elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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NetflixなどのSVOD登場でレンタルショップは3年でどうなった? そして、今後どう対応するべきか

      2018/05/01


レンタルショップの今後に幸あらんことを……

やっぱりこういう結果になるのは目に見えていた訳で
今後どのように転換を行っていくのか……。

閉店相次ぐTSUTAYA、今後は“ライフスタイル提案型”の複合店強化へ

サイト立ち上げ当初にSVODの始まりから
レンタル事業がどうなるのか。いろいろと書いたことがあります。

ゲオの参戦でSVOD市場は?そしてツタヤは?どうなるレンタル業

結果として危惧していた通りに撤退が進んでおり
紹介した記事にあるように別の方向性へと進まなければ
活きていけない状況に来ているのかもしれない。

まあ、TUTAYAを展開している「CCC」カルチュア・コンビニエンス・クラブは株式公開していないため
株主への報告義務がないので詳しい状況を見ることはできません。

ですが、その他のレンタル事業の店舗実態調査を見る限り
決して笑っていられる状況ではないのは間違いないでしょう。

以前に紹介した「一般社団法人 日本映像ソフト協会
から「ビデオレンタル店実態調査2017年」の資料には次のような報告があがっています。

資料:『第 31 回ビデオレンタル店実態調査』
http://jva-net.or.jp/report/shop-survey_2017.pdf

● 月平均のレンタル総売上は 464.4 万円、前年比 89.2%と大幅減
レンタル面積別でみてみると、100 坪未満の中・小規模店は前年比 90.9%(424.8 万
円)であったのに対し、100 坪以上の大規模店は前年比 88.2%(552.0 万円)とやや
大きい落ち込みがみられた。

小規模店舗が減少するのはコンテンツ(ビデオ)の少なさからくる問題も考えられます。
見たいコンテンツ(ビデオ)がなければ利用客からすれば
別に置かれているであろう大型店舗へと向かってしまいます。
しかし、そんなコンテンツの品揃えもよく、多くの利用客を抱えているであろう
大型店舗でも前年比「88.2%」という落ち込ませている訳です。

そして何よりも利用客を大きく抱えていたであろう大型店舗の方が
前年比で悪くなっていることを考えると
多くのユーザーがレンタルビデオという業界から離れ始めていることを
意味していると言えます。

私が危機感を感じた「2015年」から約「3年」ほどにて
崩壊の音が聞こえ始めてきたのかもしれません。

そんなレンタルショップが生き残るためには?

実際、関西のテレビでは「ゲオ」が結構、TVCMに力を入れて放送しています。
在阪ということで、大阪近郊の状況しかわかりませんので
関西だけの話になりますが、そんなTVCMもレンタル業を押すのではなく
中古買取、中古販売を表に出して事業の主軸を考え始めているのが伺えます。

しかし、さてさて本当にレンタル業界というのは
このまま凋落していく業界なのでしょうか?

正直、厳しい判断になるでしょう。私の考えですがこのまま残っていける業界とは思えません。
できたとしても、何かしらのサービスとの抱合せとして
他サービスのオプションとして延命する程度で
レンタルだけで延命するのはなかなかにキビシイ状況ではないかと思います。

というのも、レンタルショップを利用するユーザー層を考えると見えてくるように思えます。

  1. 新作映画見たいけど、映画館は割高に思える層
  2. 名作を余暇時間を使って楽しみたい層
  3. ブラリと訪れて面白そうな映画を楽しみたい層

というユーザー層に大分できるかと思います。

それぞれ上から利用頻度も高く、下に行くほどに頻度が下がっていきます。
つまり、レンタルショップとしては高い回転率を維持できる「映画館を割高に思える層」こそ
囲っておきたい有益な客層だと言えます。

こういう客層はDVDやBDが出たとしても映画館で見るよりも高いために購入されることなく
パッケージと競り合う心配がない、これまでは独壇場だった訳です

しかし、最近はNetflixなどを始めとする「SVOD」が
大きな資金源を背景として、一年前の作品でも配信するようになりました。
中には映画館が終わったあとすぐに。というタイトルもあります。

よほどの作品でないかぎり、やがてくるSVODへの配信を考えると
わざわざ借りに行き、視聴してまた返しに行く。ましてや延滞料という制限付
そのわざわざな部分や制限があっては独壇場ではなくなっていくのではないでしょうか。

それ以外のユーザー層に関しても
SVODを契約してしまうと、多くのコンテンツがいつでもどんなところでも視聴できるようになり
レンタルショップにて太刀打ちするのはなかなかキビシイ状況なのは間違いありません。
(書店と同じでパッケージを見て、という人もいるのでゼロにはならないだろうけど……)

と考えを元にして今後の生き残りを考えた場合。
「都心店舗」「郊外店舗」にて分けて、レンタルDVDやBDを
もっと集約的に管理運営することが望ましいのでは?と考えます。

つまり、「都心店舗」には店舗面積を縮小し、新作・準新作のみを取扱
借り安さ、返しやすさを重点的に重要視し「映画館を割高に思える層」に対応。

「郊外店舗」には大きなショッピングモールなどで大きな店舗面積を持ちます。
週に一度は家族で訪れるような場所に出店し、さまざまな年齢層に対応できるコンテンツを集め
先に紹介したユーザー層の「余暇時間を使って楽しむ層」「フラリと訪れて層」に対応します。

その店舗だけで持っているコンテンツDVDやBDという考え方ではなく
周辺地域を一つの大きな店舗と捉えて、戦略的に店舗展開していきます。
つまり、DVDやBDなどのコンテンツを地域で集中管理し、定期的な入れ替えを行い
ユーザー層に分けて管理します。
これによって、問い合わせをもらって「すべて貸出中です」という機会損失を回避し
「本部から取り寄せられます」という対応にて次につなげます。

まあ、こういう店舗展開ができるのも
ツタヤであったりゲオのような大型レンタルショップぐらいではあるのですが……。
やはり延命でしかなく、今後はキビシイ現状が待っているのは間違いないでしょう。

 - VOD, ヨモヤマ