elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

*

USJ・TDRは「リピーター」の囲い込みで新しいテーマパークビジネスを繰り広げている

      2017/04/23


テーマーパークのビジネスモデルはすでに集客だけがメインではなくなっている

先日、こんなニュースが報じられた。

USJ過去最高、TDRは前年割れ…集客で明暗

入園者数を見た時に、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)が増加し
TDR(東京ディズニーランド)が横ばい。だったことから報じられたニュースです。

私個人としても、「おっ!? それはスゴイ」と記事を読ませて頂いたが
よくよく中を読んでみると、全体の入場者数に関しては今なお断然「東京ディズニーランド」が多く。
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」はまだまだ足元にも及んでいないわけです。

という記事を受けて、その記事の内情を深く追求した面白い記事があるので紹介をさせていただきます。

ディズニー2年連続入園者減が「暗い話」とも言えない理由

どうしてニュース記事に「明暗」という言葉が使われるのか
ニュース原稿とはどのようにして書かれているものなのか。を内情をえぐるようにして書かれた記事から
興味を惹かれた一文があるので引用させて頂く。

事実、オリエンタルランドは「2020年度までにより高いゲスト満足度を伴った3000万人レベルの入園者数を実現する」と中期経営計画で掲げている。

つまり、入園者数を増やすことに重きをおくのではなく
パーク内での環境整備・品質改善するという目標を掲げているのです。

しかし、テーマパークの売上を構成する上で1番重要なのは「入園料」ではないのだろうか?
つまり「入園者数=売上」に紐付いており
入園者数を増やすことを目的にしなくて大丈夫なのかと不安になってしまうわけです。

だが、この心配自体がお門違いなんです。
すでに「TDR」も「USJ」も、そういう「入園者数=売上」というビジネスモデルで
テーマパーク運営を行っていないのです。

確かに入園者数が売上にはつながってはいます。ですが「TDR」のメインにはなっていないと考えます。
というのも、TDRは積極的にパーク内限定商品を開発しています
季節を取り入れた商品や製品のぬいぐるみや関連グッズを販売し
リピーターを呼びこむとともに新しい商品を購入してもらう場所として機能させています。

つまり、満足度を向上させるということはユーザーリピーターを増やす。
そして、リピーター率をあげることで、入園料だけでなく関連グッズ売り上げを向上させます。
よりよく効率的に儲けを生み出す、方向性へと進もうとしているわけです。

この点は「USJ」も同じことを目論んでいる節が伺えます。
とはいえ、TDRほど有名なキャラクター性をもったIP(著作権)がいないのが難点でした。
そこで、外からキャラクターを上手く取り入れるために、映画以外のサブカルチャーにまで広がりをみせ
「マリオ」「モンハン」などを取り込んでいるのです。

明らかにテーマパークビジネスは新しいステージへと進みだしている

そう考えるとこれまでのテーマパークとの違いが見えてきます。
バブル成長期に地方で乱立したテーマパークのビジネスモデルと
今現在も売上を伸ばしているTDR・USJが展開しているビジネスモデルは
少し種類が異なっているのかもしれません。

「TDR」や「USJ」が展開しているビジネスモデルは
ジェットコースターや観覧車。などの乗り物を乗ることの非日常の体験も楽しめますが
それ以上にその場所でしか売られていない商品や製品、そして体験を楽しむことも
一つの目的として広がっています。

それらを実現させるために取り入れているのが「シーズンパス」の販売です。
年間を通して入り放題となる「通行パス」をUSJ、そしてTDRは販売しています。
USJは関西でTVCMなども打ち出し、なかなかに精力的に活動しています。

年間パスを販売することの目的はリピーターを増やすことを目的としています。
入園料での儲けよりも、テーマパーク内の関連グッズを購入してもらうことを狙い
高い敷居である「入園料」を引き下げる効果を期待して年間パスの販売が行われています。

自社が世界的にヒットを飛ばす映画を制作しキャラクターを量産する「ディズニー」
映画以外、さまざまなサブカルチャーを集めるお祭り展開の「ユニバーサル」

新しいテーマパークビジネスの両巨塔が日本にあり、切磋琢磨を繰り広げていることは
何とも興味深い展開を期待できるのではないだろうか。

つまり、最初に紹介したニュースにおいて、その年の入園者数だけを見て
あーだーこーだーというのは片手落ちであり、テーマパークビジネスの本質を得ていない。

 - ヨモヤマ