elude丸

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GoogleがAlphabetとして再スタート。その裏に隠れている事実は推察

      2015/10/03


Googleが新会社Alphabetで組織を刷新。そこに隠れてい事を推察

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8月10日(アメリカ時間)のニュースとして発表されるやいなや
多くのITに関わる企業が驚きを持ってニュースを受け止めたのが

Google、持ち株会社Alphabetを設立。Google CEOはSundar Pichaiに

詳しくは例のごとく記事を読んでいただくとして、簡単に説明させていただくと
これまではGoogleという企業の中に色々な組織が位置づけられていた。
しかし、これからはGoogleの上に親会社としてAlphabet設置し
そこが統括して他の部署などを管理していく、という話である。

まあ、私も皆様と同じくニュースでしか事情を知らないのだが
なんとなく下の記事も合わせて読んでいただけるとどうしてそうなったのか。
という理由が見えてくるのではないか。

Alphabetの目的は、Googleの各事業にCEOを据えることで従業員の忠誠心を保つこと

まさに、ここに書かれている通りだ。
これまでのGoogleというのは、Googleの配下に
様々な事業が紐付く形で部門が管理・運営されていた。

別に検索や広告など関連する事業ならそれでも良かったのだが
近年のGoogleは様々な事業に手を出しており
それらの分野まで、Googleの配下という形で運営・管理されていた。

例えば、去年発売されいろいろと話題を呼んだ「Google glass」
他にも最近ニュースにもなった「自動運転する車」などは「Google X」という
新しい事業への展望が期待できる分野もあれば
世界的に利用者が多いスマホOSである「Android」もGoogleの配下である。

このように、これまでのGoogleには検索技術以外の分野が
配下として今後の事業展開を目指して活動を続けていた。
しかし、今回の組織刷新はその現状を崩しに掛かったことになる。

その答えは最初に紹介した記事に翻訳されている。

…本質は、Alphabetの各社が独立性を保ち、それぞれのブランドを構築することだ。

という一文に要約されている。

つまり、新会社であるAlphabetが上に立ち
これまで配下となっていた新興事業である「GoogleX」などに
しっかりとした独立性を与え、より研究開発に専念できる環境を整えるための対応だと言える。

どうしてGoogleは研究開発に専念できる環境を必要としたのか?

では、どうして専念できるように環境を整えたのか。
理由はここ1年の「GoogleX」や「Android」の現場主任や多くの知識人の離脱に関係している。

グーグルで有能な人材が続々と流出: その背景にあるのは何か?

グーグル最高事業責任者が退社、ソフトバンク幹部に就任へ

追加で紹介した記事には、ここ1年で退職した技術者の情報を取り上げた記事である。
退職というが実際には別の企業へとヘッドハンティングされており
Googleにとっては技術の流出にほかならない。

正直、Googleはこの自体に危惧していたことだろう。
(もしも危惧せず一時だけだ、なんていう経営者がいたらその企業に未来はない)
実際、SEO界隈で有名なGoogle内のスパム対策リーダーの「マット・カッツ」
「2014年7月」頃に長期の休暇を貰っており、上記であげた記事の退職した人たちと時期が近いことが分かる。
この裏に大人の駆け引きがあったのは、私の推察ながらあながち遠くないように思える。
有能人材が2014年立て続けにヘッドハンティングされた理由ともつながるのではないだろうか?

さて、ここから更にGoogle内情に関して推察を踏まえて行きたいと思う。
2014年から退職が続き、2015年当初から、社内の上層部でも打開への方策が検討されたことだろう。

そんな社内状況の中、これ以上遅延を許されない事態が、ここ最近で起きた。
そう私が推察するのがマイクロソフトの「Windows10の無償アップデート」である。
これについては別記事で推察を展開しているが
マイクロソフトはAndroidへと追い着くためにOSの無料提供を英断し
その先駆けとして「無償アップデート」に踏み切った。と推察しているのだが。

となると、現状追われる立場のGoogleは、現状のままでは行けないことは誰の目にも明らかである。
追い抜かれないように開発を活発化し、より良い開発環境を整えなければならない。
そして、今以上に新しい技術を世に送り出し、技術革新をし続けなければならなくなった。
となると、組織改革を余儀なくされ、技術者の待遇を改善し
企業内部からの人員流出を避けなければならない。さらなる流出は致命的と言えるだろう。

つまり、今回の新会社設立の裏には
マイクロソフトの英断が深く関係していると、私は推察している。

こうなると、今後のIT企業周りはなんとも面白い構図になってきている。
Appleは会社の主柱でもあった、スティーブ・ジョブズを失い。「Apple Watch」の迷走が記憶にあたらしい。
Googleは、組織改革で開発力の確保と、人員の流出を押さえさらなる盛り返しを狙おうとしている。
そして、マイクロソフトはスマホへのOS展開などを見据え、新しいビジネスモデルへと変換を始めている。

このIT企業の三つ巴の現状。
今後、ITという巨大なマーケットが大きく動いてくるのは間違いないと見ている。

 - ヨモヤマ