elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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夏休みのお出かけスポット「水」チームラボ展は荒波であふれる暗闇の世界ももう一捻り欲しかった

   


大阪で開催されているチームラボのもう一つの展示「水」

先日、チームラボの企画展へと観覧を堪能してきたことをレポートいたしました。

夏休みのお出かけスポット「学ぶ!未来の遊園地」チームラボ展はお子さんと一緒にワイワイできる!

ですが、実はチームラボが企画する展示が大阪ではもう一つ
別の会場で行われているようで、別日にそちらにも行ってきましたので
レポートさせていただきたいと思います。

参加したのは日本画家でもある千住博さんとコラボした
コラボレーション展「水」です。

公式サイト:http://10th.dojimariver.com/

場所は堂島リバーフォーラムと呼ばれる会場で
「リバー=川」と名前がある通り、川の近くにあるビルの一階が展示会場。
以前に参加した「PlayStation祭」と同じ会場です。

参加したのがお盆休みも終わった後、ということもあってか
館内は人もまばらで受付もスムーズに終わりました。

先日に行ってきたあべのハルカスの展示会場とは混み具合からして別物。

堂島リバーフォーラム「水」展は閉ざされた荒海の世界

さてさて館内へと入りますには
分厚い日照カーテンを潜り抜けます。

言うまでもありませんがあべのハルカス同様に
チームラボが実施しているのはプロジェクションマッピングを使った技法。
そのため、明かりには弱くそれを遮るために分厚い日照カーテンを用いているようで
三層になるカーテンを抜けるとこちらのような
荒波が荒れ狂う世界へと飛び込みます。

暗い背景に白い波しぶきが飛び散る荒れる海原が脈々と壁一面を覆い流れています。
鏡の壁があることで荒海はどこまでも流れているように錯覚させ
まるで闇夜に船出した小舟を飲み込むように水しぶきを上げているのです。

しかし、そこに恐怖感はありません
なぜなら館内全体に流れている環境音楽がとても穏やかで単調な旋律を響かせており
恐怖感を煽るのではなく、穏やかな気持で荒波をただ眺めるように促してくるからです。

それはどこか隔離された空間から、外の荒れる海原をただ眺めるような世界観が構築されているのです。

そんな展示物の中央には風にゆらゆらとたゆたう
青白い色合いの垂れ幕が垂れ下がっています。

千住博さんが手がける「滝」をモチーフとしているのでしょう。
しかし、千住博さんが描く滝のように
荒々しさがなく、静かにただ滝として水を落としているような
そんな物静かな世界観がそこに表現されています。

触れることも自由ですし、滝の中へと入ることも自由です。

インスタ映えを狙ってか若い女性客もちらほらおり
二人でお互いに撮影しておりました。

とは言え展示物といえるのはこの2つのみ
それぞれ独特で興味深い世界観を持ってはいるのですが
それでも展示物が2つだけというのは、やっぱり見応えとしては物足りません。

荒波の世界観に入っていく感じはなんとも面白く
興味深い体験ではあるのですが、それが結局最後までそのままで
奥に行っても何かしら新しい形があるわけではない
というのは発展を感じられず残念に思えます。

蛇足なのかもしれないが
荒波に飲まれている小舟や不定期に荒波が収まったり
そういう別の展開があれば、と素人ながら思わずにはいられませんでした。

とは言え、闇夜の荒波と単調な環境音との対比など面白い作りではあり
値段との釣り合いとしては取れていたように思えます。

堂島リバーフォーラム開館10周年を記念しての展示であることを考えると
他では見ることは難しいといえる展示なのは間違いありません。
そういう意味では一度観に来てはいかがでしょうか?

 - ヨモヤマ