elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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書籍「完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか」悪しき経験は悪しき実体験に繋がる

   


残業ゼロを実現したIT企業の社長さんの本を読んでITでも残業ゼロは夢じゃない?

先日、永江さんが公開した記事にて
面白い会社があるものだ、と感心させられるとともに
どうやって会社を経営してきたのかに興味関心が産まれました。
ということで、本のプレゼントに応募させて頂きました。

気になった記事というのがコチラ。
残業0のシステム会社のサイトリニューアルとビジネスモデル構築と電子書籍プレゼントの話

その結果、当選することができ、無事に書籍のプレゼントを頂きました。
そこで、しっかりと読ませて頂いたうえで私なりの感想を書かせていただきたいと思います。

今回は「実費0円」ということもあるので
「PR」に近い内容になるかとは思いますがステマではありません
なぜなら、ステルスしてないからですw
とはいえ、ウソを書くようなことはありません。それでも信じられないという場合には
読むのも無駄になるでしょうから、そうそうに退出することをオススメします。

書籍の感想前に私もブラック企業と戦ったことがあります、という話を

書籍について書かせて頂く前に
私のこれまでの経歴を少し書いておこうと思います。

というのも、私が大学を出た後に就職したのが
当時大阪にあった某ソフトウェア会社だったからです。
つまり、書籍で紹介されている社長同じような境遇にいたと言えます。

なので、書かれている内容は本当によくよく理解できるわけです。
書籍では社長は何年か働き方を学んでおられたようですが。
私の場合は早々にそういうブラックな仕事の仕方に疑義を持ち
周囲の批判などお構いなしに、自分の仕事が出来たのならば帰社するという「痛い社員」に変貌しましたw
とはいえ、その後。やってられるか、と辞めた経歴を持っています。

まあ、良い言い方をすれば何者にも染まらない
悪い言い方になれば、無責任であった。といえるわけです。
あ、今でも残業は大っ嫌いです。

という風に私もIT系の企業に勤めていたこともあり
何かと書かれている状況についてよくよく理解できるわけです。
そんな理解できる私の感想が次になります。

一人のエンジニアが取った行動で大きく踏み出す状況が産まれた

私も経験したことがあるのですが
当時のソフトウェア開発会社というのは、何かと本当に時間だけをかける現場だったのはよくわかります。
仕様設計から、プログラミング開発、その後のデバッグ作業まで
多くのことを開発者自身が請け負うことも多く
ブラックになりやすい体質があったとも言えます。

私の話になりますが、私が入社した某ソフトウェア会社も
新入社員で4人ほど新卒という形で入社したのですが、
私が退社するころには残り一人、という夢の様な状況だったのです

なので、社長が書かれていることに関して当時の状況というのはよくわかります。

書籍の全体の構成としては
社長の経歴の紹介から始まり、ソフトウェア開発会社に勤めていたころから始まります。
そして、独立してからブラック企業になってしまったのかの理由を紐解いています。
その間には、起業してから自社がブラック起業体質に陥り
そこからどういう経緯で転換点を迎えてホワイト企業とすることができたのか。
そして、それをどうして継続することができているのか。というのを詳しく記載されています。

つまり書籍「完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか」の流れは
時間軸の流れとして展開するため、時間を戻ったりすることがないため
社長が経験したことを、追体験するように読み進められるので大変に読みやすいです。

また、その幕間を埋めるように所属している社員のインタビューなども挟みながら構成されており
生の社員の声を聞かせてもらえるのは読み応えがありました。
最後の方の社員さんが「一度残業してみたい」というのは
ある意味でこの書籍ならではの名言ですw

書籍を読んでいてやはり興味関心を惹かれるのは
どうやってホワイト企業を目指そうと思ったのか

この判断を行ったのが「一人しか担えない人材が流出してしまう」と感じた時なのだそうです。

書籍では次のように書かれています。
一部を引用させて頂きます。

アクシア唯一のWEBデザインのスペシャリストである女性社員が、あまりの長時間労働に心身の限界を感じ、退職希望を提出したのです。彼女しかデザイン業務をこなす人材がいなかった当時のアクシアにとって、彼女を失うということは、会社の顔を失うようなもの。私はかつてない窮地に追い込まれてやっと目が覚めました。
ついに一歩を踏み出す時が来たのです。

良い判断をしたと思えます。ですが、裏を返せば重要な人材が流出してしまう。
そういう時になってからでしか自社の体質に関して気付けなかった訳です。

もう少し会社として・社長として余裕があり
自社に関してのPDCAサイクルを回すことができ
様々なことに関して考察し、考慮することができる体質であったのならば
このような状況に陥ることがなかったのかもしれません。
そういう意味では社員だけでなく、社長自らも首が回らない周囲を観察できないという
ブラック企業にどっぷりと浸かっていたといえるのかもしれません。

とはいえ、逆に考えて見てください。
今回あまりにもブラック企業だったことの反動からホワイト企業を目指した訳です。
ですがグレー企業だったり、一部だけブラック企業という場合。
果たしてこのような決断ができたでしょうか?

辞めるの?じゃあ次の人材探さないとな。こんな時期に辞めるなよ

なんていう陰口だけを叩き、現状のままグレーな企業を続けていた可能性もあるわけです。
そういう意味では前の状況などどうでも良く。
社長が下した一つの決断こそ重要だったと言えます。

書籍「完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか」から学ぶホワイト企業への道

IT関連の企業でホワイト企業へとなるためにどうするべきなのか。
直接的なことは書籍を読んで頂いて参考にしていただきたいと思います。
まあ、ホワイト企業への道こそが書籍の根幹なので。そこまで記事にしてしまうつもりはありません。

以前に紹介した「サイロエフェクト」にて
Facebookが取り組んでいる試みで個人的には面白いな。と思えるものがあります。
それは、同じ部署に居座り続けられないよう転属を多用するという試みです。

つまり、開発に何年かいれば、肩をたたいて次に移って知見を広めないか?と話をするそうです。

Facebookが取り組んでいたのは多くの人とコミュニケーションを取ることで
「サイロ化」すること自体を避けるための、社内文化交流を行うための
方法の一つとして紹介をされていました。

しかし私が考えるにこれも、もしかするとブラック企業を回避する方法の一つなのかもしれません。
というのも、エキスパートは一人二人で十分。と考える企業は
結局のところ、そのエキスパートにすべてを任せてしまうことになります。
仕事を任されたエキスパートからすれば大量の仕事を押し付けられるブラックと言えてしまいます。
先に紹介した書籍の状況と同じです。

しかし、定期的に配置転換しさまざまな技術を学び
さまざま人間がその技術を扱えるようにすることで
エキスパートだけに任せない仕事場ができるようになります。
それは仕事の分業制を実現させ、一人だけに仕事が集中しない状況を確立させて行きます。
こんなことからもブラック企業というのは簡単に打破できるのかもしれません。

ブラック企業で働いてお悩みの方、ブラック企業から脱出できない経営者の方。
一読してみて、自分の方針、そして自社の方針を考える意味でも
参考にしてみては如何でしょうか。

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