elude丸

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Switch「初音ミクProjectDIVA MEGA39’s」これまでのコンピレーションアルバムのような集大成

      2020/02/25


これまでの初音ミクProjectDIVAを結集させたコンピレーションアルバム

「初音ミク」という楽曲に初めて触れたのは、その存在を知る前から。
よく見ていたニコ生の主がBGMで「Just Be Friends」を流して耳に残っていました。
キャラクターを認知したのも同人界隈で
新しいキャラクター「ボーカロイド」がネタに使われはじめ
「へぇ~」と眺めていたぐらいでした。

そんな中、ビートマニアなどの音ゲーが好きだった私が
初音ミクを使ったはじめての音ゲー「初音ミク ProjectDIVA」を手にしたのです。
初めて聞くボーカロイドの楽曲に最初は戸惑いながらも
聞き馴染んでいた「Just Be Friends」をプレイたときには
大いに興奮し、楽しませてもらいました。

それから「11年」あまり
ついにNintendo Switchへと参入したのが
初音ミク ProjectDIVA MEGA39’s」なのです。

なんと言っても売りなのが
「MEGA」とついているだけはある
収録楽曲「101曲」という大ボリュームで展開。

私が初めて初音ミクの楽曲に触れた
「Just Be Friends」という名曲から
このゲームのために書き下ろされた新曲まで。
101曲を余すことなくプレイできるわけです。

そして、初音ミクProjectDIVAで忘れてはならないのが
リズムゲームプレイ中のバックで流れるPV。
そこに登場するボーカロイド達を彩るモジュール群。
楽曲専用のコスチュームから雪ミクに代表されるようなイベント衣装
セガ系キャラクターとコラボしたモジュールまで
さまざまな衣装があり、それを着せ替えて
PVで踊る初音ミクたちを楽しむこともできるのです。

「初音ミクProjectDIVA」のコンピレーションアルバムと感じられる

と、なんだかただのゲーム紹介になってしまいましたが
ここからは長年の「初音ミクProjectDIVA」ファンである私が
いろいろと語らせていただきたく思います。

101曲。私はそこにDLC楽曲を合わせた105曲を楽しみました。
それらの楽曲を合わせて私が感じた印象は
「コンピレーションアルバム」だな、というものです。

よくCDショップなどで並ぶ
昭和の名曲集平成名曲ベスト30などの
あの寄せ集めアルバムのことです。

コンピレーションアルバムというのは
「一定の意図によって編集されたアルバム」という意味があるそうで
今回の初音ミクProjectDIVA MEGA39’sで言えば
「ファン人気の高い楽曲を集めた」という意図を感じられます。
いわゆるこのゲームだけで「初音ミクProjectDIVA」の
これまでの軌跡を楽しむことができ
新しいファン層を獲得する上でも手を出しやすく、楽しみやすい一つとなっていると言えます。

しかし、ここで裏を返せば
「コンピレーションアルバム」というのは「すでに発表された楽曲」になり
往年の初音ミクProjectDIVAファンとしては
以前にPS4で発売された「初音ミクProjectDIVA FutureTone」似た印象を受けてしまいます。

もちろん、「初音ミクProjectDIVA MEGA39’s」で追加された新曲もあるので
すべてがすべてコンピレーションアルバムというわけではないのですが
やはり往年のファンとしては「既視感」を感じるところもあります。

その思いに拍車をかけているのが「代わり映えしないPV」です。
基本、PVを作るのは大変な労力が必要で
デザインセンスから編集センス、楽曲の理解度など
数多な才能が必要であり、一つ作り出すのも大変なのは十分に理解しています。

とはいえ、ほぼほぼ過去作のPVを使い続けている。というのは
個人的には疑問を覚えてしまいます。
別にすべてを変更しろ、というわけではないのです。

例えば名曲「39」は
PVで過去にさかのぼりながら感謝を伝えるという演出が盛り込まれており
その役目を果たしているのが「日付表示」です。

これが未だに「2012年」から始まっており
毎回、8年も前の作品なのか。と思い知らされるのです。

確かに見慣れたPVというのもよく
新しいPVにすることでファンからの反発もあるかもしれません。
ですが、新しいユーザーを取り込みたい。という意図があるならば
過去PVの刷新などに着手しても良かったのでは。と思わずにはいられません。

必要だったのかと疑問を覚える新ゲームモード「ミックスモード」

あと、Switchに出すからと新しいプレイモードが追加されています。
それが「ミックスモード」というSwitch独特の機構である
2つのコントロールに内蔵された傾きセンサを使ってのリズムアクション。

これがなんともプレイしづらく、ほぼほぼ楽しくない。

初音ミクProjectDIVAといえば
音ゲーを楽しみながら初音ミク達ボーカロイドの愛らしいPVを楽しむことも
一つの楽しみにあるわけです。
それが、落ちてくる大きなノーツによってほぼほぼ被さっており
PVを楽しむこともできないのです。

また、傾きセンサが敏感(もしくは鈍感?)だからなのか
ノーツを追いかけるにはそれなりのセンスが必要で
タップした振動で傾いてしまったりということも少なくないのです。

これだったら、Fit Boxingを代表とするように
コントローラーを振るタイミングに判定を設けて
「太鼓の達人」のようなゲームプレイの方が楽しめた感じ。
(まあ、開発者からするとよその開発会社のシステムをパクるというのは
挟持が許さないのだろうが……)

他にもいろいろと細かなところで感じるところはなくもない。
例えば「初音ミクProjectDIVA FutureTone」の場合
PVの解像度が高く設定されているのも、個人的には評価が良かったところ
だが、「初音ミクProjectDIVA MEGA39’s」では
どうも解像度は高くない様子。

Switch側の問題なのか、それとも今後「HD」バージョンを出す予定なのか。
解像度が高い初音ミクを見慣れてしまうと
解像度が低い初音ミクを見てしまうと、気になってしまうのも事実。

他にはSwitchのハードウェアの問題として
「B」ボタンと「スティック」の距離が近すぎるということ。

また、Switch特有の手持ちプレイをする場合
十字ボタンとABXYボタンが斜めに対峙しているため
どうしても持ちにくく「R1・R2」のボタンの距離が伸びてしまう。

などなど

初音ミクProjectDIVA MEGA39’sの問題ではないものも含まれているが
なんとも残念な部分が少なくないのも事実。

「初音ミクProjectDIVA MEGA39’s」は音ゲーとしては根幹はしっかりしている

とはいえ、ゲームの根幹は「音ゲー」であり
新曲も良ければ、ノーツの配置も良い塩梅であり
音楽に身を任せながらノーツを叩く感覚はやっぱり気持ちよくできています。

「コンピレーションアルバム」と最初に書いたことで
まるで悪評のように聞こえてしまったかもしれないが決してそんなことはない。

Switchというゲーム機は
子供さんゲーム素人さんなどの利用者が多く
PS4よりもグッと年齢層は低いわけです。

となると、コンピレーションアルバムのように
「こんな名曲があるんですよ」という大々的な宣伝は決してマイナスではなく
初音ミクを知らない層へと向けて「初音ミク」という存在を知ってもらう上では
大変有効な手段だったと言えるわけです。

そういう意味では決してちぐはぐなゲーム開発だったとは思いません。
とはいえ、だからこそ。
往年の名曲のPVにまで手を入れて新しく刷新したり
演出の変化に手を加えるなどの展開が欲しかったと思わずにはいられないわけです。

久しく初音ミクProjectDIVAから遠ざかっていたユーザー。
初めて初音ミクという存在を知ったユーザーなどに
ぜひとも遊んで欲しいゲームとなっています。

PSP当時の初音ミクProjectDIVAなんて
楽曲数が「40曲」程度だったわけですからw
それを考えれは大変お得な一枚となっております!

ダウンロード版もありますよ!

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