elude丸

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キャッスルヴァニアを日本のプロダクションが制作しなかったのは企画持ち込みをしなかったから

      2017/07/13


悪魔城ドラキュラのアニメ制作はパイロット版だったから4話しかなかった

私がフォローしている方が面白い疑問を上げていたので
ちょっとネタとして使わせて頂きたいと思います。

そんな面白い疑問のツイートがこちら。

私もNetflixにて視聴をさせて頂いた
「悪魔城ドラキュラ キャッスルヴァニア」
なかなかに海外制作という感じが存分に味わえる
大人向けの作品となっていました。(グロという意味で……)

そんなキャッスルヴァニアですが、素朴な疑問が生じる訳です。

「どうしてキャッスルヴァニアは日本国内制作ではなかったのか?」

という疑問が……。

そんな疑問の私的見解は
「パイロット版での制作決定であった」だと考えています。

アメリカのコンテンツ制作の現場は「パイロット版」の制作から始まる

アメリカのコンテンツ制作では日本以上にマーケティングを重視します。
その一つの方法が「パイロット版」の制作です。

パイロット版とはその名前の通り、お試しでコストを抑えた形でコンテンツを制作します。
その後、制作したパイロット版を一定数のユーザーにてクローズド視聴テストを行い精密なアンケートを採取。
その分析結果から、ストーリーの手直しであったり、俳優の変更なども含めた上で
ドラマ化する、しないを判断する訳です。
もちろん、パイロット版の反応が悪ければドラマ化すらしないことも少なくありません。
しかし、一度ダメだからと言ってボツネタとして消えるのではなく
何度かのトライの後に世に出るコンテンツも少なくありません。

そんなパイロット版の制作状況を考えた上で
今回の「キャッスルヴァニア」の展開を見てみると
1シリーズが「4話」と少なく、物語は本編が始まる前のエピローグ部分。
ゲーム内に登場する3人の主要キャラが出会う前日譚というもの。

つまり、今回公開された「シリーズ1」というのは
Netflixとしても「パイロット版」であったことが伺えます。

恐らくNetflix側でも、日本のゲーム原作であり
そこまでファン層がいるかどうかもわからない古い作品。
そんな原作をアニメ化することに二の足を踏み
マーケティング的に成功するのか判断がつかなかったのでしょう。

結果として「4話」だけ制作する資金を捻出することで
パイロット版という形での制作を決定したのだと思います。

アニメ「キャッスルヴァニア」の企画を持ち込んだのはアニメ制作スタジオ?

そう考えると、このアニメ制作を持ち込んだのは
キャッスルヴァニアを制作した「フレドレター・スタジオ」という
アニメ制作スタジオ側なのではないか、と考えられます。

Netflix側からの企画ならば、パイロット版という形での制作ではなく。
しっかりと資金を集め、1シリーズを作り上げることもできたでしょう。
今回は外部からの企画持ち込みだったことから
詳しい状況調査を得ることができないため
パイロット版という形での展開を考えたのだと私は推察するのです。

で、件の質問である。「日本のプロダクションで制作しなかった理由」というのは
企画を持ち込んだのが海外のプロダクションだったからこそ
そのスタジオが作成を当たったと考えています。

しかし、パイロット版の制作には日本のプロダクションの問題もあります。
日本のアニメ制作はどうしても地上波の縛りをあまりにも受けすぎています。
つまり「1クール」は持たせなければならない。という決まりです。

今回の制作はあくまでパイロット版での制作でしかなく
1クールを補うような資金は与えられていません。
その時点で日本のプロダクションが制作に乗り出すことは皆無だったと思えます。

しかし、今現在のアニメ放送枠は「深夜枠」が多く
本当に「クール」に縛られた制作は必要なのでしょうか?
というのは私の疑問です。

クールという枠組みに収めるために
原作の複数の話をうまく掻い摘んで一つのアニメ放送に詰め込むような
アニメも少なくはありません。

最近ではSVODを始め様々な動画サイトにて公開することも少なくありません。
そろそろクールという縛りを破り、自由な制作を行っても良いのではないでしょうか?

 - VOD, アニメ