elude丸

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2017年ゆくネタくるネタ:2016年、書店の倒産件数とその状況

   


2017年「ゆくネタくるネタ大放出スペシャル」3月頃メモより

この記事は2017年3月9日頃に書いたネタメモからとなります。
以前にも書かせて貰った書店の現状を紹介した記事がネタ元。
町の書店の現状を紹介した記事がなかなかに切実だったので書いたのですが
結局、公開することなくボツネタとなりました。
以前に書いた「書店業界を活性化。難しい現状があるのも事実」の延長線上にあり
そこから意見に違いがあるわけではなかったので公開することはなくなりました。
「ゆくネタくるネタ」へと選出させて頂きました。

2016年、書店の倒産件数とその状況

ちょうど去年の今頃に取り上げさせて頂いた記事があります。

書店業界を活性化。難しい現状があるのも事実

現状は正直、変わっていない。いや、悪化しているのかもしれない。
という記事がコチラになる。

2016年(1-12月)「書店」の倒産状況

倒産件数が増加し厳しい現状がつづているようです。
この状況を作り出している一つが取次業者の破綻

意外と知られていないが、本を仕入れる場合、直接出版社と取引することはまずありません。

というのも地域ごとにまとめて書籍を扱っている取次業者が存在しており
そこが出版社と書店との仲介を行い、そこから仕入れたい本を持ってきてもらうことで
店頭へと並べて販売する業務形態を取っているのです。

利点としては、取次業者が本を持つことになるので店舗は在庫を気にしなくてすむ
そのため、売れ残りなどの場合には返品という方法を取ることができる訳です

対して欠点というのは、取次業者とはいわゆる仲介業者であり
そこを通すことで収益の分散が発生するのは言うまでもない。
書籍が安くならないのも、こういう部分があるのかもしれない。

とはいえ、昔の世の中ならこの取次業者というのは良いビジネスモデルであった
書店を販売所として、地域の書店に本を下ろすことで
その周辺の多くのユーザーへと購入してもらえる機会を作り続けてきました。

だが、今現在においてはビジネスモデルは形骸化していると言わざるを得ない。

まずはじめに購入経路が書店だけでなくなったこと。
今では電子書籍もすでに一般化されています。
通販では、検索という力によってすぐさま興味関心ある書籍をリストアップし
ボタン一発にて購入し配達してくれるサービスまで展開されています。

対して、書店は未だに店売りでしかなく。店に来訪しなければ本を選ぶことができない。
その上、書店の店構えなどによって種類や数は制限され
幅広いジャンルの書籍を置こうとするとどうしても手狭になってしまうし、それだけの店舗面積が必要になります。

厳しいようだが、現状としてなるようになっている。と言わざるを得ない。

書店に多いパターン配本はどうなんだろうか?

紹介した記事では次のように問題点を取り上げている。

この背景には書籍流通が、取次業者を介した返本制度という独特な商習慣も影響している。在庫リスクを抱えず、資金負担が軽減される返本制度で、小資本でも書店経営が維持されてきた。

 しかし、書籍・雑誌の流通は取次会社による「パターン配本」が一般的で、書店の仕入れは取次会社任せになっていることも指摘されている。このため、本の品揃えで独自色を打ち出すことは難しく、画一的になりがちだ。また「パターン配本」は機能的な一方、大型書店に売れ筋の書籍が大量配本され、地方や小規模書店には配本が遅れるなどの偏りもあるようだ。

確かにパターン配本というのはあるのかもしれない。
今売れる本、売れそうな本を取次業者が見繕って書店へと卸すシステムになります。
利点は、取次業者が抱える顧客ニーズを元に算出してくれるため
わざわざ書店の店主側でいろいろと考えて仕入れなくて良いという利点があります。
ですが、それは逆に書店の店主が抱える顧客ニーズを見極めて
売れそうな本、興味を示しそうな本を選ぶマーケティング部分が弱くなり
結果として、取次業者まかせの経営方針が現状を生んでいる。という部分は少なくないだろう。

正直、日本中で幾つもある出版業者に
書店自ら電話して注文し、取り寄せて。というのは
簡単にはできない問題で、取次業者を介する必要は少なからずある。

だが、自分たちの目を養うというのも必要なのかもしれない。

日本には「同人誌」という文化があり、それによって様々な作家がいるのも事実。
同人ショップというのも今では一部の有名業者しかいないが
決して書店が仕入れて売ってはいけないわけではない。

 - 書籍, 漫画