elude丸

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映画「ジュラシックワールド」テーマはキズナだろうが関係なしに楽しめる

      2017/04/03


映画「ジュラシックワールド」 テーマとしてはキズナだろうが…

昨日は8月5日、日本で公開された映画「ジュラシックワールド」(英語名:Jurassic World)を鑑賞させて頂いた。

jurassic_world

最初に結論から言わせて頂くと、映画としては、やっぱりハリウッド作品。
正直、見終わった後に人と見たないように対して話したくなるような深い部分は特にないw
見ている時のスリルとパニック、そして安堵できるエンディングまで。
綺麗にパッケージ化されていたら、それで問題ない。そういう作品。
(いや、それが悪いわけではなく。これこそハリウッドアクション。というものを再認識)

つまり、どんな状況でも楽しめる映画と言える。
カップルだろうと、家族だろうと(悲惨な描写もありお子様には…)友達だろうと。
なので、オススメと言えばオススメだが映画を見た後に、いろいろと話したくような映画では特にない。
そのため、レンタルやDVD、BD。最近ではVODなどで後々借りても、大きな失敗は起こらないだろう。

映画「ジュラシックワールド」のテーマとしては「キズナ」

さて、それだけの感想で終わっては投稿記事としてヨロシクないので、さらに深堀りしたいと思います。
とは言え、所詮は物好きな人間が言っているだけなのでご容赦を。
あと、もしかするとネタバレになる部分もあるかもしれませんので、読む場合には自己責任で。

まずはジュラシックワールドの設定を紹介。
ジュラシックパークから20年後の世界で描かれており
ジュラシックワールドは人気観光施設として人々に受け入れられていた。
今回、さらなるパークの活気を集めるために新しい品種改良したハイブリッドの恐竜を展示することを画策する。
しかし、ハイブリッドの恐竜は成長するに伴い、賢くなり知能の高い生命体へと成長する。
そして、パークに2万人以上の観光客が来ている時に、起きてはいけない事件が起きるのだった。

という感じで物語は進んで行く。

そんな「ジュラシックワールド」についてテーマとしてあるのが「キズナ」だと私は見ている。
家族とのキズナであったり、兄弟のキズナであったり、上司と部下のキズナ。
そして、人間と恐竜とのキズナ。というのも作品内で描かれている。

その人間と恐竜とのキズナという部分がちょっと過去作と違うと感じるところ。
過去作のジュラシックパークでは、恐竜は人を襲う危険な存在。という認識を刷り込み。
恐竜に追われる恐怖を全面に押し出した作品だった気がする。
そのため、恐竜の生態や性格などについて詳しく描かれていなかった。

皆様、リアルな肉食動物であるライオンを思い出して欲しい。
ライオンはやたらめったらに草食動物や人間を襲っているだろうか?
いや、決してむやみに襲っているわけではない、空腹であったり捕食する目的でしか襲うことはないのだ。
それは恐竜にも言えること。そういう観点から過去作品を見てみると
えらく執拗に人間を襲っており、もっと他に食べられる動物がいるだろう。というツッコミができてしまう。
だって、周囲はジュラシックパークなんだからw もっと草食恐竜は多くいるはずなのだ。

しかし、今回はその矛盾点を描く場面があった。
それは檻から逃亡したハイブリッド恐竜が、森の中で様々な恐竜へと襲い、傷付けるのだが
捕食する目的ではなく、ただただ攻撃だけを続けているのだ。

この部分、どうにも「ハイブリッド恐竜=悪」というイメージ操作をしているように思える。
捕食するワケでもなく、ただただ傷付けるためだけに、他の恐竜を襲う。だから、この恐竜は悪い
で、終盤で起こる「恐竜大戦争」で見ているユーザーに「ハイブリッド恐竜をやっつけろ!」という印象を与え
人間が好きな勧善懲悪の設定にすることで、エンターテイメント映画としてパッケージ化している。

そんな映画「ジュラシックワールド」の解せない部分

しかし、今作ではいろいろと解せない部分もある。
まず、ジュラシックワールドを管理運営する会社のCEOが
上記で紹介したハイブリッド恐竜によって引き起こされる惨事を止めるため
どうしてか、自らヘリを運転して襲撃に向かうのだ。
ヘリのパイロットとして、抜群の腕前を持つならそれでも良いが
実際は免許も交付前のまったくのペイペイ。…で、案の定ヘリは墜落してCEOもアボーン

まあ、物語の展開として、上役が死ぬことで話が展開するので演出としては早々にCEOの退場は必須だったのだろう。
しかし、その退場のさせ方がなんとも納得できない。
リアルに考えてみるとする。ジュラシックワールドがあるのは孤島。
移動手段としてもっとも便利な手段は?というと、ヘリ以外にないだろう。
内陸部に行くのに船は難しい。車もあるが舗装された道路のみな上に時間がかかる。
そんな所にヘリのパイロット、それも予備員がいない。……というのは、リアルではない

他にも序盤から中盤はテーマパークという設定からも観光客が多く登場する。
大変賑わっている施設であることを印象づけていと共に、登場する恐竜のデモンストレーションとしても使用している。
他に重要な役目がある。それが中盤一番の盛り上がりとも言える、てトリケラトプスが観光客を襲うシーン
(TVCMなどでも一部紹介されているシーン)
ここは観光客が襲われ、パニックが起こることで、見ているユーザー達へとスリルを植え付けるもっとも重要なイベントシーン。
ハッと息を呑むような恐怖体験が無ければ、エンターテイメントとしての映画が欠けてしまう。
こういうスリルは必要不可欠だと言える。

しかし、その後、夜半へと時間が展開した時、突然画面内に観光客は登場しなくなる。
それを伝えるために、管制室の監視カメラという映像で退避シェルター内が写されるのだ……。
浅く考えてみると、少々この演出に不自然さを感じてしったのだが
よくよく考えてみると、上手い演出だと納得できる部分でもあった。

序盤から中盤までは、観光客の立ち位置としては「賑やかし」という部分で、必要不可欠な存在だ。
しかし、十分賑やかしてくれた後には、主役級がストーリーを盛り上げるので
正直、見ているユーザーも気にしてもらっていては困るのだ。
シェルター内の映像がなければ、観光客がいなくなったことにユーザーが意識を取られてしまうし
観光客がウロチョロしていると、最後の盛り上がり部分が煩雑になりかねない。

そこで退避シェルター内を写すことで強制的に観光客を舞台から降ろし
あとは主役級のキャラクターだけの存在へと落としこんでいる。
演出としては強引な気もするが、実際見ている時にはそれほど気にならなかった。
そのために演出として上手いと言えるのだ。

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