elude丸

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3時間を超える長尺映画に人類はすでに耐えられるように様々なものを進化させてきた

      2019/05/01


3時間を超える長尺映画は今後増えていくかもしれない

先日見てきた「アベンジャーズ エンド・ゲーム」は
3時間を超える長尺作品となりました。

映画「アベンジャーズ エンドゲーム」は最後を飾るまさに必見の大作!

これまでの映画の常識では
「2時間」に収めるのが必然であり
これを超えると人の集中は持続できない。というのが通説だったのです。
なので、多くの洋画・邦画タイトルが2時間を意識した構成になっています。

しかし、「アベンジャーズエンド・ゲーム」では3時間という放映時間にもかからず
集中が欠けることなく最後まで楽しむことができました。

となると、どうして

2時間が突如として3時間を超える作品を楽しむことができただろうか。

という疑問が湧いてきます。

それはコンテンツに日々触れてきたヒト種が
種族としての進化を得てコンテンツを見るときの集中が向上したのでしょうか。

いえいえ、そんことはありません。
私個人が考えるに「設備の改善」「映画演出の向上」
あったからだと推測いたします。

「設備の改善」することで長時間同じ姿勢でも大丈夫になった

「設備の改善」とは何か。
映画館で映画を視聴するときに必要になる設備。
そう、映画館全体の設備が昔よりも大きく改善されたためだと思うわけです。

昭和初期の映画館と、平成最後の映画館とを比べたとき
雲泥の差があり、「映画を見る」というだけに特化した空間が
映画館には用意されており、映画を視聴するより良い環境が完備されています。

昔の昭和初期の映画館といえば、決して良い椅子とは言えないものが並んでいました。
そして、音響技術も二の次だったと予測できます。

当時は映画全盛であり、テレビよりも映画産業の方が活気があり
テレビは映画の劣化版だという認識が残っていました。

つまり、人々は少し割高でも、少し設備が悪くても
映画館でしか見れない、映画館でしか出会えない俳優陣の演技を楽しむために
映画館へと足繁く通っていたわけです。

となると、必然的に設備に予算を掛けることなく
映画館が開館され、より良い視聴環境であったとは言いにくいわけです。

そんな映画館にて長時間座ることによって腰への負担が大きく。
見終わったあとには「腰いてー」というのが合言葉でした。

ですが、時代がすすみ平成となると
テレビは映画館の劣化版ではなく、大きく市場を追い抜きます。
結果として、映画館への来場者数は伸び悩みます。

となると必要になるのが設備投資を行う
より良い環境で映画館のイメージを向上させ
少しでもファン層を広げて、多くのリピーターを得る戦略にシフトします。

結果として、映画館側は映画視聴中の環境を良くするために
映画館のシートをより良いものにし、音響を改善します。

それが結果として「設備の改善」へとつながったわけです。

「映画演出の向上」によって見続ける苦労が少なくなった

「映画演出の向上」でいうと
映画史黎明期から百年近くも映画は作られ続けており
人を感動させ、人を飽きさせないための
演出や技術革新が日進月歩で進んでいます。

名作と名高い、「ベン・ハー」や「十戒」なども
3時間を超える作品であり、大変有名ではあります。

しかし、今これを映画館で見ようとしたとき
多くの人が最後まで観ることができるでしょうか。

演出は冗長的で、長々とセリフが続く場面もシバシバ。
間違いなく当時としては大作であり面白い作品ではあります。

しかし、演出としてもっと短くして
スピード感を持って作ることもできる作品だと言えます。

そこには映画演出の技術やテクニックなどが
より蓄積され、短い時間でも
ユーザーを楽しませるための映画演出が洗練されたからに他なりません。
これが「映画演出の向上」です。

これら2つが合わさり、程よく配分することで
長尺な作品でも飽きることなく楽しめることをできたわけです。

さらなる長尺映画作品は生まれるのだろうか?

そういう意味ではこれまでの常識
「映画は2時間が程よい」
というのも、もしかすると覆される常識になるかもしれません。

では、今後は3時間が当たりまえになり
さらには4時間の壁も突破されることになるのでしょうか?
私の見解はそこまでは難しいのではないだろうか、となっています。

というのも「目」の問題があるからです。
確かに物語などが楽しく、席も十分に良いシートだったために
集中して楽しむことはできたのですが

正直見終わってからの「目」の疲労感は半端なかったわけです。

確かにシートや映画演出を向上させることで
時間の壁を突破することもできるでしょう。

しかし、どうしても人の生体そのままである「目」については
これ以上、向上させるためにはヒト種としての進化が必要になり
なかなかに難しいと言わざるを得ないのが現実です。

まあ、SF作品のように
目を覆うバイザーのようなものができれば
この問題も簡単に解決できるかもしれません。

とはいえ、そのときには
VRやARなどが映画を席巻しているかもしれませんが。

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