elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

*

Netflixがアニメコンテンツに本格参入でハイクオリティアニメがさらに増えて来る!

      2017/08/19


地上波の深夜枠を与えておけばと考えるテレビ関係者は選択を迫られる?

Netflixがアニメに本格的に参戦する。
と声高に叫んだイベントに関しては以前にこちらで紹介しました。

「世界にアニメファンを増やす」という言葉は決して夢物語ではないと思う

そんなNetflixのアニメ戦略に対して
「WIRED」が面白い記事を紹介しています。

Netflixの世界戦略を「アニメ」に見た――独自作品の配信を強化する本当の理由

どうしてNetflixがアニメ作品を世界へと向けて配信するのか?
そんな疑問に基づく展開が、詳しく書かれており説得力があるように私は思います。
一度、読んでみてはいかがでしょうか?

Netflixの本腰はもしかすると「アニメの転換点」になるかも?

記事内でタフツ大学教授のスーザン・ネイピアの指摘として

「近年のアニメ視聴人口の拡大には目を見張るものがあります。アニメ視聴者はいまだに8~35歳の若い男性に偏っていますが、より高齢なファンも多く男女差も減少しています。これは男性ファンが多かった初期と大きく異るのです」

と語っていますが
そういう傾向が日本だけでなく海外にも広まっていると考えたとき
Netflixがアニメをコンテンツ戦略として
盛り込んだことの意味合いというのは大きいように私も感じます。

Netflixがアニメコンテンツについてぶち上げた戦略は
もしかすると、今後のアニメ文化そのものを大きく転換する。
一つの転換点になるのでは?と考えていたりします。

それは「アニメビジネスの転換点」です。

先行投資的なアニメビジネスモデルから
契約による継続的な収益を実現する契約ビジネスモデルへの転換。

日本のアニメ市場の今現在の流れは
アニメの地上波放送を「プレアクセス」とし
その後に販売されるDVDやBDなどの関連商品による「オンアクセス」にて
先行して投資したコストを回収します。
その中からより良い作品を見つけると
次回作や映画化などでさらなるコンテンツ強化を続けていくビジネスモデル。

しかし、先行投資の問題は明らかです。
回収できる作品ばかり。という訳ではなく
回収できない作品を作ったアニメスタジオはその負債を背負うことになります。

SVODとの契約でクオリティーアップに繋がる

対して、NetflixなどのSVODへとアニメコンテンツを卸す場合には
「契約」というカタチによってコンテンツ使用料を得ることができます。
結果として、先行投資以上にコストを掛ける必要がなくなります。

アニメの地上波での放送は制作コストの「10%」ほどしか賄えなかったとして
SVODへと契約することで「50%」ほども賄えるとするならば
初期投資の制作コストには「40%」もの開きがでてきます。

安価に造れる、という訳ではなく
これまでと同じコストでより構成力をあげた作品
原画に力をいれた作品、声優に力をいれた作品などへと
クオリティをあげることにコストが使える訳です。

それは結果として、ユーザーニーズを満足させることに繋がり
その後に展開するであろう「オンアクセス」を効果的に底上げします。

そして、何よりもNetflixやAmazonプライムビデオなどの
世界を股にかけるSVODだと海外でも作品が公開することができ
日本だけでなく、世界中で作品のファンを広めることも出来るわけです。

そこには新しいビジネスチャンスが待ち構えているかもしれません。
日本アニメをPVに採用されたビジネスチャンスのように

初期投資を安価にするための転換点が
Netflixがアニメに本格的に参入することを宣言したことで
大きく広がるように私は考える訳です。

これまでの地上波の深夜帯の放送枠さえ与えておけば良いだろう。
と考えているような日本のテレビ関係者は
十二分に今後のことを考慮するべきかもしれません。

 - アニメ