elude丸

日々の思い描くことをツラツラと綴るブログ

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新作ガンダムのストーリー基軸はこれまでにない基軸を目指して

      2015/11/10


機動戦士ガンダムの新作はなぜ人を殺せるのか?

chess

先日、私も見ているアニメにて面白く
興味深い記事がBLOGOSにて上がっていたので紹介する。

「人をバンバン殺すガンダム主人公」――『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』

今期のアニメとして始まった「ガンダム」の新シリーズそれが
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
なかなかに殺伐とした世界観で始まり、私も毎週楽しく視聴させて頂いている。

記事の方で書かれているように重い題材で話が始まっていて
PMC(private military company)として仕事をする少年兵の日常が見事に描かれていると言える。
そして、同時に記事で言及しているように、これまでのガンダムの主人公にないように
「人をバンバン殺すガンダム主人公」と映るのかもしれない。
実際、モビルスーツを使って敵を殺すことに躊躇はないし、無表情で1軍メンバーを撃ちぬいている。
そこには自責の念などはまったく微塵も見られない。

確かにそう見た時、彼らにはPMCとして少年兵として
人を殺すことに慣れすぎている。ようにすら映る。

私の推察ではその考えは少々違う

だがしかし! 少々私の推察は違う。
主人公である「三日月・オーガス」の言動を見ていると、そのヒントがいくつも隠されている。
まず、主人公と旧知の中であろう「オルガ・イツカ」への全幅の信頼感。
彼の言葉を信じ、彼が求めること、彼が命令することにすべて従い、どんなことも実行してみせている。

しかし、本当に信頼から来ることなのだろうか?
過去の映像として、人を殺すシーンが何度か登場するが
ここで「次はどうすれば良いの?」と尋ねている。

これは裏返せば自分自身で決めるという自由意志の欠如であり
自己意識の希薄へと繋がっているように感じられた。

そう考えた時、いろいろな出来事に対して、三日月という少年兵は希薄な反応しか見せない。
例えば、少年兵達がワイワイと談笑するシーンでも我関せず。
また、お嬢様に対しても辛辣な言葉を浴びせたり「他者を思いやる」という部分が欠落している。

ではここから私の推察をより具体的に書いていきたい。

上記で述べたように三日月には自己意識が希薄で自由意志の欠如が見られる。
「オルガ・イツカ」の命令だけを聴くことだけに徹しており、疑問を挟まない。
そこにあるのは、責任の転化でしかない。

そう責任は「オルガ・イツカ」へと向けられている。
「オルガ・イツカ」に従っていればすべてが上手く行き自分の意思を示さないことで責任を追わない
そういう形で心の安定を得るように、精神構造が出来てしまっているのだ。
それも幼少の頃からそうだったと伺えるシーンがあり描かれている。

となった時、「鉄血のオルフェンズ」の今後キーマンとなるのは「オルガ・イツカ」である。
今後、物語が大きく動く自体になるのは「オルガ・イツカ」の行動に関わるだろう。

裏切るのか、それとも不服の命令によるものか、それとも死か。
そのストーリー展開までは、まだまだ推察出来ないが可能性は高いと見ている。

今回取り上げた記事のように、主人公が人を殺したことへの葛藤というのは必ずやってくると言える。

ある意味で、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』というのは
取り上げた投稿のように、これまでとは違った基軸で描かれるガンダムなのは間違いない。
これまでのガンダムでは、普通の少年が、ガンダムという兵器と触れることで
世界、そして戦争へと関わっていく。

そう、これまでは「戦争」という輪の中へ、少年が放り込まれる。
「外部からの接触」としてストーリー展開が描かれて来た。

しかし、今作は戦争を日常とした少年兵が欠落していた自分の心を取り戻し
世界を知ることでどのように戦争と向き合っていくのか。と推察しており
この推察にもとづいて考えを広げて行くと

今作は「戦争」という輪の中に、すでに主人公がどっぷりと使った状態。
そんな輪の中で自分を取り戻し、押し寄せる「戦争」という現状に
どのようにして向き合っていくのか。
そう、すでに輪の中の主人公を描いていく、という基軸に基づいており
これまでとは違う主人公になるのは間違いない。

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