のアニメーションはその良さが海外市場では伝わりにくいと言えます。

とはいえ、あくまで伝わりにくいであり、以前コチラで紹介したように

フルCGから見る世界情勢とセルアニメ制作現場の懸念

海外でもヒットするであろうコンテンツの厳選。
例えば漫画原作の場合には、海外でも読まれているもの。
海外人気の高い作品などをアニメ化していくことを念頭に考えることで
海外の市場への展望も期待を持つことができるかもしれません。

海外市場を目論んだ展開ができれば、日本だけのビジネスモデルでなくなるため
資金回収がより現実的に行えるようになり
DVDやBD物販を待たずに資金を調達しながらの制作。
というのもできるようになるのではないでしょうか。

そう考えるとDMMのアニメ事業というのも海外展望を考えたうえでの決断なら是非もなし。
なのですが、それを考えず、ただ日本国内だけのアニメ市場を狙っての考えならば
現状よりもさらにアニメの制作現場を圧迫することになり
さらに厳しくアニメーターを酷使し続ける結果にしかならないように思えて心配でしかありません。

とはいえ、現在製作するタイトルとして名前の上がっているのは
いずれも海外受けするような内容ではなく。
なんとも先に心配している状況が広がるだけのようにしか思えません。

せっかく自社でアニメ化できるコンテンツを持つことができるのですから
ゲームなどの海外展開も含めた形で、アニメをというのも検討してみては
如何かと私などは思うわけです。

 - アニメ, ゲーム