elude丸

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世界戦略の「クールジャパン=アニメ」じゃなくて”コスプレ”では?

      2017/04/27


クールジャパンの一角を担うは「アニメ」だけだろうか?

広告代理店として日本でトップレベルの「電通」
面白い資料を発行していることを知ったので今回はそれを紹介したいと思います。
それがコチラの資料。

ジャパンブランド調査2015

日本の文化や強みを生かした商品やサービスを海外展開する「クールジャパン」関連事業において、顧客企業のマーケティング活動支援を目的に、2015 年 4 月に 20 カ国・地域 ※で「ジャパンブランド調査 2015」を実施しました。

資料から一文を引用させて頂きます。
日本のブランド力について海外ではどのように見られているのかを
調査した結果をまとめた資料というもの。
すでにこの資料が発表されたのが6月で旬は逃している話題ですが面白そうなのでご容赦を。

どういう部分が気になるのか。というと

cooljapan_score_dawn

「興味関心のある日本の物事において、昨年より大きくスコアが下がった項目」
「優れていると思う日本の物事において、昨年より大きくスコアが下がった項目」

これらはいずれも、2014年の結果からポイントとして下がった。
つまり興味関心が薄れたコンテンツを並べています。

その中には日本のクールジャパン戦略の1つでもある「アニメ・漫画」などが含まれており
日本のキャラクターやファッションなども興味関心が薄れていることを物語っています。

ファッションで言うと、「kawaii」という言葉が海外などで流行したのは、少し前の話。
ファッションも業界内のトレンドの流れは早いもので
誰かが真似をし始めると、新しいトレンドを見付けて差別化が図られるものです。
少し前に流行っていたということは、すでにトレンドからハズレており、イモ臭いと言わざるをえません。
廃れ始めているのも頷けるわけです。

アニメ・漫画に関しても、以前アニメコンテンツの
海外配信の結果を紹介した記事投稿をしたことがあるが
それからもわかるように、ここ数年。アニメコンテンツの落ち込みは確実にあり
今回の興味関心のことからもそれが裏付けられているといえるわけです。
つまり、2015年になっても復調していないと言わざるをえません。

日本のアニメ事情としては厳しい現実ではありますが、それは同時に
海外ウケするような作品がつくれていない。という現実であることを直視したい所です。

10 Anime Series You Need To Watch Before You Die

海外のbuzzfeedにて、面白い記事が公開されていますので、合わせて紹介致します。
死ぬ前に見ておくべき10のアニメ。というタイトルの記事です。
これらを見てみると、重厚なストーリーでダークな雰囲気のあるアニメ作品が多く取り上げられています。
海外でのアニメや漫画ジャンルで人気なのはやはり「ダークヒーロー」というジャンルなのです。

言うまでもありませんが「Marvel Comics」の存在が大きいでしょう。
マーベル作品にはいくつものダークヒーローを描いた作品があり
そういう作品は大人になっても楽しでいる人たちが当然のようにファン層を形成しています。
ということは日本でも同じようにダークヒーローモノの
重厚なストーリーで、奥深い人間模様などを描くことで、受け入れられる可能性があるわけです。

とはいえ、そういう作品が生まれにくい土壌が日本にあるのですが……。
その点は別の機会に考察したいと思います。

実は見落とされているかもしれないジャンル「コスプレ」

さて、今回取り上げました資料の中を見てもう一つ気になるものがありました。ここからが今回の本題となります。
それが興味関心を失っている中に「日本のコスプレ」というもの。
(間違ってもコスチュームプレイではない)

日本のアニメや漫画などをキャラクターの服装を模し
コスチュームで着飾る「コスプレイヤー」のこと言い。
実際、海外のコミコンなどでも現地の人たちがコスプレを楽しむ姿が見られています。
そんな「コスプレ」から興味関心を失ったというと
「日本で活躍しているコスプレイヤー」の興味関心、つまり人気を失った。
ように見えてしまいますが、決してそうではありません。

興味関心を失っている物として「日本のキャラクター」からも伺えるように
日本が作り出してきたキャラクターに対して興味関心を失っており
日本のキャラクターをつかったコスプレに興味関心を失っているのではないか?
という判断です。

実情を知るために、海外のコミコンやゲーム見本市などの画像などをGoogleの画像検索にて調べてみました。
検索したキーワードは例えば「ny comic con cosplay」などで
結果がコチラになります。

ny_comic_con_cosplay

赤矢印で示したのが、日本のアニメや漫画のコスプレをしたレイヤーさん(コスプレをする人たち)になります。
つまり、それ以外はアメコミなどのヒーローやヒロインなどであるだろう。
残念ながらそこまで海外キャラの知識が及ばないので、詳しく判断できないが……。

このデータを見る限り、「コスプレ」という文化自体が下火になっているわけではないだろう。
ただ、これまでは日本文化を取り入れ、日本のキャラクターでコスプレをしていたレイヤーさん達が
自分たちの文化、つまりマーベル作品であったりのキャラクターを使って
コスプレする文化へと変革が起こり始めている、と呼べるのではないだろうか?

歴史になるが、日本人が中国から来た漢文を元に
「漢字」として受け入れ「ひらがな」や「カタカナ」へと昇華させていったように
海外でも「コスプレ」という文化が受け入れられ
今度は自分達の文化へと落とし込んだ形でコスプレを楽しむようになり始めている。
という、現象ではないかと推察するわけです。

つまり、日本のサブカルチャー文化としてあった「コスプレ」というものが
海外の文化へと変革され「cosplay」という英単語へと姿を変えたわけです。
「cosplay」という文化が海を渡って向こうで根付き始めているのかもしれません。

日本キャラクターや日本のコスプレが関心を失うことになったが悲しむことはないように思えます。
日本から「寿司」や「ラーメン」につづいて
「コスプレ」という“文化”が世界へと広がり始めたのですから。

だったらクールジャパンとしてやることは、コスプレの制作方法のTipsであったり
日本製のカツラや装備や武具などを制作している大型模型店の紹介など。
あとは衣料品の素材などの展開などを行うことで、さらなるビジネスへと
昇華させていくこともできるのではないでしょうか。

コスプレイヤーが海外展望を考えても良い時期?

さて、こんな記事を書かせて頂いて大分経ちました。
追記や修正などをさせて頂きまして、もう少し突っ込んだ話を書いていければと思います。

うえで書いたように「cosplay」というのはすでに海外の文化となりはじめており
日本のキャラクターを楽しむのではなく、海外で根付いている
「マーベル作品」や「DCコミック作品」などのキャラクターへと
扮装することでコスプレを楽しむようになりはじめています。

では、日本の「コスプレイヤー」は見て見ぬふり、指を咥えて見ているだけで良いのでしょうか?
いえいえ、海外のコスプレイヤーができないことをやりましょう。

海外、特にアメリカというのは「移民国家」でもあり
国内に多種多様な人種を抱えています。それが問題になったりもしますが
逆に言えばその人種が彼らのアイデンティティでもあるのです。

つまり、人種が異なるレイヤーが、人種が異なるキャラクターに扮装するのは
あまり受け入れられない問題の一つとして取り上げられています。

それに関してコチラで記事を書かせて頂きましたので参考にして頂ければと思います。

邦画「進撃の巨人」が犯している「レプリゼンテーション」は単一民族である日本人だから踏み外した問題

つまり、日本人である我々には「アジア系」としての見た目があるわけで
アジア系のキャラクターならばコスプレすることで
海外でもすんなりと受け入れられることが可能といえます。

「マーベル作品」や「DCコミック作品」で人気のアジア系キャラクターというのを
見つけることができれば、海外からの人気も得られるのかもしれません。

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