elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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キンコン西野氏の古本プロジェクトよりも効果を期待できるのは電子書籍への「DLC」販売という考え方

   


残念ながらそれほど需要があるとは思えないキンコン西野さんのアイデア

キングコングの漫才は
スピード感があって大変に好きだったんだけどなー。

と、思わず感じてしまったのはこの記事を読んでの感想。

キンコン西野、古本に新たな価値をもたらすプロジェクト開始「とっとと出版不況を終わらせまーす」

キングコングの西野さんが
売上が落ちておりいろいろと苦しいという現状の出版業界。
そんな出版不況を終わらせると豪語されています。

詳しいプロジェクトに関しては
紹介している記事に記載されていますので読んで頂くとして。

今回のプロジェクトを見るに残念ながら
それほど出版業界を潤せるのか少々疑問に感じます。
そもそも取り扱っているのは「古書」
そう古本ってことは「中古市場」を活性化させているだけでしかなく。
出版業界に訪れている出版不況を直接的に改善できるか、と言えばそんなことはありません。
まあ、潤ったとしても中抜きしているプロジェクトチームぐらいです。

そんな間接的なもので、どれだけの影響があるのか……。疑問しかありません

電子書籍+「DLC」という考え方はありでは?

とはいえ、目指そうとしている部分について
概ね私も理解しており、そういう方向性があることも共感できます。
どんなことを目指しているのかというと

「どこの誰だか分からない人が読んだ本と、SoftBankの孫さんが読んだ本が同列で扱われて、同じように値段が下がってしまうのには少し違和感があります。もっと言っちゃうと、孫さんが読んで、孫さんが付箋を貼ったり、線を引いたり、メモを書いたり、そういうしるしを入れた本は、むしろ、定価より高い値段でも手に入れたい人がいるのではないでしょうか?」

記事の引用です。
つまり、ビジネスで大成した人の付箋などやメモをどのように取っており
どんなことをビジネスに活かしているのか。そんなのを見てみたいという訳です。
これには十二分に興味がソソられます。

そこで、西野さんのプロジェクトをさらに発展させた案を考えるに
わざわざ古書でやる必要があるのか?という疑問が私にはあるわけです。

もっと手っ取り早くできてしまう方法があります。
それは「電子書籍」です。
なぜならすでにそれに近いシステムが電子書籍ではできているからです。

例えばAmazonで電子書籍を買って
マーカーを使って線を入れると「購入者の何割が線を引いたか」
というのを紹介するサービスが提供されています。
つまり、どれだけの人が興味を示した一文なのかを知ることができるわけです。

だったらこのサービスの拡張として、ゲームの追加コンテンツ「DLC」のように
「孫」さんが読んで付箋した情報やメモを「300円」などの価格帯にて
販売し共有できるようにすればよいのです。

もちろん、電子書籍ですから書籍購入後に
簡単に上書きや非表示なども対応することができるでしょう。

利点は言うまでもありませんが、数を簡単に増やせるということ。
西野さんのような「現品限り」となるとどうしてもプレミアム感がでてしまい
流通という部分では実現しづらくなります。

だったら電子書籍という簡単に付与できるシステムを開発し
好きな人は、欲しい人は簡単に。というのが一番だと思えるのです。

とはいえ、根本的な問題としてそこまで「実用書」を買う人がいるのか、疑問です。

資料:出版物の分類別売上推移をグラフ化してみる(最新)

ガベージニュースさんのまとめた資料になりますが
実用書というのは「その他」に含まれるように
出版業界としてはそれほど需要があるわけではないのです。

やっぱり小説やコミックなどが幅を効かせており
「その他」の中に含まれる分類を活性化させたところで、という部分もあります。
まあ先に紹介した書籍へのDLCという考え方は
発展させて効果的に使うことができるのは間違いありません。

小説ならば作家のプロット制作やこぼれ話。
コミックだって、人物紹介やプロット、背景や設計など
さまざまなものを電子書籍のDLCとして組み込むこともできるはずです。

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