elude丸

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“マリオメーカー”のTVCMが秀逸だと感じる訳

      2016/07/04


スーパーマリオメーカーのTVCMが個人的には秀逸

ここ最近、任天堂の新作ゲームのTVCMを度々目にする。
WiiUゲームの「スーパーマリオメーカー」のTVCMがなんとも個人的に気に入っている。

super_mario_maker
© 2015 NINTEDO

今回の出演者は「バカリズム」さんと「唐沢寿明」さんの二名。
コンセプトとしては、バカリズムさんがマリオメーカーにて作成したオリジナルステージを
唐沢寿明さんがプレイするという形で描かれている。
流れ的には上の動画がバカリズムさんが先にステージを作成するTVCMで
下の動画で唐沢寿明さんが楽しむTVCMで構成されている。

唐沢寿明さんの決して上手でないプレイを楽しみながらも
マリオメーカーを楽しそうに遊ぶ二人。というのが印象的なTVCMだ。

マリオメーカーのTVCMが秀逸だというのが私の判断

さて、このTVCMどこをどうみて秀逸。だというのが私の判断。
マリオメーカーを使って実際に遊ぶであろう楽しみ方を見事に描いている。

まず、唐沢寿明さんが示すのは
今までとは違うスーパーマリオを楽しむプレイヤー視点。
ギミック満載で、驚く要素も満タン。予期しない展開を楽しんでいる。

それとは違う視点として、バカリズムさんが示すのが
自分が作ったステージを面白おかしく楽しんでもらうという製作者視点。
ユーザーが楽しむ姿をニヤニヤと見守る楽しみ。
製作者の意図しないハプニングを楽しむのも良い。

この、プレイヤー視点・製作者視点の2つの視点が見事に描かれており
開発コンセプトを見事にTVCMとして落とし込んでいる言える。

とはいえ、このTVCMに隠されているのはこれだけではない。

実際に二人が知人であるのかどうかは知らないので
もしかして抜擢には別の理由があるかもしれない……。
この後はあくまで私の推察ではあると前置きしておく。

このTVCMには二人の関係性が見えてこない。
これが例えば、バカリズムさんともう一人もお笑い芸人だったり
唐沢寿明さんともう一人が俳優さん。だったならお互いの関係性が見えてくる。
同じ業界にいるため、どこかで共演することもあるだろうし
繋がりがあるように思え、楽しそうにプレイをしていることにも意外性は薄い

二人の関係性が見えないのは、視聴するユーザーからすると
意外性と共に、知己でない間柄でも楽しく遊べる
という、メッセージ性が持たされているように私は思える。

というのも、このTVCMには
バカリズムさんが唐沢寿明さんを「接待プレイ」する。
というメッセージが隠れているように、私に見えて仕方ない。

接待プレイというのは、自然発生的に生まれた言葉で
上手い人が、下手な人や目上の人などとゲームを楽しむために使う、手抜きプレイの事。
“手抜き”と言うとあまりにも言葉が悪いが
ゲームは強い事を誇示するためのモノではなく、楽しむために遊ぶモノ。
そう考えた時、相手のレベルに合わせながら、相手とゲームを楽しむ。
そんなプレイをすることが接待プレイの理念とも言える。

つまり、このソフトを持っているとゲームを引退してしまった目上のユーザーや
ゲームをしてこなかったユーザーに対しても、楽しく遊ぶことができる。そう暗示している。
そんなメッセージがTVCMから滲んでいるように私には思えるのだ。

そう考えた時、キャストにもコダワリを感じる。
バカリズムさんはテレビなどでは何かと毒を吐く芸人さんだ。
それはTVCM内でもイヤラシイ設定に「内面がでる」と言葉にしている。

このポイントは自分の思い通りに、サディスティックなステージもできる。
という印象をユーザーに与える。

そして、唐沢寿明さんは日頃からゲームを遊んでいる。というイメージがない。
実際、TVCMには序盤の何でもないクリボーにやられてしまう姿が映っていおり
バカリズムさんに「そこやられるところではないですよ」というツッコミをもらっている。

ここには上記で紹介したように、ゲームを引退したユーザー
ゲームを遊んでこなかったユーザーへと向けたメッセージがあり
そんな人達でも楽しく、ワイワイしながら遊べるゲームだと物語っている。

そんな風にこのTVCMを見た時に、私はこのTVCMが秀逸だと感じたのです。
安易にだれでも楽しめる。などを広告文などで描くのではなく
出てくる出演者やその場面場面をチョイスして演出することで暗示を行っている。

 - ゲーム, ヨモヤマ