elude丸

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PS4「メタルギアソリッド5:TPP」広い世界との出会いで変わる

      2016/07/04


2015年9月はじめに販売されたPS4の大型コンテンツ
METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN
私も多分にもれず購入いたしまして、先日ようやく真エンディングと呼ばれる
「真実」という実績の解除まで進みましたので、ちょっと感想などを述べてみたいと思います。

「メタルギアソリッド5:ファントムペイン」(略してMGS5)

まず、これまでのメタルギアソリッドのプレイ歴としてはいくつかのゲームは未プレイながら
ほとんどに手を出し80%ほどはプレイしているかと。
なので、それなりにメタルギアシリーズの系譜のようなものは理解している。

オープンワールドというゲーム性を初めて取り組んだが、これはアリだったのか、ナシだったのか。
個人的は判定は大アリだったと言える。
これまでのメタルギアでは潜入経路が幾つか用意され、それを選択する。という方法が一般的だった。
しかし、オープンワールドとなることで、潜入の足がかりを東西南北どこからでも可能となった。
これは新しい試みで、敵が見張っている正面入口から入ることもできるし
周囲を覆う壁を乗り越えで、人知れず潜入することもできる。

これらを下支えしてくれているのがマザーベースの支援スタッフである。
基本的には戦場にいる敵兵をフルトン回収という形で仲間に引き入れるのだが
スタッフを増やすことで、携行できる武器の種類が増えたり、性能が増したりすることができるようになり
より潜入ミッションがやりやすくなる。
中にはこちらのようにド派手な武器を携行し潜入。いや殲滅という選択肢も取れるようになった。

mgs5tpp_wapon

例えば、こちらのように超超武力による
潜入というよりも、殲滅。という戦い方を選べるようになった。
これまでのメタルギアソリッドにはなかった選択肢だ。

実際のプレイでは、潜入の方がメタルギアソリッドを遊んでいるという思いがあり
大いに楽しめるのだが、時には敵戦力を完膚なきまでに殲滅する。というのも楽しい物。
「ヒャッハーーー!」したりすると楽しさ倍増で、日頃の潜入ミッションの鬱憤を晴らせるw

また、今回はバディを選択することができ、馬や犬(オオカミか?)それに美女を選べる
それぞれに個性と特製がある。
単独潜入がメタルギアソリッドの醍醐味でもあるが、その楽しみを大きく損なうことなく
しっかりとした位置づけでサポートするようになっており良い意味で頼りになる。
親密度などを上げることで装備できる種類が増えたり、指示内容が変化したりする。
指示のタイミングを合わせて同時に倒す。なんていうタクティカルな制圧も可能で
時と場合によって、新しい戦略方法などを見付けることができる頼もしいバディだ。

ゲームの緊張感を盛り上げてくれる敵兵に関しても
ゲームが進行することで装備が拡充される。名目としてはスネーク達によって
被害が多発していることに対する防衛。という話だ。
ヘルメットから、ボディジャケット。暗視ゴーグルにシールド。
フル武装したボディーアーマーを身にまとった敵まで最後の方には登場する。
それら敵の配置や装備などを確認した上で
どういう倒し方ができるかを想定し、シュミレーションした上で制圧するのは
タスク管理としてなんとも楽しい。うまくいく時もあるが、うまくいかない時もある。
なれるまでそういう失敗を繰り返すことになるだろうが、それでも繰り返せば腕があがるのは確かで
それがまた、潜入する楽しみを見出し、テンションへとつなげてくれる。

敵兵の拠点としては二種類に分類される。
一つは検問所とも言える、小さい拠点。人員は4~6人程度で腕試しや
装備の確認などに利用する程度で強行突破も問題ない。
もう一つが拠点とも言える。町の集落だったり、何かの施設跡地などで
中には多くの敵兵がおり、しっかりと双眼鏡で敵の配置などを確認して
潜入しなければ、思いもしない形で見つかり、戦闘状態に陥ることも多々ある。

シナリオや演出面では、相変わらず魅了してくれる。
特に声帯虫という考え方には驚かされた。“言葉”を使って感染するという発案も面白い。
旧約聖書でバベルの塔作った人間が、神の怒りによって言語を複数に分けられた。
その言葉を使って、今度は人を粛清しようというのだ。なんとも大胆な発想だ。
核に変わる新しい脅威として持ちだして来たのだろう。
物語の後半。声帯虫の変異がマザーベースに悲劇をもたらす。
そこでのスネークの選択に対してはなんとも重いながらに良い警鐘のような気がする。
ゲーム内で人を撃つということの重み。それがユーザーにも伝わってくる。

やはり、シナリオだけでなく演出面などにも才能があり
小島監督というのは、”監督”と言われるだけの力量を持っていると頷かずにはいられない。
なかなかの地位に上り詰めてしまったが、是非とも今後ともコンテンツを提供して欲しいものだ。
でなければ、後輩の育成に尽力して欲しい。

とは言え、このゲームにも不満点というのはある。
まず、オープンワールドの広大なマップにおいて、移動手段が面倒である。
ゲーム内には「配送」という形で拠点から拠点への移動を簡略化する救済措置はあるが
ファストトラベルのように、容易に移動ができるものではない。
事前に移動先のラベルを入手する必要があり、集配場所へと移動しダンボールにラベルを張る手間がいる。
また、警戒状態では集荷に来てくれないようすで、移動を考えて潜入した時
あやまって見つかってしまうと、いらぬ戦闘を行ってしまい、さらに手間が増えてしまう。
移動用の乗り物を用意できない序盤は、それが面倒でなんとも時間だけを喰った印象がある。
帰還用にヘリを呼ぶことができるのだが、なぜかそのヘリを使っての拠点移動ができず
この不自由が不満点に直結している。

他にも用意されているオープンワールドは砂漠とジャングル(ブッシュに近い)の2つ
2つも良く用意してくれたとも言えるが、どちらも似たり寄ったり感が否めない。
私個人としては、市街地のオープンワールドも欲しかった。
まあ、市街地に近い。浄水施設や飛行場跡などもあるが……。
いずれも高いビルはなく、マップにあまり高低差が儲けられていなかった。
市街地が欲しい理由の一つとして、高低差を利用したスニーキングが楽しめる点にあると感じたのだが……
もっと視界不良で見渡せない緊張感というのが欲しかった所。

あと、小さいことではあるが「スカルフェイス」という
「メタルギアソリッド:グランドゼロ」(略MGS:GZ)からの宿敵が今回も登場するのだが
直接対決みたいなのがないのは、なんとも……。

さて、クリアした人がいろいろと増えてきて
何かとエンディングに関して言われているようだ。
Amazonのレビューでもいろいろと書かれており、GameSparkでも
それについてのコラムが記載されている。

【コラム】『MGS V: TPP』レビュー騒動から見る、ゲームの終わり方とその評価 ※ネタバレ注意

しかし、ゲーム内にはいろいろとネタばらし的なコンテンツが幾つかあった。
まず、導入部分の病院での一件。明らかに包帯男の声はスネークの声。
過去シリーズをしていた人なら、うん?と思ったはずだ。
しかし、その後。クラッシュした救急車から脱出するときには包帯男の姿がなくなり
その後のオセロットの説明で幻覚云々があったのでそういうことかと納得させられたのではないか?
だがしかし、その後。幻覚らしい幻覚はまったく見ていない。
幻覚だと思っていたガスマスクの少年などについて
その後、全員が目撃していることを知ることができる。

他にもあり、イーライが恐るべき子供達計画ではないのか?
という調査についての結果をオーディオアーカイブで聞くことができるが
「イーライはボスの子供ではなかった」という報告をしている。
だが、ゲーム内のムービーでイーライが「液体人間」というシャツを着ていることが描かれており
ゲーム側からは安易に「イーライ=リキッド・スネーク」であることを示唆をしている。

では、どうして「イーライはボスの子供ではない」という結果になったのか
報告した人間が嘘をついたのか? それを言われてはユーザーは面白みもない。
つまり、検証に掛けた元が偽物であった。という訳だ。

……まあ、はじめから私もそれに気づいていた訳ではないが
自分が操作するスネークが。ただならぬスネークであることには
なんとなくだが気づいていた。

なので、真エンディングを見た瞬間にも裏切られた感はなかった。
逆にこれまでの不自然部分がしっかりと理解でき
大いに”面白かった”という評価を下している。

さて、そんな真エンディングに対してネット上ではいろいろと荒れているようだ
それらに対しての推察を下の投稿で記載している。興味があればどうぞ

MGS5:TPPで起こっている怪奇な現象に考えられる要因を推察

こんな風に不満点を述べてはいるがとても良作で、正直PS4を持っているなら
まずはプレイすることをオススメしたいゲームである。
これを遊ばずにPS4を満足しているのはもったいない!
不満点も重箱の隅をつつくようにして持ってきたもので全体を通して引き込まれる内容だ。

シリーズを知っていないと遊べないのでは?という心配もあるが、あまり気にしなくても良い。
前作でもあるMGS:GZについてはちょっとは知っておくと
スネーク達の怒りなどに対しても、大いに理解ができるだろうが
なくても補完的な説明もあるので、大きな問題にはならないはず。

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