elude丸

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PS4「鬼の哭く邦」輪廻転生という死生観から死にすぎ

   


「鬼の哭く邦」アクションも面白いが気になる部分も多い

正直、事前情報を仕入れることなく
「なんとなく」という心の持ちようにて購入したゲーム
「鬼の哭く邦」をクリアできましたのでレビューを掲載させていただきます。

最初に総評を記載させていただくと

「中の上、人によっては中の下」

悪いところや設定を活かしきれていない部分などは目立つが
それなりに楽しませてもらった。という感想です。

輪廻転生という死生観から「死が身近すぎる」

この「鬼の哭く邦」というゲームの世界観に深く突き刺さっているのが
「輪廻転生」という死生観です。
人は死んでしまうが、輪廻して転生することで改めて生を得ることができる。
という死生観世界観の設定に根付いています

しかし、そんな輪廻転生の輪を乱す存在なのが「迷イ人」と呼ばれる霊魂。
現世に未練を残したまま死んでしまった人間が「迷イ人」となって「あの世」に留まります。
やがてこれらは「モンスター」となって人々を襲うようになり
輪廻転生の輪からも外れてしまいます。
そうならないように「迷イ人」を調停する役目なのが主人公の「逝く人守り」という役目なのです。

仏教の教えでもある「輪廻転生」を信じられている死生観を有しているため
ゲーム内のイベントで、本当に多くの人が死を迎えます。
そんな中で一番に驚かされるのが序盤のイベントで
「子供が可哀想だからと死んでしまう親」です。

輪廻転生という設定や死生観について認識してもらうため、とはいえ
やっぱり「パンチ力強め」なイベントなのは言うまでありません。
そしてあまりにも多くの人が亡くなってしまうため
ゲームをプレイしていてもあまり後味が良くないのも事実。

どうして後味が悪いのか。
それは「輪廻転生」という言葉を謳うわりに
「転生」する部分の描写があまりにもないことです。
終盤にてようやく「子供が生まれる」という演出がありますが
「あまりにも死」の描写の方が多く、演出過多と言わざるをえません。

輪廻転生という言葉を使う以上は
やはり、「生」「死」のバランスもうまくとってもらいたかったところです。
まあ、このアンバランスな設定こそが「鬼の哭く邦」そのもの。という裏演出なのかもしれませんが……。

スタンドのような鬼ビ人を使ったアクションは楽しい。だが……

ゲームとしてはアクションRPGとなっております。
「鬼ビ人」というスタンド能力のような「迷イ人」を
付け替えることによってさまざまな武器を使ってのアクションで戦います。

「刀」を武器として使う鬼ビ人から「鎌」「鎖」「双剣」「盾」などなど
鬼ビ人ごとに種類豊富に用意されており、4つ選んで自由に付け替えが可能です。

「鬼ビ人」ごとにスキルツリーが用意されており
使い込むことによって、スキルツリーを開放していくことが可能となり
付帯効果や追加効果、新しい技などを使えるようになります。

そんな「鬼ビ人」システムで残念なのが
鬼ビ人ごとに設定されている「スキルが固有」であること。

スキルとは「回避」「防御」に使うアクションの名称で
ある鬼ビ人Aは「ダッシュ」が使え、ある鬼ビ人Bは「ガード」を使えます。
つまり、ダッシュができる鬼ビ人Aは防御ができない。逆もまた然り。
という風に固有設定されているわけです。

それぞれ鬼ビ人の個性といえば、個性なのだが
アクションが制限されるプレイヤーとしては、序盤はなかなかに混乱させられた

特にそんなスキルの不一致によって
使いづらさナンバーワンとも言えるのが「拳打」を使う鬼ビ人です。

拳打といえば、連打からのラッシュで
敵の攻撃に合わせてのスウェーバックや敵の攻撃に合わせての飛び込みなどの
「回避」と掛け合わせた戦い方が一番使いやすいように私は感じるのですが
このゲームではキャンセルすらできない
「バリア」という防御手段が設定されているのです。

そのため、戦闘スタイルの不一致によって
敵の攻撃をすり抜けてのラッシュという戦闘ができず、不満が募る鬼ビ人でした。
結果として、一番使っていない鬼ビ人ナンバーワンなわけです。

そんな各種の鬼ビ人ですが
それぞれ特徴的なアクションが用意されております。
敵の背後から攻撃することで攻撃力アップ効果を得たり
カウンター攻撃によって威力が大きく向上する技など。
よりどりみどりに設定されているので付け替えて戦闘する楽しみはあります。

そんな鬼ビ人の戦闘において、一番に難敵になるのが「ボス戦」
雑魚戦は逃げれば戦闘せずにすむのですが、ボス戦だけはそんなこともできません。

そこでボス戦闘で困ったときに覚えて置きたいのが
「盾砲」を使える鬼ビ人はボス戦で開花する、ということ。
一部の技が敵に多段ヒットする上に
仰け反り判定も高く設定されているため
ボスのように大きな図体の敵には威力マシマシでダメージを与えられます

という風に、選ぶ鬼ビ人によって
ゲーム難易度があまりにも変わりすぎる部分も気になるところ

鬼ビ人の独白演出もあまりにも簡素すぎて手抜き感がスゴイ

そんな鬼ビ人達は「記憶を失っている」という設定で
スキルツリーを開放していくことで、鬼ビ人の記憶も開放することができます。

鬼ビ人の記憶はもちろん見ることができるのですが
その演出が「独白形式」で見せられるのですが
これがなんとも「手抜き演出」

白バックにキャラクターだけが素立ちしている演出で
声優さんの独白によって紡がれていきます。
なんとかカメラワークでごまかしてはいますが
代わり映えしない「白バック」に「独白形式」の演出はやっぱり面白みに欠けます。

順序を追いながら記憶を開放されていくことから
最初の独白時には白バックだったが、記憶が蘇るごとに彩り鮮やか背景が変わっていく
などの演出ぐらいは欲しかったところ。

そんな鬼ビ人は先に紹介したようにスキルツリーを開放していくことによって
より戦いやすく成長することができます。
それは結果として、序盤の「もっさり感」を生み出しているのも事実。

プレイを始めた序盤は、なんとも戦闘が味気なく。
「う~ん、買ったのは間違ったかな」と悩んでました。

今回、マイナス部分ばかりを書いていますが
ほどよく平均並の面白さは提供されているがために
小さく細かなマイナス部分が目立ってしまった。という印象。

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