elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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WELQ問題の追跡調査から考察する私の考えは「SEOの神」辻さんとは少し異なります

      2017/05/27


WELQ問題から半年の詳細な追跡調査は是非とも見て欲しい

SEO従事者としてこの記事に関しては取り上げなくては行けないでしょう
ということで紹介させていただきたいと思います。

WELQ退場から半年。事件は医療・健康系検索結果をどう変えたか?

去年末に大きなニュースとして取り上げられ
ネット検索の真偽について物議を醸しだした「WELQ問題」について
発端とも言える要因を作られた一人でもあります
「SEOの神」であられる辻さんが、その後の追跡捜査を継続し
その結果を公開して下さいました。

詳しい記事内容は是非とも読んでいただきたいと思います。
詳細にまとめられたデータに細かなキーワードまで拾い集め
丁寧に精査されたことが理解できるほど、良質なコンテンツと言えます。

べた褒めではありますが、私はこのコンテンツを見た時に

「これこそが神の御業である」

と言うSEが入る超必殺技を喰らうほどの衝撃を受けたに等しい感覚に襲われました。
SEOを極めるということは、ここまで詳細にデータを分析し
キーワード群を精査することになるわけですね。勉強になります。

まあ、そんな自分のエセSEOに恥ずかしさを覚えながらも
辻さんがそれだけの労力を使い「WELQ問題」がどういうものであったのか
そして大きく世間に認知されたことで、その後どのような変化が起こったのか。
そんな追跡捜査をされた情報がまとめられているわけです。

調べるまでもなくある程度は予想されていた未来

正直なところ、WELQ問題が取り上げられ、閉鎖する前から
閉鎖された後は別の似たようなサイトが上に上がるだけ。
他のアフェリエイトサイトが喜ぶだけ、というのがSEO従事者の
ある意味で共通の認識だったように私などは感じていました。

そんな予想を裏付ける結果となっており
正直なところ、簡単には現実を変えていけないことに心苦しい思いを感じてしまいます。

そういう意味では記事をまとめられました辻さんも同じような
忸怩たる思いがあったのでしょう。次のように記事後半で書かれています。

このことは、わたしは非常に残念に感じます。2016年末のWELQ騒動は非常に大きなものでした。多くの人、多くの会社に影響を与え、日本のインターネットの信頼性が疑われる事にまでなりました。
しかし、信頼性を欠くメディアが急増し、それによって誤った医療情報の流布等も進んだ状況で、あそこまでの騒ぎになったことはしかたがないことと思います。あれをきっかけに多くのメディアが運営を見直すことにもなり、あの騒動には大きな価値があったと私は考えています。

しかし、あの問題の原因のうちの少なくない割合を占めている検索エンジン、この半年でも改善を数度宣言したGoogleにおいて現段階であまり改善がみられないというのは、非常に残念な事です。
検索結果を作るアルゴリズムの改善は続いています。きっと近い将来、このような問題は過去のものになるでしょう。しかしあれだけ大きな問題になったWELQ問題にも関わらず大きな改善とはなっていないのが現状です。

「WELQ問題」の後でGoogleは珍しく日本独自のアルゴリズム改善を行いました。
その結果として、改善に務めているという印象を我々に与えてくれました。
ですが、辻さんが言うようにまとめられているデータを見る限りでは
結果にあらわれていないと言わざるを得ません。

そういう意味では「改善しているという印象」を与えてくれていただけに
残念に思わざるをえない。きつい言葉を使えば裏切られたというのも頷けます。
結局の所、上が抜けて喜んでいるのは下に連なっている似たようなサイトだけだった。
という事実にはしっかりと目を向けなけれなならないでしょう。
実際ならばその病気に悩んで、苦しんでいる人が喜べる結果を返すことが
Googleが望むべき未来であるはずなのです。

ユーザーの望むものを汲み取れる企業Googleの目指す先は?

辻さんがこんなことを書かれています。

Googleは非常にすばらしい検索エンジンだと考えます。そのリソースがこの問題にもう少し向けられさえすれば相当の改善が行われるものと思います。しかしそれがいつ行われるかも分かりませんし、改善されたとしても完璧な検索結果はありえません。
検索結果は今後何年も問題ある医療情報に汚染され続けているはずです。

私も同意見です。
Googleというのは、ものすごくユーザーを見ている企業だと私は考えています。
以前にもこんな事を書かせて頂きました
「企業」「ユーザー」という垣根を上手く超えて
ユーザーの望むものを汲み取り、機能を拡張させることに長けた企業だと思っています。

それだけユーザーの望むものを汲み取れる企業が持つリソースを
上手く使うことができれば、改善を推し進めることもできるはずだと私も感じるわけです。

真偽に判断をどうするのか考慮せずのGoogleへの非難は私は違うと感じます

最後に、少し不謹慎なことを書くことになります。
書く内容においてはもしかすると、反感を覚える人がいるかもしれませんが
あくまで表現としての内容なので、私が実際にそういう感覚を持っているわけではありません。
ということをご理解、ご了承を頂ければと思います。

アフィリエイトサイトの記事に関してはまったく読ませて頂いていませんので
その全容を知っているわけではありませんが、本当に効力がない。と誰が判定するのでしょうか?

疑わしいから、限りなく黒に近いから、嘘だという情報が多いから。
そういう意味合いだけで、確証もなく順位を下げられることへの不安を私は感じずにはいられません。

例えば、それが我が国、日本と韓国の間で取り沙汰されることが多い問題の場合
(具体的な問題は取り上げません。いろいろと目立つのも面倒なので)
その真偽について両国の主張は異なっているにも関わらず
韓国は国内だけでなく、海外にまで彫像を設置しロビー活動を積極的に続けています。
それを信じ海外ニュースなどにも取り上げられることが多くなってきます。
明らかに情報量という部分では差を広げられていると言っても過言ではないでしょう。
ではこの時、どちらが真実なのか誰が、どのような形で判定をするのでしょうか?

今回の問題は医療問題だから考える必要ない・論点が変わっている

という意見に対応するならば、こういう例えではどうでしょうか?

とある病気に効く画期的な新薬が開発されたとします。
効果が大いに期待できる製薬であり、多くの人が認可されることを待ち望んでいます。
しかし、どういう訳か日本ではなかなか保険適応が認められず認可が進まない。
という状況があるのも真実です。どうして認可されないのかはこの際は置いておきます。
サスペンスドラマなどよろしく、裏にほの暗いものがあるのかもしれません……。

この時、薬の検索結果の真偽を判断するのが「製薬業界」だった場合
その薬が無いものとして、検索結果に圧力をかけられることも容易です。
それは我々、ユーザーが欲しているはずの知る権利が犯されることになり
情報封鎖とも言える対応に近いように思えてなりません。

まあ、実際にはGoogleだけから情報を入手するような時代ではなく
SNSであったり、ニュースであったりと情報を入手する方法は様々ななので
情報封鎖されるようなことはない。といえます。

そう、あくまで誇張した内容ではあります。
正直な話、Google側の検索結果に関して
私は辻さんほどにもう少しなんとか出来るだろう。という高望みを持っていません。
当然、出来るようになれば良いとは思います。出来ることが1番良いはずです。
ですが、Google側としても簡単には手を出しづらい部分だと言わざるをえないのではないでしょうか。

そういう意味では私が望むのは
こういう問題を常日頃から取り上げ、使うユーザーのレベルを少しでも上げること。
つまりリテラシーの底上げこそが、ある意味で対抗策なのではないだろうか。
という考え方を私は持っているのです。

WEB関連のリテラシーは自分で率先して勉強しない限り
すぐにでも置いていかれる現状があります。
そういうことにならないように、芸能ニュースや政治などと同じようにして
情報ニュースももっと一般的に扱われるようになることでも
リテラシーをあげられるのではないかと私は考えています。

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