elude丸

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Switch「ゼルダの伝説ブレスオブザ・ワイルド」オープンワールド化するためのギミックが満載

      2017/12/21


ゼルダの伝説ブレスオブザ・ワイルドはオープンワールド化するためのギミック満載

ついに「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」(「ゼルダの伝説BoW」と略します)をクリアしました。
私が買ったのは最近ガイドブック付きで販売されたこちらのバージョン。

まあ、2017年のゲームオブザイヤーを獲得したことを考えると
今後DLC全込の「GOTY記念」のバージョンも販売される可能性もあるので
もう少し待ってみる。というのもありかも。

まずはゼルダの伝説BoWの率直な感想を言わせていただくと
「そら、ゲームオブザイヤー取るわ」と思えるほどの良作だったことは間違いありません。

さて、クリアしたことでようやくゲームの感想を書けるわけですが
すでに販売されてから一年近く経つゲームということもあり
多くのユーザーがさんざんいろいろな感想が出揃っている状況。
聞き飽きていることかと思います。それでもやっぱり書きたくなるわけです。
それだけ面白いゲームであり、どうしてそこまで面白いのか。というのを考察したくなるわけです。


©2017 Nintendo

ゼルダの伝説BoWは「オープンワールド」を成功させるためのギミックが詰まってる

ゼルダの伝説BoWが開発される時「オープンワールド」で行くと決めた時
オープンワールドを最大限に楽しめるように考慮されたことが本当にうなずけます。

それは雑魚敵となるボコブリンたちの配置武器の耐久度などに現れています。

ゼルダの伝説と言えばシリーズを通してリンクが扱う武器といえば
「マスターソード」と呼ばれる唯一無二の武器。

しかし、今作ではこれ以外の武器が豊富に配置されており
いろいろな武器を使っての攻略を楽しむことができます。

これにはオープンワールドという設定を最大限に楽しむギミックであると私は考えています。
もしも、これまでのゼルダの伝説のようにマスターソードを手に入れて
それだけを使う戦闘が続いた場合、ザコとわざわざ戦う意味が見出せません。
なぜなら最強の武器を手に入れており、出て来る雑魚はただの邪魔でしかないからです。

しかし、マスターソードを失っているという設定から
「ゼルダの伝説BoW」では武器は現地調達という制限が設けられました。
これは敵の武器を強奪したり、敵が隠している宝箱から有効な武器を入手。
という方法を取らなければ強い武器を揃えることができない訳です。

コレにより雑魚戦との接点を強引に設け
オープンワールドで出てくる敵をただ駆け抜けて逃げるだけでなく
積極的に戦いを仕掛け強い武器を集めるための相手へと昇華するギミックだといえます。
その裏付けとして各村にあるよろず屋にて武器などが売っていません。
最低レベルのハンマー、斧などは村内にて入手できますが
これは素手での攻撃を行えないリンクへの最低限の配慮であり戦闘向けの攻撃力としては満足とは言えません。

ゼルダの伝説シリーズならではのギミックを各所に散りばめた豪華仕様

他にもオープンワールドを楽しむために
マップ上のオブジェに関して配慮されていたことが
こちらのカンファレンスの記事にて確認することができます。
興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。
なかなかに細かく配慮が行き届いていることに驚かされるはずです。

[CEDEC 2017]「ゼルダの伝説BotW」の完璧なゲーム世界は,任天堂の開発スタイルが変わったからこそ生まれた

さて、続いてのポイントなのは、ゼルダの伝説というシリーズで印象的なゲーム性というと
多くの人が話題に上げるのが「攻略する多彩なギミック」だと思います。
爆弾で壁を壊したり、硬い甲羅をフックショットで引剥したりなどが分かりやすいかと思います。

それらはダンジョン攻略には必要不可欠であり
ダンジョン内のギミックを自らいろいろと試して気付く訳です。
そこには自分で考察して攻略できることから「爽快感」を味わえます。
そして、その爽快感をゼルダの伝説ユーザーはプレイする糧にしているのは間違いありません。

今作「ゼルダの伝説BoW」ではそんなギミックを「祠」という形で多数展開することで
ダンジョン攻略やボス戦以外でも「爽快感」を味わえるように考慮した結果だと思います。

そして、祠で得られる爽快感は
オープンワールドというゲームプレイにおいて
探索意欲のボルテージを一定に保つ効果があります。
先に紹介した記事の言葉を使うならば、それが「引力」といえます。

オープンワールドの世界を隅々まで探索してもらうためには
ユーザーが楽しめるための「引力」が必要になります。
そこで任天堂ではアイテムを配置することで引力としました。
ですが、ユーザーとしてはもしかすると祠で受けられる試練に挑み
見事攻略した時に得られる「爽快感」を受けたい。という意欲も
オープンワールドを探索させるための意欲に役立っていたのではないかと思うわけです。

かくいう私もその引力にやられてしまった一人。
ゲームでは序盤から移動手段でもある馬が簡単に手に入れられます。
ですが、馬に乗って駆け抜ける移動がなんとも勿体なく思えてしまい
正直、クリアするまでほぼほぼ馬など利用せずw
それほどにオープンワールドされたハイラルという世界を
リンクの足で踏破することが面白すぎて仕方なかったわけです。

ゼルダの伝説BoWは「ゼルダとリンク・英傑達」の関係がなんとも良かった!

そして、何よりも英傑との関係も良かったな。と思ってます。

ゼルダの伝説BoWではリンクは100年前のガノンとの対戦によって
痛手を負い、記憶を失ってしまいました。

ゼルダ姫や英傑との関係をユーザーと共に追体験しながら
乗っ取られた神獣を開放していきます。
そこには100年経った世界の人たちとの絆があり、彼らが抱える葛藤が見え
残されてしまった過去を知る人達からの非難の言葉もあるわけです。

しかし、神獣たちを取り戻すと共に英傑たちを解放することによって信頼を得られるようになり
そして厄災ガノンとの戦いで英傑達からの熱い言葉ともに
得られる助力には熱いものを感じずにはいられませんでした。

ゲーム内には多くのNPCがおりますが
ぜひともしっかりと話しを聞いてあげて欲しいものです。

最後にこれまで日本産のゲームにおいて
オープンワールドを成功させてきたゲームというのは多くなかったと思えます。
しかし、そんな中においてNintendoが見せてくれました。

ですが、そんな開発を下支えしていたのは
先に紹介したカンファレンスからもわかるように
開発環境を支える支援システムだったのは間違いないでしょう。
開発を管理し開発状況を視覚化したり、意見を出し合えるシステムを組み込むなど。
長年、自社でゲーム機開発と共に
ソフト制作まで行ってきたNintendoだからこそ。という印象は拭えません。

願わばそういう開発技術やスキルのようなものを
公開したり、提供することで日本全体のゲーム開発環境の
底上げを期待したいところではあります。

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