elude丸

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ボートレースの理解できないTVCM、そこにはやまれぬ事情がある

      2017/01/17


ボートレースのTVCMにはやまれぬ事情がある

boat_race

少し前に放送された「アメトーーク」にて「ボートレース芸人」という括りで企画が展開された。
その中で、ボートレースのTVCMがわけわからない。という内容で紹介され、激しく同意した。

確かに個人的にもボートレースのTVCMというのは毎回意味が分からず
広告意図があまりにも不明。どうして、TVCM流すのか理解できなかった。
最新作が下のTVCMとなるが、シリーズを通してもいまいち意図が読めない。

さらに深く思考してみて、どうしてボートレースは広告意図が伝わりづらい
あのようなTVCMを流しているのか。それを推察してみる。
※当たり前だが個人的主観であり、裏付けを取った訳でもないことをご了承下さい

ボートレースのTVCMを深堀りしてみる。その広告意図はどこにあるのか?

まず、大前提としてボートレースというものは、国に認められているとはいえ「ギャンブル」である。
今回取り上げる切っ掛けにもなった「アメトーーク」でもボートレースを楽しむがために
勝てなかった時の残念な話を哀れな人達を楽しく紹介している。(楽しく紹介することで救っている)

根本的な話をここでするが、広告を出す理由というのは、サービスの認知度を上げたり
購入してもらえるように商品を紹介するためだ。
そのため、食品や飲料などは「美味しい」「甘い」などの好意的なキーワードをふんだんに使う。
キーワードをふんだんに使った広告がなされることで、ユーザーは「商品=美味しい」という刷り込みがされ
店頭などで見た時に「美味しいんだったら買うか」ということで購入へと至る。

しかし、今回取り上げるボートレースは国が認めているとはいえ「ギャンブル」であるがために
「さあ、みんなで一緒にギャンブルをエンジョイしよう!」
なんていう広告をブチ上げては「国民を堕落させるつもりか!」
というお怒りの言葉と共に、大炎上は必至。そのため、そんなTVCMは作れる訳がないのです。

しかし、TVCMを出さないと待っているのは「オートレース」の現状です。
私は関西在住だからなのか。オートレースのTVCMを見たことがありません。
オートレース場は関東、九州にあるそうなので。関西では放送されていないのかもしれませんが見たことがない。
ピーク時は平成3年度その頃は入場者数約651万人だったのだが
平成23年度には174万人まで減少。減少率としては73%

参考資料は経済産業省製造産業局 車両室
オートレースを巡る最近の状況について

この減少率73%というのはTVCMをしなかったから。というわけではありませんが…。
1つの要因ということもできるのではないでしょうか。

ここで改めてボートレースのTVCMを紹介すると
すみれさんが踊り、一人ずつ仲間を集めて旅をしている。
的なニュアンスで作られており、シリーズとして構成されています。

しかし、上記で紹介したように「ギャンブルをエンジョイ」なんてTVCMで打ち出すわけにも行かないので
TVCMとしても明確な文言を伝えることができません。
なので、ボートレースの大会日程などを追加で紹介するぐらいしかできない。
つまり、このTVCMの打ち出したい広告としての意図は「ボートレースというスポーツがあるよ」という宣伝でしかない。
つまり、認知度を高めるだけの広告に収まっているのです。

シリーズ物にしているのにも理由はあり
「あ、このCM見たことある」「なんだっけ?」
「ああ、ボートレースか」「ボートレースってなんだろう?」

という風にお客様に想起して貰って、認知度を上げるための方策としてシリーズ化して
少しでも想起して貰えるようにしたのでしょう。
単発では得られない効果をシリーズで連続して放送することで想起することを期待する。
手法を命名するなら「CMの類似性を使った想起による認知」とでも言うのかもしれません。

気になるボートレースのTVCMがこちら

じゃあ、ボートレースのテレビCMってそれなりに効果あるの?

一般的に認知度を高めるというTVCMはあまり効果を得られないと私は推察する。
なぜなら、広告効果がぼやけすぎており、アバウトな印象しか与えらません。
アバウトな印象は、他の印象に容易に消されてしまう。
人に印象を与えて、根付かせるにはそれなりのインパクトが必要。

しかし、「ボートレース」のTVCMはそれをしっかりと理解して広告されている。
シリーズ化すると元に印象的なBGMや派手な演出で賄っている。という訳だ。

そして、個人的には「アメトーーク」での「わけわからないTVCM」という言葉もわざとなのでは? と勘ぐっている。
というのも、実際みんなが「わけわからないTVCM」と認識している。(宮迫さんが同意していたことでも頷ける)
しかし、それを「わけわからないTVCM」と言いつけることで
多くの人の中で「ボートレース=TVCM=わけわからないTVCM」という印象が付き
認知度の向上にもつながる。というのは私の勘ぐりすぎだろうか?

つまり、まとめるとボートレースがぼやけたTVCMを放送し続ける理由というのは
「ボートレースに行こう」とか「ギャンブルを楽しもう」という広告意図が無理。
そのため、派手な演出やシリーズ化することで、脚光を集めて耳目を得ることを目的にしている。
ただの認知度を高めるだけのTVCMしか打ち出せないという止むに止まれぬ事情があるのだ。

 - ヨモヤマ