elude丸

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2016年を増益につなげたのは決して2016年だけのヒットアニメだけではない

      2017/08/29


2016年だけがヒットアニメを作り上げたわけじゃない

少し興味を惹かれた記事があります。
まあ、興味がある。と言っても面白いとかよく調べられているから一読を。
という話ではなく。
少しの見解と異なっている。という部分での興味を惹かれた訳です。
とは言え、正解が簡単には分からない。そして正解自体が存在するのか?
という内容であることを鑑みると
どちらも正解ではあり。そして、同時に間違いかもしれません。

そんな記事というのがこちらになります。

ヒット豊作でもアニメ制作企業46%が減益の謎 「製作委員会方式を見直す時期にきている」とジャーナリストは指摘

内容を簡単に要約させて頂くと
2016年で増益したアニメ制作会社が増えたことを取り上げている記事で
2016年はヒット作が多かったからだ。と紹介しています。

私はそこに個人的な疑問を感じたわけです。
そんな私が感じた疑問は2つ。それぞれを一つづつ紹介したいと思います。

記事元が参考にしたのは「アニメ制作企業の経営実態調査(2017年)」(資料元:帝国データバンク)

疑問1:2016年がヒット作に恵まれたから増益が増えたのか?

記事では2016年のヒット作が影響して増益に繋がったというカタチで紹介されています。
確かに2016年は「君の名は。」を初めて多くのアニメがヒットを飛ばし
記憶に残っている作品も多かったのではないだろうか。

しかし、根本的な部分を確認して欲しい。
この記事で取り上げられているグラフというのは
「増益に転じた企業の割合」になります。
ということは、アニメ制作会社の企業が個々として黒字転換できている数に成るわけです。

つまり、ヒット作があったとしても、そのヒット作に多くの企業が関わっていないと
黒字転換する企業の数と釣り合いが合わないと言えます。

何十社、何百社と係るなど映画作品だったとしても
そこまで簡単に黒字転換することなどできるのでしょうか?

という疑問を持つと、アニメのヒット作だけがこのグラフを構成しているようには
私は思えない訳です。

では、何が要因として黒字転換する企業を増やしたのでしょうか。
私が導き出した答えというのは
「Netflix」や「Amazonプライムビデオ」などのSVODへの
コンテツ提供による増収ではないかと考える訳です。

ちょうど海外からのSVODが入ってきたのも2016年9月から
2016年もまだ三ヶ月ほどあるわけで、増収を実現させるためには効果もあったと思えます。

疑問2:本当に2016年のヒットアニメが結果を変えたのか?

次の疑問が

本当にアニメがヒットすることで増益するのか?

です。

というのも、今現在の深夜アニメの放送は
放送枠が安価であることから選択されます。
それは結果として視聴率を期待できないことから
広告効果も得られず、テレビ放送での収益というのは
なかなかに厳しい部分も少なくありません。

つまり、ヒットして視聴率が変わったからといって、すぐに収益を得られるわけではありません。
では、どうして収益を得ているのかというと「DVD」「BD」などの物販になります。

と、考えた時。2016年放送のコンテンツがヒットしたとしても
DVD化されるのはそれからしばらく経ってからになります。
例えば「君の名は。」も2016年公開で、DVDやBDが販売されたのは2017年のこと。

地上波放送のアニメでも数ヶ月ほどしてからの第一巻が販売されます。
と、考えた時、2016年のヒット作も「9月」以前
つまり2016年夏アニメぐらいしか対象と言えるのではないでしょうか。
そのようにずれ込むことを考えると、2015年のヒットしたアニメも
その恩恵は決して少なくないはずだと言えるわけです。

これらの疑問から、私は今回紹介した記事には興味を持った訳です。
つまり、いろいろな部分で成果を出し続けたことが要因だと思うわけで
安易な「製作委員会方式」への批判。というのは少し違うように思えてならないわけです。

 - VOD, アニメ