elude丸

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マイクロソフトが「Windows10」を無料アップデートに踏み切る。その裏事情とは?

      2015/10/03


MicrosoftがWin10を無料でバージョンアップできるが、その裏事情って?

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7月下旬にマイクロソフトがドル箱でもある「WindowsOS」の
ナンバリングバージョン「Windows10」を一部ユーザーに無料配布することを始めている。

配布するのは、過去2バージョンであり「Win7」「Win8」が対象。
自動で配布されることも申請可能だが、手動でバージョンを上げることもできるようだ。
手動バージョンアップはこちらからできます。

さて、そんな「Win10の無料配布」どうして
マイクロソフトはそんなトンでもない事を実施することにしたのか。

上記で書いたように、マイクロソフトにとって「WindowsOS」というのは会社の屋台骨とも言える基幹ソフトで
これまで、多くの売上を叩きだしてきたドル箱ソフトでもある。
そこに付随するOfficeなどの関連ソフトなどを含めると、もう国家予算と言っても良いほどではないか?

しかし、それは過去の栄光でしかない。
今現在、ディスクトップパソコンは徐々に
そのシェアをスマホやタブレットなどへと奪われ始めている。

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総務省提供、統計データ:「平成 25 年通信利用動向調査の結果

そんな大きく飛躍し始めているデバイスに対して、OS市場の雄でもあるマイクロソフトは、というと。
遅ればせながらもマイクロソフトもモバイル向けのOSを提供しており
日本でも数機種で搭載し、販売されていた。
あまり受けが良くなかったのだろう、その後の取扱いは見た記憶が無い……
日本の現状が海外の現状ではないので、各地を詳しく見てみるが
僅かながらWinOSの端末はあるようだが、奮っているとは言いがたい数字である。

世界の傾向とは真逆を進む日本のモバイルOS市場シェア

これがモバイルOSでのマイクロソフトの現状で
モバイル市場ではほとんど勝てていない。出足が遅かったのか悔やまれる。

でも、ディスクトップとモバイルとじゃ。OSは違う訳だし気にしすぎじゃない?

それではディスクトップとモバイル。それぞれのOSについて比べてみよう。
モバイルでiOSを展開するAppleは、ディスクトップではMacOSを提供している。
モバイルでAndroidを展開するGoogleは、ディスクトップではまだ正式なOSは展開していない。
マイクロソフトはというと、ディスクトップでWindowsOSを展開しているが
モバイルでは散々たる結果である。

となると、生き残りを掛けたディスクトップとモバイルの占有率の争いでは
Appleが頭ひとつ抜きん出ていると言え
番手争いではGoogleマイクロソフトで鍔迫り合い中であるのは推察に難しくない。

しかし、その鍔迫り合い。どちらが優勢かというと、すでにGoogleが貴重な一手を打っており
それを受けて、マイクロソフトは舵切りを余儀なくされたと考えている。

その貴重な一手とは、ChromeOSを搭載したノートPCの販売である。

ChromeOSは現在開発中ながら、オープンソース系のオペレーティングシステムで
多くのIT企業が開発に協力しており、大変将来が有望視されている。
IT企業が開発に協力する大きな利点というのは、やはりオープンソースであること。
これまでは「製品価格+OS」という形で価格が設定されてしまうため
消費者には割高に写り、手軽に手の届く製品にはならなかった。
しかし、OS自体に料金が掛からないオープンソースは、製品自体の価格で勝負することができる。
この部分に多くの企業が飛びついたのだ。

そうなると、OS自体で儲けるというビジネスモデルでは
数年は問題なくても、長いスパンで考えた場合
マイクロソフトに果たして未来があるのだろうか?

そのような検討がなされた結果
今回のように無償での乗換を余儀なくさせたのだと、私は考えている。
追随するものは、上を目指せば良いので楽だが。
追随されるものは、下を見ながらも、上を考えなければならず。
なかなかに今後のOS市場の展開は激動しそうである。

 - ヨモヤマ