elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

*

電子書籍販売が紙媒体を上回ったそうで、この流れは今後さらに広がっていくと予測します

      2017/04/26


電子書籍が紙媒体を上回ったことは今後加速度的に広がるであろう

以前に書店の状況について書かせてもらった記事があります。

電子書籍化が進むことで、全国の書店を
大本営でもある出版社で見捨ててしまうのではないか。
という話になっており、打開策とも言えないものを書かせて頂いています。

書店業界を活性化。難しい現状があるのも事実

そんな記事を書いて一年あまり
ついに紙媒体を抜いて、電子書籍の方が売れ行きを上回ったそうです。

デジタルコミックスが近々紙のコミックスを凌駕するという驚愕データの中身

まあ、紙媒体と行っても「コミック」というジャンルに分類するもので
「コミック」のビジネス対象が若者世代と考えれば
電子書籍化を推し進めなければならないのは自明の理。
今後、さらにこの状況が進むとともに加速度的に広がっていくと見ております。

完結したコミックの電子書籍販売がさらに進んでいくと予測する

そんな状況で各出版社が取り組んでいる電子書籍についての記事があるので紹介したいと思います。

集英社、講談社、小学館のデジタルマンガ戦略とは?

各社が様々な方法でキャンペーンを展開している実情が紹介されています。
一巻無料であったり、季節ごとにキャンペーンを行ったりと展開しつつ
電子書籍化をより浸透させようとキャンペーンを推し進めて状況が紹介されています。

そんな中で興味深い一文がありますので引用させて頂きます。

集英社も同様に、完結したマンガの掘り起こしに成功している。紙の書店ではほとんどランキングに入ってこないが、電子ストアでの売れ行きがよい作品が生まれている。15年に完結した少女漫画「シックスハーフ」(集英社/池谷理香子)もその1つ。

 「完結作品の掘り起こしに成功した。紙の売り上げのランキングとは違うランキングが作れているのは興味深い。LINEマンガの売り上げ伸長率は、毎年驚くほどの前年比を出していて、集英社全体では前年比127%。市場全体では122%程度なので、プレゼンスが高い」(集英社デジタル事業部の鈴木基氏)

すでに完結していて、明らかに旬を逃している作品でも
電子書籍になってしまえば、ひょんな状況で爆発的ヒットを形成することができる。
という良い例になるのかもしれない。

特に電子書籍ならばまとめ買いもし易いというのは完結している作品には強い。
紙媒体では、わざわざ持ち帰るや発送などの手間があり
時には中巻の売り切れで揃えられないという悲劇的状況もおきない。

そういう意味ではすでに完結している漫画コンテンツの電子書籍化というのは
ある意味で広告しやすい要素が揃っており、もっと掘り起こして展開したいコンテンツと言えます。

「完結した漫画」と「電子書籍」は相性バッチリ

とくに完結している作品というのは、雑誌掲載時に様々な形でファン獲得ための
イラストを生成しているはずなのだ。ピンナップであったり、販促用の立ち絵など。
それらをデジタルデータ化して、LINEスタンプなどへと加工したり
壁紙や待ち受け画面用に作りこむことでもユーザーを呼び込める要素として再利用できます。

実際、読んでなかったけど全体を通して見ると面白い。
という作品もあるでしょうし、そういう書籍に出会いやすいのが
電子書籍の利点と言えます。先に紹介した「一巻無料」というのもその良い例でしょう。

この写真のようにタブレットを使って電子書籍を読むという利用方法も広がっていくと
どんどんコミックの紙媒体での販売の旨味というのは
大本営である出版社は必要としないようになり
紙媒体と電子書籍の比率はさらに加速度的に進んでいくように思えてなりません。
となると、各地にある書店の厳しい状況はさらに進み
新しい形での収益化を早々に考えないと厳しい状況は進みそうです。

そういう意味では以前に私が書いたように、コミックをただ棚に揃えるだけの書店よりも
よりユーザーのニーズに合わせてこちらから書籍のプレゼンを行うような
そんな付加価値を付けられるような書店になっていくべきなのかもしれません。

 - ヨモヤマ, 書籍