elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

*

コンテンツを制するためには「流通を制する」という言葉が興味深い

      2017/06/06


ハリウッド作品がアニメ化していくその先にあるものとは?

まずはそのタイトルに興味を惹かれた。
という記事を紹介したいと思います。それがこちらの記事。

ハリウッドのほぼ全ての作品が”アニメ”になった理由――その秘密はCGが可能にした「天才不要の制作システム」にあった

「ハリウッドのほぼ全ての作品がアニメ」に?
と驚かされるタイトルですが、たしかに思い返して見ると
多くの作品が「アニメ」作品となっていることに驚かされます。

実際、実写だと言っても多くの部分でCG処理が行われるようになり
ほぼほぼ演者は「ブルースクリーン前で演じる」ということも少なくはない、と聞きます。

そういう意味では「ほぼほぼアニメ」というのもうなずける内容かと思いわけです。

この記事は対談形式にて紹介されており、興味深く内容を読むことができます。
アニメ業界などに興味がある方は読んでおくとためになるかも?

凋落したディズニーだからこそ次の転機を得ることができた

そんな記事の中から個人的に気になった部分を抜粋していきたいと思います。
序盤はハリウッド作品。それもディズニー作品について話が進みます。

2000年頃のディズニーは瀕死だったんですよ。「ディズニー・ルネッサンス」と言われた1990年代前半の快進撃も94年の『ライオン・キング』を頂点として終息し、CGに移行できないままウォルト・ディズニー生誕100周年超大作『アトランティス失われた帝国』をつくったもののもコケちゃって、2004年にはとうとう伝統の手描きのスタジオを閉じてしまいます。

確かに一時期のディズニーは凋落していたと言わざるをえません。
別にコンテンツを制作していなかった訳ではないのですが
なかなかに鳴かず飛ばずだったようです。

しかし、今の若年層というのはすでに物心付いた頃から
「ピクサー」という名前で制作された「3Dアニメーション」を見ていたでしょうから
その当時のことは知らないとは思います。

凋落していた時期に制作され何気に消されたヒロイン「ムーラン」
皆さんは御存知でしょうか。ディズニー作品のヒロインとして
ほぼほぼ出番がありませんw

しかし、そうやって凋落を経験できたからこそ
今現在映画産業を支えている下積みを作ることができたのだと思います。
記事でも書かれていることですが抜本的な改革を
大変にドラスティックに進めた結果が、大いに芽が出た事例だと私も感じます。

スタジオ・システムによる外注で人材教育も必要だった

そうやって記事ではコンテンツ事業についての話が進み
やがて日本のコンテンツ制作現場についての話になります。
ココらへん、内輪の話が聞けて興味深いです。

要するに、システムで差がつくんですよね。日本の話になりますが、アニメと実写でどうしてここまで差がついたのかというと、スタジオシステムがあるかないかということも大きいと思いますね。
アニメの場合、条件は企業体力によって差がありますが、学校を出てからスタジオという取りあえず就職する場があるわけです。一定期間のトレーニングがあって、仕事を覚えながら現場に入り人間関係が作られていく。

という風に紹介しています。
私判断ではありますが
「スタジオシステム」というのは外注という形でしょうか?

外に制作を依頼することで、さまざまなスタジオが開かれるようになり
いろいろな人材に仕事が供給され、様々な人材が教育されているのがアニメということなのでしょう。
しかし、ドラマや映画などの現場では「コストの問題」から大手が一手に担う傾向が強く
どうしても制作現場の数が増えず、結果として人員の育成にも手間取った。という話です。

ですが、現状の日本のアニメスタジオのアニメーターの給料などを聞き及ぶに
スタジオシステム自体も、どこかで統廃合が必要なのだとは思います。
数だけ増えて給料がうまく回らなければ、結果として仕事環境の悪化は否めません。

とは言え、外注する先が少なければ確かに人材教育も広がらず
結果として先細りをする恐れがあることを
当時の経営陣には考えが追いつかなかったのかもしれません。

「流通を制した者が作品を制する」という言葉は深い

そして話は先に進み
やがてコンテンツを配給する側へと話が移ります。
そんな中で私も契約しているNetflixについての話がでてきました

そして、今はネットフリックスもアマゾンビデオもすごい制作費でコンテンツを作っていますよね。これは流通を制した者が作品を制するという、映像の歴史が繰り返されることを予感させます。

面白い言葉なのが「流通を制した者が作品を制する」です。
しっかりと的を得ているように私も思えます。

言うまでもありませんが、どんなコンテンツを作成したとしても
どこかに公開しなければ誰の目にも触れません。

つまり、そんなコンテンツを提供できる流通網を構築したところが
多くの作品を集めることになり、結果として作品というジャンルでも勝者になることができる。
という話だと言えます。

例えば、Youtubeは動画を気軽に投稿できるサイトを構築し
その結果、世界中の多くのユーザーがこぞって動画を公開するようになり
Youtuberという職業まで出来るようになったわけです。

とは言え、流通を制する、ということ事態が難しいと言わざるをえません。

例えばNetflixやHulu、amazonプライムビデオのような「SVOD」ですが
ご存知のようにHuluはNetflixなどがやってくる以前から日本での展開を開始していたわけです。
しかし、どうでしょうか?Netflixが入る以前から
Netflixに危機感をもたらせるほどに、多くのユーザーを集めていたと言えるでしょうか?

結局のところ流通を制するためには
マーケティングという広告宣伝方法は必須であり
ユーザーなどに対して、いろいろと知ってもらうための売り込みは必要だと言えるわけです。
それが出来るかどうか。流通だけを制すれば良い、というわけには行かないのがビジネスの現場といえるでしょう。

そんな記事を読みながら興味関心を覚えたのが「VR」というコンテンツです。
別に「VR」という文言はでてきた訳ではありませんが
VRは新しいコンテンツであり、新しい可能性を示しているわけです。
ですが、VRを専門に扱っている「流通」というのは今のところ存在していません。
Youtubeなどで「バーチャル リアリティ」として提供はされていますが

それも現行の動画サイトに組み込む形で行われています。
VRコンテンツが多様に作られるようになり、現状の動画というものが
VRに置き換わる頃には、VRだけを集めた流通というのももしかすると作られているのかもしれません。

 - VOD, アニメ